2時間半を纏めるのは、私には難しかった(><)
文字制限いっぱいという事で、正月特番の「相棒11」第11話「アリス」あらすじ感想 その2でございます。
その1は こちら からどうぞ~♪
茜がたった一度だけ会ったという朋子との話を聞かせて欲しいという右京。
そこで茜が聞いたのは、瑠璃子のスクラップの話。
そして、瑠璃子はとてもまっすぐで優しい人だったという。
華族制度が廃止されてもそれを受け入れ、施設にいる子供たちを心配されるような女性だったよう。
だがその年、やってきた瑠璃子の様子が少しおかしかったというのだ。
何かはしゃいでいるようで、一緒にホテルの中を探索しようと言い出したという。
その姿を子爵に目撃されており、瑠璃子たちに何をしているのかと問うと「宝探し」と答えたという。
だがその夜、何やら両親ともめている瑠璃子の声を聞いた朋子。
部屋に戻って来た瑠璃子はそこで泣き出してしまったというのだ。
そして翌日の帰りがけ、宝物は見つかったのかと問うた子爵。
それに笑顔で「ええ」と答えた瑠璃子。
ではその宝物とは何なのか?
それを瑠璃子に問うた朋子。
すると、瑠璃子はここで朋子と一緒に過ごした、幸福でかげりのない子供の時間だと言ったという。
そしてその日の午後、瑠璃子は失踪してしまったと・・・。
すぐに早蕨へ戻った右京たち。
真実を知るのが怖いか?
秘密の隠し場所さえ見つかればすべてがはっきりする。
茜は覚悟を決め、右京に隠し場所を探して欲しいと依頼するのだった・・・。
そこで事件当時の捜査資料を当時の駐在だった方の家族から借りて来た右京。
その調書によると、事件の前日、なんだか取り乱したような瑠璃子が目撃されていたのだ。
突然ホテルの探索がしたいと言い出したり・・・。
もしや瑠璃子も秘密の隠し場所を探していたのではないのか?
そして、その場所を知る唯一の存在・・・二百郷の跡をつけたのではないのか。
そこで疑惑が現実になったと・・・。
事実を知った瑠璃子は動揺しただろう。
そして翌日、子爵に宝物は見つかったといった瑠璃子。
彼女はそれをきっとスクラップに記載したはず。
そこで、その日のスクラップを確認すると・・・そこには不思議の国のアリスのお茶会シーンの挿絵が貼られていたのだ。
その下に「朋子さんの花」と書かれてあったのだ。
朋子の誕生花は「ヒナギク」
では、あの今わの際の言葉は?
ヒナギクでない朋子の花とは何なのか。
そこで茜が話してくれたのは、ホテルの備品などにつけていたという『月下美人』のマーク。
「闇に咲く花」と言って二百郷が好んで使っていたというのだ。
その話を盗 聴して聞いていたのは------遠野!!
そして、お茶に毒を仕込み、家の者たちを病院に向かわせ、家に茜だけの状態を作り出したのだ!!
その頃スクラップの謎を解いた右京。
ホテルにあった庭園に咲いていたであろう月下美人のあった場所が秘密の隠し場所ではないのかと悟ったよう。
そのホテルの跡地に停まっていたワゴンを発見。
これでは先を越されてしまう。
だが、月下美人は夏の花。
でも瑠璃子が隠し場所を発見したのは12月23日。
それが気になる右京。
そして屋敷に戻ると・・・茜を人質にして遠野が右京とカイトに手錠をかけろと迫ってきたのだ!!
遠野は右京にアリスのお茶会の謎解き解説を迫る。
そこにはティーカップがテーブルの上に所狭しと並べられていた。
永遠に続けられるお茶会ではカップを洗う暇もないのだ。
永遠に6時に止まったままの時計。
そこで納屋にあった時計を確認すると、確かにそこに時計があり、9の字の隣に月下美人のマークが書かれてあったのだ。
そして・・・数字に思い当たる右京。
「ヤミニサクハナ」
「8323987」
そして・・・その通りに時計の針を動かすと・・・なんと地下へ続く隠し扉が発見されたのだ!!
そこには------元華族の所有していた骨董品などが並べられていたのだ!!
そう、この遠野とは、実は備忘録を書いた永沢の孫だったのだ!!
彼の事は、山岸昭和文化記念館の閲覧記録と身分証で身元が判明したよう。
そこでその遠野はその閲覧記録名簿を奪おうとして、たまたま残っていた職員と遭遇し、彼を殺してしまったというのだ!!
遠野は父から祖父の恨み言をずっと聞かされて育ったという。
この財産があれば自分たちはもっと違う人生を送れていたと・・・。
そこで隠し財産の場所を朋子が知っていると思い、彼女の元を訪ねたよう。
そして、今度は茜に付きまとうことにしたよう。
だがこの骨董品はすべて国に奉納されるものだったのだ。
元々既に彼のものでもない。
そして、隙をついたカイトがすぐに遠野を押さえ、彼から鍵を奪い、茜に手錠をあけてもらう右京。
「財産税は、永沢家だけかけられたものではありませんよ」
皆がそれぞれ理不尽に耐えた。
それが敗戦だったと---------。
ここの物は国に帰すと約束する茜。
そして-------そこにはなんと『国枝文書』も!!
だがそこへついに出店が現れたのだ!!
男達はどうやら既に遠野にあたりをつけ、彼の服に盗 聴器を仕込んでいたよう。
カイトは先日これを処分しろと父に直接言われていた。
だが、何故国枝がこんなものを残したのか?
自分たちも、そして国枝も組織の人間である以上、守らねばならないものはあった。
だが、彼は何が正しくて何が間違ってるのか分かってたのだ。
だから危険を承知でこの文書を残したと。
銃口を向けられピンチなカイト。
だがその時、右京が電気を打ち暗闇に。
更に伊丹たちが飛び込んで来たのだ!!
形勢逆転♪
伊丹よくやった~!!
だが、国枝文書は残念ながらカビが生えており、とても読める状態ではないようで・・・残念。
でもそれが上手い設定だなぁと思ったわ。
これは本来、存在してはならない文書なわけだしね。
これで旧華族の財産隠しの一件は解決。
だが、瑠璃子の神隠しの件は?
そこで右京とカイトは、茜と、無事病院から戻って来た久造と、加世も同席させて話をすることに。
やはり瑠璃子の神隠しは、隠し場所を見つけてしまったことからはじまっていた。
そして、瑠璃子がその場所を知ってしまったことを知っていた人・・・。
それが、玄関で瑠璃子たちを見送ったポーター。
備忘録にも登場した彼の写真を見せて、久造にこの人物を知っていますねと問う右京。
すべては早蕨ホテルのため、戦争孤児だった自分を育ててくれた二百郷のため-------。
久造こそこのポーターだったのだ。
戦後、早蕨ホテルは納税記録を見る限りは、かなり赤字経営だったよう。
多くの常連客で賑わっていたにも関わらず・・・。
何故そうなってしまったのか?
久造曰く・・・宿泊代金を払ってくれなくなったからだというのだ。
手元不如意だと、二百郷に財産隠しを頼んだ者たちが「いずれ」と宿泊代金を払わなくなったというのだ。
そんな彼らに腹が立った久造。
最早倒産は見えていた。
だから預かった品を売るしかないと進言した久造。
だが、二百郷は彼らを裏切ることをしなかったというのだ。
そこで久造は瑠璃子から財産の隠し場所を聞き、それを売ってホテルを救おうとしたというのだ。
あの日。
林に行った二人の後を追った久造。
そこで瑠璃子を捕まえ、財産の隠し場所を言えと脅したのだ。
瑠璃子は石を手に反抗するような強い眼差しで久造を見返していたのだが・・・。
久造はそれが他の華族たちの傲慢さと重なって見え、一瞬殺意を抱いてしまったよう。
だがその時、突然瑠璃子は、自ら石を捨て、後ろ向きに沢へと落ちて行ったというのだ!!
これでは自分が殺したも同然。
その罪悪感に苦しめられてきた久造。
だが・・・右京は全ては憶測と前置きして瑠璃子の話を聞かせることに。
事件の前日、瑠璃子は今の生活が不正の上に成り立っている事を知った。
自分は施す側ではなく、施される側の人間だったのだと・・・。
だが、あの涙は、施される側に立つ自分に耐えられないと分かって心が折られたのではないかというのだ。
だから翌日は自分は父の側でしか生きられないと悟り、穏やかに永沢子爵との会話をしたのではないか。
最後に朋子に言ったことばが真実。
宝物は朋子とここで過ごした時間。
変わってしまう自分を悟った瑠璃子。
だからあの時、そんな自分より死を選んだと-----。
瑠璃子はせめてもの慰めとして、レンゲ畑に埋めたという久造。
ホテルの火事は最上階。
だが、その時朋子は部屋にはいなかった。
彼女がいたのは・・・屋根裏部屋だったのだ。
瑠璃子を探してそこへ入ったのだが、そこに電気は通っておらず・・・ろうそくの明かりで。
出火の原因は朋子だったのだ。
そして・・・朋子を助けようとして、命を落としたのが国枝だったと。
朋子が覚えていたのはその国枝の姿だったのだ。
土下座して謝罪する久造。
そして------捕らえられた出店の男たちは、隠し財産を狙った賊として処理されることになったよう。
まるでトカゲの尻尾切り。
それから、久造の証言から瑠璃子が発見されたよう。
だが・・・久造は事情聴取後、時効という事で帰された後、レンゲ畑で自ら命を絶ったという。
でも、茜にとって久造は幼い頃から自分の面倒を見てくれた家族なのも事実なのだ。
ここで生きていく。
そう決めた茜。
「時間の止まったお茶会は終わりです」
動き出した時間。
2人に感謝する茜。
そして・・・あの日、朋子は瑠璃子と一緒に国枝がピアノを弾く姿を写真に撮って欲しいと写真屋に願った。
2人だけの内緒の話。
右京に似た面差しの・・・。
みっちり2話分のお話に、あらすじも2話構成になっちゃいました(^^;)
まさに夢と浪漫って所。
戦後の旧華族の隠し財産とか、秘密文書とか、すっごく心踊らされる内容だったなぁ。
そこに右京が絡んできたりしたのも面白い所だった。
ふたつの事件。
そして両者の思惑。
相変わらずきな臭い甲斐側の事情とか、推測でしかないけれど、でもそれが真実なのだという話が切なかったねぇ。
華族である自分の生活。
根底を覆される真実だったろうなぁ。
難しい設定をさらっと見せてくれて、楽しませてもらえました。
スペシャルらしいお話で満足っす♪
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