滋子、死去------------。
清盛と後白河法皇の間を取り持ち、ずっと平家を守り立ててくれた滋子の死により、ふたりの関係は大きく変化を迎えることになる。
いよいよ直接対決が近づいてきた形に。
高倉帝と徳子の間に皇子を･･･。
それを願うのは清盛だけではない。
帝も徳子も、滋子のためにもと願う。
これだけが少しだけ救いになりそうな話だよなぁ。
その頃、法皇は出家していた九の子と十の子を呼び寄せ、養子としたというのだ！！
これは徳子をないがしろにしようとしているのではないのか。
そこで重盛を使って、平家の忠義は変わらないと再度話をしに行くのだが･･･。
平家の力と財力を繋ぎとめるため、願いを聞けばという西光。
だが、法皇は言う。
「滋子が生きておればな」
彼もまた最早清盛との和平は続かないと考え出したようで･･･。
だが、明雲と結託し、清盛はなにやら滋子の千僧供養を名目に、よからぬコトを考えているよう（＾＾；）
一方、伊豆では･･･。
その法要でまたも米を差し出せという命が。
地方の事など何も考えておらぬ清盛のやり方。
北条たちも苦悩を隠せない。
そんな中、政子はまたも頼朝の元へ。
「立ち上がれ！！源氏の御曹司！！」
このまま朽ち果てぬなどありえないと発破をかけるのだが･･･。
己は遠い伊豆で平家の繁栄を指をくわえてみているしかないと、諦めの表情の頼朝。
だが、それでも政子は「明日を変えるは今日ぞ！！」と言う。
清盛がどんな人物か知らないからそんな簡単に言えるのだ。
政子の押しの強さ。
物の考え方。
でもそれは少しずつ頼朝の心を動かしていったのは確かだろう。
千僧供養で福原を訪れた法皇。
ここから見えた景色。
滋子と訪れたのはたった1年前だったのに･･･。
もう二度と訪れることはないという法皇。
さて、事件は起こる。
西光の息子が比叡山の末寺で風呂を借りたいと願い出たところ･･･。
比叡山としては法皇側の者を寺へ入れるわけにいかないと追い返そうとしてしまう。
師高と師経は怒り、強行に出る。
そこで最初は小競り合いだったそれがどんどん大きくなり、ふたりは寺に火をかけてしまったのだ！！
当然このやり方に比叡山本山が黙っているはずがない。
二人を流罪にせよと強訴を申し立てる騒ぎに。
当然流罪は免れよと西光は重盛に願い出る。
重盛は多勢の平家の軍勢を見せてやればいいと、あくまで脅しをかけるつもりのようなのだが･･･。
重盛は強訴を退けようとして失敗しただけでなく、神輿に矢を射てしまったのだ！！
あらら、父と同じことやっちゃった（＞＜）
摂関家は恐れおののくばかり。
でも見てて面白かったよ、この怖がり方。
なんか懐かしかった（＾＾）
さてこの賽の目はどうでる？
今日の法皇の双六の相手は乙前。
･･･やっぱ最後までこの方は出演しそうな勢いだな（＾＾；）
だが、これでは比叡山が黙ってはいない。
これで法皇側は比叡山の願いを聞き入れなければならなくなってしまったわけで･･･。
息子二人が流罪決定になってしまった西光。
「そなたは入道に陥れられたのじゃ」
ようやくこの賽の目に気づいた法皇。
そう、先に双六の賽の目を己の思うままにしたのは------清盛！！
すべては後白河法皇の力をそぐための布石。
巻き込まれた形の重盛と西光がお気の毒としか言えないわ。
特に重盛ね。
もう息子をどんだけ苦しめたら気が済むんだ清盛は。
清盛ほど精神が図太くない重盛が可哀相で･･･結局これが重盛を追い詰めた･･･って設定ですかね。
この話はすぐに伊豆へ伝わり、北条は、すぐに政子に平家ゆかりの男子と結婚しろと勧める。
遮那王は迷う。
自分の生い立ちを聞かされ、出家するのみと思っていた己の立場と血を改めて考える。
弁慶は待っているといってくれたけれど･･･。
清盛の望む世界は、すでに法皇排除の方向へ動き出したよう。
法皇の上に立ち、己の手でこの国を動かす。
当然怒りの後白河法皇側。
西光の悔しさは宋銭を投げたことで強く現れたなぁ。
あの目と。
ついに彼らも次なる覚悟を決める。
「機は熟した。
これより我らは、平家を討つ------------」
鹿ヶ谷の陰謀の前振りはこれで出来た。
法皇の逆襲って事で、次回は大きな動きが出ますね。
どんなぶつかり合いになるか、こりゃ楽しみだ！！
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