家光が少女-----------!?
上様が女性であること、そして稲葉が光秀の影武者をしていることを知らされた有功は、一生この大奥から出ることは叶わないと宣言されるのだった-------------。
1話目は意外と面白かったという手ごたえを書かれた感想が多かったので、原作既読者としてもほっとしました(^^)
ドラマ自体も原作に忠実で、安心して見られたので、よかったっす♪
何をどうすればいいか、右も左も分からないこの大奥で、とんでもない真相を聞かされ、動揺を隠せない有功。
そこへ、これから有功の世話をするという村瀬という男が現れる。
彼は心配する玉栄に全て話をしていいという。
そして、家の心配や、院主の事に気を使う有功に、すべて話はついていると、根回しの結果を告げる。
そして村瀬からはひとつだけこちらからの願いをと言い出す。
ここは江戸。
京言葉を改めろと申し出たのだ。
その報告を村瀬から聞いた春日局は笑って打ちしおれていただろうと笑ったのだが・・・。
有功は
「相分かった」と、武家言葉に改めると笑みを浮かべて宣言したというのだ。
肝の据わった男だ。
そして、玉栄相手に家光の詳細を告げ、ここからは一生出られなくなってしまったと、申し訳ないと頭を下げる有功。
だが、玉栄は逆に救われたというのだ。
あそこで京へ帰らされていたら、恐らくあのまま殺されただろうから。
こんな理不尽がまかり通ってしまう大奥という場所。
「なんという恐ろしい場所へ来てしもうたのやろう」
不安を隠せない有功だった。
だがその夜--------。
突然乱暴な足音と障子を開ける音が聞こえたと思ったら、そこへ現れたのは、
なんと上様!!
そして、
「そちにつかわす受け取れ」と白い子ネコを放り投げてきたのだ!!
呆然となってしまう有功。
そして家光は春日局に向かって、お万を次に会うまでにはしつけておけと命じたのだ!!
それはつまり「次」があるという事。
嬉しそうな春日局に、戸惑いの表情を隠せない家光。
さて、有功は上様の御中臈と呼ばれる3人の側室候補だった男たちと対面することに。
角南重郷 和田正隆 勝田頼秀
結局家光が気に入らず、皆飼い殺し状態なのだという。
プライドだけは高くて、有功に比べて見目劣る男たち(ごめんね~)
そこで負け惜しみか、有功を、金に目が眩んで還俗した坊主だとか言いたい放題。
しまいには上様はじゃじゃ馬だとか、家光の事まで小バカにしだす。
すると有功は
「君子は泰にして驕らず」と3人をたしなめる。
3年前、上様は初めての男を抱き方がつまらなかったからと切り殺したというのだ!!
だが自分は皆様の敵ではないと言う有功。
既に彼は面通しの際に扇で頬を打たれたと告白。
自分のことはなんと言われようと構わない。
だが、上様を馬に例えるなど、決してなさるなといい含める有功。
さすが口が立つ~♪
涼しい顔して有功ってばしっかり彼らを言い負かしてしまったわけだ。
だがその夜、仕返しに今度は有功の部屋の前に嫌がらせを受けてしまう。
きっとこれはあの御中臈たちの仕業だろう。
これは『源氏物語』の桐壺更衣と同じ。
彼女もお主の寵愛を受けたことで、宮中で嫌がらせを受けたのだ。
そこで、
上様から賜った猫に若紫という名前をつける有功。
そして3人の前では、今回の事を知らぬ振りをしろと玉栄に言い聞かせる有功。
ざまぁみろと思っていた3人の前を通った際、有功は涼しい顔をして、今日はいい天気だと言ってのけたのだ!!
やっぱ有功の方が1枚上手♪
歯軋りして悔しがる角南。
わはは!!
戸次重幸さんがめちゃいい味でてる~♪
だが、その夕食。
出された膳の蓋を開けた有功は、すぐさま玉栄に膳をさげてくれと言い出だしたのだ。
なんと、
碗の中にねずみの遺骸が仕込まれてあったのだ!!
怒りの玉栄はすぐさま調理場へ行き、碗をよそったのは誰かと問うのだが、皆笑って知らん振り。
やはり突然現れた有功のような男妾を誰も快く迎えてくれる気はないよう。
だがその夜、戻ってこない玉栄を心配する有功。
通りがかった男に玉栄の事を聞こうとしたのだが・・・。
「男妾」
有功をそう罵る男。
容赦ない誹謗中傷。
事情を知らない者たちは皆そういう目でしか有功を見ていないのだ。
その頃・・・
玉栄はたてついた仕返しに御中臈の3人に乱暴されていたのだ!!
・・・そうか、ここもちゃんと映像化したんだ。
誤魔化すかなぁとか思ったけど、やってくれたなぁ。
大奥だからこそ・・・こういうのもあったわけで。
彼もまた自分がバカにされるより有功をバカにされることが嫌な子。
強がってはじめてではないというけれど・・・無理しているのは明らか。
玉栄は有功を心配させないようにとこのことを隠す。
見えない場所ばかりを狙って暴行された跡が痛々しい。
「殺してやる-----!!」
そう誓う玉栄だった・・・。
自分たちは大奥で何もせず、ただ食べて歳をとって、生きていくだけ・・・。
やはり有功の中には未だこれは悪夢だと思っているようで。
その朝、玉栄の態度がおかしいことに気づいていたけれど、彼が話をしたくないという事は聞かないようにする有功。
その時、突然道場へ参れと、ぶしつけに部屋に入ってきた角南。
そこで道場へ向かうと・・・
そこには指南役として、明慧を斬った男・澤村が待っていたのだ!!
彼は仇とも取れる存在。
本気で打って来いと言い出す澤村。
だが、有功には出来ない。
一度は俗世を捨てた身。
「憎しみに曇った心で人を打ちとうない」
そこで澤村は素振りをしろと言う。
これなら人を傷付けることもないから。
だが、今まで有功は木刀すら持ったこともないのだ。
それを500回と命じた澤村。
だが、城の警護の者には毎日千回だと言っているという。
「ならば千回いたそう」
自らそう宣言し、有功は無心に木刀で素振りをはじめるのだった・・・。
澤村が数を数える中、腕ももう上がらない中、制止する玉栄を無視し、倒れても、それでも何度も何度も立ち上がり腕を振り上げ、千回の素振りに成功する有功。
時はすでに真夜中。
そして素振りを終えた途端倒れてしまう有功。
何故こんな無茶をするのか?
涙する玉栄に、堪忍なと言う有功。
負けん気だけでしたわけではない。
「ただ、ただ・・・もう何も、考えたくないのや---------」
そんな有功たちを見ていた春日局だった・・・。
ちょっとずつだけオリジナルを含め、でも本当原作に忠実に作ってくれてるなぁ♪
それが何より嬉しい。
それにやっぱり有功・堺さんがちゃんとその心情を理解し、己の所在のなさに絶望している姿を表現してくれているので、ものすごく感情移入しやすいんだよなぁ。
さすがです。
美しさの中の最後の眼光の強さ。
まだまだ家光との接点が少なくて、そこはもどかしい所なんですが、それはこれからじっくり見せてくれるだろうから、そこに期待だな。
畜生は嫌いだと言う家光が、なぜ有功には猫を与えたのか。
そして、触るのもいやだったその背を、なぜなでようと思えたのか。
笑顔を見せた家光。
今までとは違う有功の存在に心を惹かれ、少しずつ心を開いていく家光の姿がいじらしい。
いやぁ、本当丁寧な作りで見せてくれてるなぁ♪
役者さんたちももちろんすっごくいいし、これは最後まで楽しませてもらえそうだ~!!(>▽<)
◆キャスト
有功(ありこと)...堺雅人
家光...多部未華子
玉栄...田中聖(KAT-TUN)
稲葉正勝...平山浩行
雪...南沢奈央
明慧...駿河太郎
小菊...原田夏希
松平信綱...段田安則
万里小路有純...小日向文世(友情出演)
澤村伝右衛門...内藤剛志
春日局...麻生祐未
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第1話
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