2012年秋(10月~12月期)ドラマ総評価 その2でございます(^^)
その1は こちら からどうぞ~♪
◆「大奥 ~誕生~ [有功・家光篇](8.58%)
今期一番お気に入りで毎回楽しみにしてたドラマ♪
視聴率は伸びませんでしたが、関心は凄く高くて、感想を書いた翌日のアクセス数はダントツでした。
絶対これは皆さん録画視聴だな。
安定の堺さんを初め、何せこれは多部ちゃんが演技評価を思い切りあげてくれたドラマになったのではないかなぁ。
元々演技は上手い役者さんだとは思ってましたが、有功を好きになってからの心の変化だとか、女性としての立ち居振る舞いとか、将軍としての強さの出し方とのメリハリがすごくよかった。
お話は既読者も納得の丁寧さで見せてくれて、久しぶりに原作付きでの成功した例って感じかなぁ。
まぁ稲葉家とかちょっと余分なエピソードもありましたが、それはまたそれで正勝という人物の深みを出していたのではないかなぁと。
有功と家光の恋は本当に切なくて、中盤からは毎週涙な箇所があったなぁ。
堺さんたちの演技にも泣かされた。
MISIAの主題歌も効果的に使われてて、盛り上がりの最高潮ですごくインパクトあった。
何せ主役だけでなく、麻生さんの春日局という適役や、窪田さんは調度「平清盛」でも、重盛で死の演技が素晴らしかった所へ、捨蔵でも本当最後までいい芝居してくれたなぁと、。
他にも脇で出ていた方たちも素晴らしい演技だったし。
男女逆転という設定なのに、ものの見事に史実とつじつまを合わせる話の秀逸さには原作で拍手だったので、それをしっかり見せてくれたし、本当私的に満足させてもらったドラマでした。
ラストは映画に続くという事で、年明けにでも見て来たいと思います。
◆「悪夢ちゃん」(11.53%)
今期一番のダークホース作品。
タイトルがあれなので、最初は子供向けなのかとか、ギャグ?とか思ってたんですが、蓋を開けると何が何が。
悪夢から予知した未来をどう捉え、変えて行くか。
いやぁ、実に面白い設定と展開で、最後まで飽きさせないで見せてくれたなぁと。
悪夢を見る少女との出会い。
外面は最高。
でも、実は心の中では悪魔のような先生の彩未。
これをまた見事に演じてくれた北川さん♪
彼女はこういう役が似合ってるんだと、今までおキレイな役所ばかりが目立ってただけに、意外性もあってすっごくよかった♪
自分の失われた過去の記憶を取り戻すことで、また新たな事件と関係が出て来て、それが運命だったという流れは秀逸だった。
中盤からの盛り上げは凄くタイミングよかったと思うし、最後まで続きがどうなるのか気になって気になって。
がっくんもミステリアスな雰囲気が志岐には合ってたし、気にならなかったなぁ。
これもまた続きが作れそうな終わり方だったし、3人で家族になった姿も面白そうかも♪
悪夢をどう解析するか?
そのくだりも面白かったし、これは本当意外性がよかった作品ですね(^^)
◆大河ドラマ「平清盛」(11.98%)
そして最後に1年間に渡ってずっと視聴し続けた今作の総評を。
序盤は確かに小汚い場面が多く、埃っぽさは否めなかった。
でも、それは時代背景を考慮しての演出だったわけで。
清盛父の中井さんの存在感が素晴らしく、親子関係は毎回戦いというか、分かり合えるまでは長かったなぁ。
そっちをメインにせずに、どちらかというと白河院を初めとする宮中のゴタゴタ話がメインになっていたので、そこがちょっとつまらなかった印象は否めない。
それが尾を引いてしまい、ようやく清盛が棟梁になってからの面白い展開の時には視聴者は離れて行ってしまっていたのかも。
ただ、この作品は見続けた人の勝ちだったのではないかなぁ。
まさに「面白き人生」だったもん。
清盛の成長と平家の発展。
そして栄華を極めた時からの衰退。
そして老い。
終盤のダークヒーローを描ききってくれた姿にはいっそ感動したわ。
「大河」っていうのは主役を特権扱いする傾向が高いので、演出的にも、お話の流れでも、それは無理があるだろと、今まで何度も突っ込んできた部分があったんですが、今回はそういうのもなく、演出も、スタッフのこだわりも凄いんだろうというのが、画面から伝わってきたからなぁ。
色使いとか、美術、小道具も本当印象的に見せてくれたと思う。
場面場面が頭に残ってるのがたくさんあるんだよ。
それってインパクトあったって話だからね。
兎丸の遺体の赤とか、滋子の結婚式の衣装と髪型とか・・・。
製作者側の一貫していい作品を作ろうとする姿勢が見れた、清盛が棟梁になってからのお話は本当面白かった。
それは声を大にして言える。
平清盛という人物は、源頼朝や義経に比べてやはり華がある人生ではなかったかもしれない。
でも、やはり彼なくして武士の時代はなかったと、やはりそう思える。
本当にいい作品を作ってくれたなぁ。
視聴率がなんぼのもんじゃ!!
いい作品は、やっぱりいいんだって、むしろ最後まで描きたいものを描くスタイルをとってくれた製作者サイドと役者さんたちに拍手!!
松山さん初め、みなさん本当にお疲れ様でした。
◆作品賞
「大奥」と迷ったけど、意外性で面白かったので『悪夢ちゃん』で。
やっぱタイトルと内容のギャップが、いい意味で裏切られたのでこれかな。
◆特別賞
1年間お疲れ様という事で、「大河ドラマ『平清盛』」に。
◆主演男優賞
「大奥」有功
やっぱりどうしても堺雅人さんになってしまう(^^;)
だって、役者として大好きなんだもん~♪
◆主演女優賞
これは「悪夢ちゃん」の彩未先生の北川景子さんの今までにない役がぴったりだったのと、
「大奥」家光での多部未華子ちゃんの成長が著しかったのでお2人に。
◆主題歌賞
これは「遅咲きのヒマワリ ~ボクの人生、リニューアル~」
「あなたに」と Mr.Children 「常套句」
次点は「大奥」MISIA「DEEPNESS」
最後に2012年最後という事で、2012年ドラマアウォーズを。
◆「運命の人」
◆「ラッキーセブン」
◆「ストロベリーナイト」
◆「ハングリー」
◆「相棒ten」
◆「ダーティ・ママ!」
◆「最高の人生の終わり方~エンディングプランナー~」
◆「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方」
◆「理想の息子」
◆「ATARU」
◆「鍵のかかった部屋」
◆「リーガル・ハイ」
◆「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」
◆「クレオパトラな女たち」
◆「パパドル!」
◆「Wの悲劇」
◆「カエルの王女さま」
◆「もう一度君に、プロポーズ」
◆「三毛猫ホームズの推理」
◆「未来日記-ANOTHER:WORLD-」
◆「コドモ刑事」
◆「サマーレスキュー~天空の診療所~」
◆「ビューティフルレイン」
◆「リッチマン、プアウーマン」
◆「息もできない夏」
◆「GTO」
◆「トッカン 特別国税徴収官」
◆「東野圭吾ミステリーズ」
◆「戦国BASARA-Moonlight Party-」
◆「黒の女教師」
◆「ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日~」
◆「浪花少年探偵団」」
◆「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」
◆「PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~」
◆「遅咲きのヒマワリ ~ボクの人生、リニューアル~」
◆「ゴーイング マイ ホーム」
◆「レジデント~5人の研修医」
◆「ドクターX~外科医・大門未知子~」
◆「結婚しない」
◆「大奥 ~誕生~ [有功・家光篇]
◆「悪夢ちゃん」
◆大河ドラマ「平清盛」
◆2012年 最優秀作品
一番毎回面白かったと言ってみてたのは「リーガル・ハイ」だな。
堺さん最高だ!!って本当毎回笑って笑って、多少強引でも、勝った者勝ちなノリが本当面白かった。
堺さんの新たな一面を見せてくれたドラマだったなぁと。
ガッキーも可愛かったし♪
◆特別賞
「ATARU」
なんとも不思議なドラマだった。
刑事ものなんだけど、主人公がサバン症候群という特殊な存在だったので、それを中居さんが見事に演じてくれたもんなぁ。
これは正月の特番でまたこの3人に会えるのが楽しみ♪
「鍵のかかった部屋」
続きが気になるからさぁ、是非やってよ~!!って声を大にして言いたい。
「ストロベリーナイト」
スペシャル込みじゃないと話が分からなかったのはマイナスだったけど、でもやっぱり面白かった。
映像込みでインパクトあったドラマだったわ。
映画楽しみにしてるよ。
◆主演男優賞
「リーガル・ハイ」「大奥」堺雅人
もう今年は彼の1年だったって言っても過言じゃないわ(^^)
◆主演女優賞
感想は全部書かなかったけど、今年頑張ってたのはやっぱり彼女だと思う。
「W悲劇」「息も出来ない夏」「東京全力少女」武井咲
3本も主役・・・本当お疲れ様でした。
視聴率は悪かったけど、前2本はなんだかんだ突っ込みながら楽しく(?)視聴してましたよ(^^)
主題歌は一番ってなると難しいので今回は該当なしで。
今年は春期が一番面白かった作品が多かったなぁ。
ラインナップ見てるだけで楽しかったのが思いだされる♪
来年もまたいい作品との出会いを祈って。
今年もお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします♪
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