いつもちょっと冷たい右手と背中-----------。
なあ 親父。
俺は どうやってその手をあっためてもらったんだっけ?
1話目は感動したという感想が多く、HNK版をご覧になられた方は色々対比をやっておられたり・・・。
もちろんそっちの方がという方も中にはいらっしゃいましたが、総じて皆さんの評価は高かった1話だったのではないかな。
視聴率も今期のドラマの1話目では17.0%と最高でしたし。
裏の「dinner」は視聴しましたが、設定がありがち・・・だったので、感想は一応見送りです。
江口さんだし、視聴は続けますが。
男やもめになって、町のみんなの協力もあって、なんとか旭と2人の生活を過ごしているヤス。
でも、旭は本当に出来た子で、大人に気を使える子。
健気過ぎる~(><)
まぁ、お父ちゃんがあんなだし、自分で出来ることはしなきゃ的な感じになっちゃうんだろうな(^^)
しっかりした子供だわ。
ヤス曰くレッテルが違う・・・って、レベルだよそれ(><)
皆にはトンビがタカを産んだと思われているよう。
お母さんに甘えたい年頃なのに、それを我慢して。
笑顔を見せる姿がすっごくいじらしい。
そして、今度保育園で家族の絵を描くことになったから、お母さんの写真を貸して欲しいという旭。
父ちゃんだけでいいのではというヤス。
でも、旭は言う。
「お母さん見えなくても、ずっと一緒にいると思ってるから。
僕がそう思ってるから」
本当いい子だぁぁぁ(><)
でも・・・左手はいつも父さんが手をつないでいてくれたけれど、右手を握ってくれる母はもういない。
それが少しだけ寂しく、他の子がお母さんと手を握っているのを羨ましいと感じる旭だった・・・。
でもやはりまだ幼い旭を抱えるヤスを心配して、周りはみんな再婚しないのかと気にしてくれているよう。
美佐子が亡くなって2年。
再婚などしないと断言するヤス。
だが・・・ついに問題が発生してしまったのだ。
絵を描く授業で、持って来た美佐子の写真を見て、子供たちが写真を見せて欲しいと言い出す。
そこまではよかったのだが、キレイなお母さんに皆が夢中になってしまい、次々に見せてと写真を回し始めてしまったのだ。
ある男の子の所へ回った時に、もう返してくれと写真を引っ張ってしまった旭。
まだ見てないと引っ張り合いになってしまい・・・結果、写真が二つに破れてしまったのだ。
思わず涙ぐんでその男の子に突っかかって行ってしまった旭。
その話を聞いて「さすが俺の子」とむしろ喧嘩したことを褒めるヤス。
暴力と喧嘩は違うというのがヤスの信念。
保育園の先生もそこらへんのヤスの性格をよく分かっていたので、呼び出しをしなかったよう。
相手の親御さんもたんこぶを作った我が子に、ちゃんと自分にも非があったことを認めさせたよう。
だが、問題はここからだったよう。
その子供を迎えに来た母親が、旭に謝罪させようと話をしていた所・・・旭は急に貼り付けて直した美佐子の写真を破り出してしまったのだ!!
それを止めた先生には噛みつき・・・。
大きな痣を腕に作らせてしまったよう。
流石にこれには顔色を変えて頭を下げるヤス。
だが先生はそれより旭を気にしてやって欲しいと言い出す。
「旭くん、賢い子だから何にも言わないけど、やっぱり寂しいんだと思うんです」
いつも保育園の迎えに行ってくれるたえ子もまた、最近の旭の態度に申し訳なく思っていたよう。
他の子が「お母さん」と出迎えに駆け出すのに、旭は駆け出して、一瞬バツの悪い顔をして「おばちゃん」と笑うというのだ。
「そんなちょっとした寂しさがさ、あっくんの中には毎日毎日たまっていくのかもね」
そして、もしかしたらまたおねしょがぶり返すかもしれないというたえ子。
そんなバカなと笑い飛ばすヤスに、たえ子は先にクギを刺す。
「怒ったらダメよ。
おねしょは子供の涙なんだから」
そして・・・たえ子が言った通り、その日からおねしょがぶり返してしまった旭。
「ごめんなさい」
申し訳なさそうに謝る旭に、言いつけ通り決して怒らないヤス。
だが、夜中に起されて洗濯する様は、どんどんヤスの生活を苦しくさせていく。
たまっていく洗物、洗濯物・・・ゴミ。
仕事中も眠気に襲われ、さすがのヤスも一人で育てて行くことに限界を感じてきたよう。
そこで美佐子に会いに行くことに。
そこで海雲と遭遇してしまい、彼はヤスの事情を悟ったよう。
そして、勧められた見合いをすることにしたヤス。
相手もまた旦那を病気で亡くした未亡人のようで・・・。
割と感じのいい出会いにはなったよう。
だが、どうやら町の人がヤスの再婚を邪魔しまくり。
やたら美佐子の事を持ち出して知らせてみせたり。
でも、どうやら旭はそのお見合い相手になついたようで・・・。
楽しそうにふたりで遊んでいる姿を見て、ヤスもこれでいいと美佐子にも許しを得ようと写真に語り掛けるのだった。
そして・・・その夜、旭はおねしょをしなかったのだ!!
大喜びのヤス。
これは母が出来るからか。
旭だってお母さんがいた方がいいだろう?
そう問うヤス。
それに戸惑いながら「うん」と答えた旭。
だがその夜・・・またもおねしょをしてしまった旭。
ヤスは分からなくなってしまう。
旭はお母さんが欲しいのではないのか?
自分の気持ちをはっきり言ってみろと、半ば切れ気味に旭に怒りをぶつけるヤス。
すると旭は涙を堪えながら必死に言い募りはじめたのだ。
「お母さん欲しいけど、僕が欲しいのは、あのお母さんだよ!
ここにいつも一緒にいるなんてウソだよ。
だって お母さん何にも言ってくんないし、泣いてもケンカしても、僕のお母さんは何も言ってくんないし。
どうして僕だけお母さんがいないんだよ!!」
息子の想いに初めて気づいたヤス。
だが・・・それに返事は出来ない。
「理由なんてねぇんだよ。
事故だったんだよ。
しかたねぇだろうがよ、旭」
涙を必死でこらえる旭に、それ以上何も言えないヤス。
落ち込むヤスに声をかけてきたのは、照雲。
彼が貰ったというカニを食べに来いと、家にヤスと旭を呼んで食事をすることに。
そこで海雲は見合いはどうだったのかと問い、何も知らなかった照雲たちは次々と質問攻めに。
母親が欲しいのかと問われ、今度は「わからない」と答える旭。
すると海雲が、今から海へ行くと言い出したのだ。
雪の降る中、寒さに震えながら海を眺めるヤスと旭、照雲と海雲。
だがそこで海雲は突然旭に上着を脱げと言い出す。
寒いのに何故?
そして今度は旭を抱きしめろとヤスに言うのだ。
それでも寒い。
すると海雲は笑って告げる。
「これがお父ちゃんのぬくもりだ。
お父ちゃんが抱いてくれたら体の前のほうはあったかい。
でも背中はやっぱり寒い、そうだろ?
お母ちゃんがいたら、背中のほうから抱いてくれる。
そうしたら 背中は寒くない。
お父ちゃんもお母ちゃんもいる子は、そうやってあっためてもらえるだけど、旭にはお母ちゃんはいないから、背中はずーっと寒いままだ。
お父ちゃんがどう頑張っても、背中まではあっためられない。
その寒さを背負うということが、旭にとって生きるってことなんだ。
背中が寒いまま生きるのは、つらいな。
寂しいな
悲しくて...悔しいな」
そんな旭の背中に手をあててくれる海雲。
寒さがぬくもりに変わる。
そして照雲と、ヤスの手も旭の背中に。
「あったかくなっただろ、旭。
これでも寒いときは、幸恵おばちゃんもいるし、頼子おばあちゃんもいる。
それでも寒かったら、たえ子おばちゃんもいる。
お前が寒くてたまらないときは、いつもこうやってあっためてやる。
ずーっと、ずーっと、そうしてやる。
だから自分をかわいそうだなんて思うな。
「寂しい」って言葉はな、「寒しい」からきたんだ。
「寒い」 「寒しい」が寂しいに変わっていったんだ。
だから、背中が寒くないお前は寂しくない。
お母ちゃんがいないかわりに、お前には、背中をあっためてくれる奴らがいっぱいいる。
お前は寂しい子供なんかじゃない!」
涙を流す旭の背中をみんなが支える。
あったかいぬくもりを感じる言葉と体温。
涙が溢れて止まらなかった。
ま、どうやらこのイイハナシの「寂しい」が「寒しい」から来たって話は海雲の作り話だったようですが(^^;)
だが、ヤスが相手を好きでもないのに再婚するというので頭をはたいてアホ呼ばわり。
結婚とは好いてするもの。
「自分の寂しさを旭のせいにするな!
お前は旭にかこつけて、自分の寂しさを埋めようとしてるだけじゃないのか。
ヤス。
悲しみはな、積もっていくんだ。
二人で悲しんどったら、どんどん どんどん積もっていくばっかりだ。
だから...お前は 海になれ」
雪は寂しさ。
でも、海なら雪は積もらないから。
「旭が悲しいときに、お前は悲しんではいかん。
旭が泣いたらお前は笑え。
笑って、その悲しみを飲み込んでやれ」
笑えといわれても、今は涙しか出ないヤス。
待ってくれというヤスの背中に海雲の掌が乗せられ暖める。
今はまだ涙を止めるすべを持たないヤスだった・・・。
そして見合いを断るヤス。
どうやら相手側も旦那さんに悪いと思って断る気だったよう。
そして卒園式を迎えた旭。
遺影を式に持ってくる幸恵。
美佐子にも見せてやりたいってその想いから。
そして旭が家族を描いた絵は・・・。
旭を挟んで右はヤス、左側に笑顔の美佐子の絵が描かれてあったのだ。
「うちのお母さんは見えないから、ちゃんと描いてあげたかったんだ。
みんなに分かるように」
そんな風に言う旭を強く抱きしめるヤス。
「その日、お母さんが来ていないのは俺だけだったけど、
誰よりもたくさんの人が来てくれたのも俺だった。
暑苦しいほどあったかい大人に囲まれて、俺はもう寒くなかった。
もう寂しくなかったんだ。
そうだったんだよ、親父-------」
旭は、迎えに行った園児の健介の背中に周り、両手を掴んで走り出す。
大はしゃぎの健介だった・・・。
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第1話
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