学校に白ヘビ------------!!
男子は面白がって捕まえようと箒で追い詰めて遊んでいたのだが、白ヘビは神様の使いだという事で、
奈々生ってば、なんと素手でそれを捕まえて逃がしてやったのだ!!
ひょえぇぇ!!
やるなぁ。
でも手に取ったその時、腕にはくっきりヘビが巻きついた赤い痣が奈々生の腕には残されてしまったのだった・・・。
これは不吉(><)
その痣は巴衛曰く、ヘビのお手つき。
なんとヘビとの婚約の印だというのだ!!
「安心しろ。
誰が来ても、お前には指一本触れさせないよ」
って嬉しいこと言ってくれると思えば、ただ主人を獲られたら名前にキズがつくって心配だったようで(^^;)
さすが巴衛♪
翌朝、一応高校生の格好をして奈々生の警護に当たることになった巴衛。
「学校では、俺の傍を離れるな」
って、腕を捕まれりゃ、こりゃ勘違いするって(><)
ドSタラシめっ!!
巴衛がクラスメイト。
この展開は予想外。
巴衛とは、居候先の息子って設定にしようと話をするふたり。
今まで社にいてもこんなに近くにいることはなかった。
なんだかくすぐったい奈々生。
明日もまた一緒にいられたら・・・。
日誌を書き終え、職員室へ持って行こうとした奈々生。
疲れたのか、巴衛は眠ってしまったようで・・・。
だがその途中、雨の中、傘をさして現れたガクランの少年。
「奈々生さん、こんにちわ、いい天気だね」
忘れていた、白ヘビの存在。
奈々生は浚われてしまうのだった---------。
気づいたとき、奈々生が傍に居ない事ですべてを悟った巴衛。
怒り炸裂で狐火に奈々生を探させるのだった・・・。
白ヘビの刺身~(><)
恐怖っ!!
目を覚ました奈々生。
そこは
ヨノモリ社という場所。
先ほどの少年は、ここの神使という瑞希。
神様は御簾の奥にいるというのだが・・・。
勝手に結婚の話を進める瑞希にするつもりはないと、帰るという奈々生。
だがここから出ることは出来ないと笑う瑞希と精霊たち。
社からは一本道。
絶対に帰る!!
そう決意して社を出た奈々生。
だが・・・
行けど行けど・・・森から出られないのだ。
そしてようやく見えた灯りに喜んだその時・・・そこは元のヨノモリ社だったのだ!!
何故!?
絶望する奈々生。
転んで怪我をしていた奈々生の膝を手当てする瑞希。
他の誰にも触れさせないと言ったのに・・・。
「嘘つき」
ここはヨノモリ様が好きだという梅が咲いたまま時を止めているという。
神使なら早く助けに来いと想いながら眠りについてしまう奈々生だった・・・。
涙を流す虎徹や鬼火。
策はあるのか?
落ち着いているように見える巴衛だったが・・・実は全くそうではなかったようで。
こんなに焦ると思わなかったと、自分でも信じられないよう。
「取り返す、絶対に!!」
そう固く誓う巴衛。
その頃、奈々生は、この社には何かが足りないと思っていた。
立派な社、精霊、そして神使までいるのに・・・。
そこで御簾を開けた奈々生。
するとそこには誰もいなかったのだ。
この社には神はいない・・・。
いつからこの社には人は来なくなったのか?
瑞希から話を聞く奈々生。
一方、ついに奈々生の存在を狐火により見つけた巴衛。
水神の社はダムの下。
そう、
ここはダムの建設により埋め立てられた社だったのだ!!
昔、近くにあった川でよく子供が流されたという。
それを祟りだと言って、村人がこの社を作ったのが始まりだったという。
人から求められて生まれた神は、人ナシでは生きてはいられない・・・。
ヨノモリ様は隠れた。
帰らない主人を待って待って、ここを守ってきた瑞希は寂しかったのだ。
「社に縛られないで、いろんな生き方をして欲しいって思う」
優しい奈々生。
「一緒にここでずっと」
奈々生を抱きしめる瑞希。
だが、ここでは暮らせないのだ。
きっと巴衛が探している。
「どうして僕じゃダメなの!?」
そして瑞希は奈々生を押し倒したのだ!!
実力行使~!?
「助けて!!巴衛!!」
思わず叫んだ奈々生。
するとその時、障子の向こうに人影が!!
「無事でよかった」
そう言って奈々生を抱きしめる巴衛。
「遅い」
涙を浮かべ、その首に腕を回す奈々生だった・・・。
わお♪
ニヤニヤ。
主を奪った罪は重い。
ここはすでに朽ちた社。
ただ、
瑞希の思念が作り出した幻の社だったのだ。
ヨノモリ様は自分は自然に帰ると言った。
その時、瑞希が心配だという事で、約束して欲しいといったのだ。
「私が消えても一人で泣かないと・・・」
今残されているヨノモリ様との思い出は、あの梅の花だけ。
だが、それを容赦なく狐火で燃やそうとする巴衛。
それで罪状はチャラにしてやるというのだが・・・。
「巴衛、もういいよ」
巴衛をとめた奈々生。
そして梅の木の下で泣いている瑞希に帰ると告げる奈々生。
でもひとつ約束を残した奈々生。
「瑞希がひとりで寂しくなったら、また梅を見に来るよ」
帰り道、
なんだか不機嫌な巴衛。
やっぱり瑞希と親しくしていたこと、再会の約束までしたことに腹を立てているよう。
奈々生的には、もし巴衛が同じように残されて独りぼっちになったときを考えたら放って置けなかったというのだが・・・。
「杞憂だ」
わはは!!
強がりめっ(><)
でも怪我をした奈々生を見て、すまなかったと謝る巴衛。
目を離したのは自分の失態。
こんなに簡単に怪我をするような弱い生き物が、自分のよりどころなのだ。
「壊れないように、壊さないように・・・」
ふふふ。
いい感じで巴衛が変わってきてるね~♪
ドSなのは変わらず、でも人を思う気持ちが少しずつ生まれてきたわけで。
何かと振り回される奈々生の事、気になって仕方ないのに思わずきゅんきゅん♪
なかなかツボをついてくれる作品ですよ(^^)
次回は巴衛が子供の姿に!?
またも萌え炸裂って感じ。
瑞希の再登場も楽しみな所だし、続きが気になる~!!
あ、鞍馬もよろしくねん(^^)
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