大切な人の死------------!!
今回もまたベタな展開ではあるんだけど、泣かされたなぁ。
和尚の優しい想い。
ヤスの一生懸命なお父さんの姿。
昭和の終わり。
海雲和尚が入院。
末期のガンで、かなり具合が悪いようなのだが、ヤスの前では元気な振りをしているよう。
だが、旭は見舞いに行って欲しいという言葉にも、近いうちにというだけで、行きたがらないのだ。
そっか、今回から旭は健くんなんだ(^^)
高校生が全然違和感ないんですがっ(わはは)
可愛いなぁ♪
でも、成長した旭は、ヤスの言葉にもろくに返事をしないよう。
あんなものなのかと心配するヤス。
和尚はそれをいつも通り聞き役に回りながら、安心しろというのだ。
「一つだけ自信を持っていいことがある。
お前が最高の父親だって事だ」
ま、これはヤスが旭にとって反面教師だって話なんだけど、ヤスはそのままの意味に取ったようで(^^)
「バカだなぁ、お前は」
だが・・・こんなに元気に話をしていても、それは痛みをヤスの前では見せないだけ。
最後は楽に息を引き取れる薬を打つタイミングをヤスにも決めて欲しいと言い出す照雲。
ヤスは和尚にとってもうひとりの息子も同然なのだから。
でも、和尚は最後に旭に会いたいだろう。
見舞いに行ってやって欲しいと旭に告げるのだが・・・。
どうやら旭は今、野球部で、後輩とレギュラー争いをしているため、練習に必死なよう。
和尚に会いに行くのと、どっちが大事なのか。
「来年はないんだよ」
だがヤスにすれば、あんなによくしてもらった和尚に、何故旭は会いに行きたがらないのかが分からない。
そこで強引に連れて行こうと、学校へやってきたヤス。
その時、旭がポジション争いをしている後輩たちを呼び出し、お尻をバットで殴っているシーンを見てしまったのだ!!
慌てて旭を止めるのだが・・・これは伝統行事だと、たるんでいた後輩を躾けただけだという旭。
だが、それでもバットで殴るのはよくない話。
自分たちも殴られたという旭は、ここでやめたら大損だと言い出したのだ。
それに怒って、思わず旭を殴ってしまったヤス。
「情けねぇだろうが、旭!!」
殴ったヤスも拳を震わせ、痛みに堪えている。
息子を殴ってしまった事。
ヤスにもショックだったろう。
和尚の容態は悪くなるばかり。
葛原の嫁から和尚が好きだという浅野ゆうこのポスターを、寝ても眺められるようにと天井に貼り付けたヤスと照雲。
だが、もうそろそろ和尚を楽にさせてあげたいと言い出す母。
旭はいいのか?
拳を触るヤスに照雲は言う。
「後悔しなくていいと思うよ。
親に殴られんのも子供の権利だからさ」
自分たちもよく和尚に殴られたではないか。
愚痴をいつものように夕なぎで話すヤス。
たえ子はその話を聞き、旭はヤスの暴力を友達に言いふらしたりしないし、子供を甘やかさせない親は親じゃないとぴしゃり。
その夜、旭がレギュラー争いをしている後輩の親から電話がかかる。
お尻をバットで殴られ病院に行ったというのだ。
謝罪に行くというヤスに、こんなことで謝っていたら、示しがつかないと、行かなくていいと言い出す旭。
そういうのをわかって野球部に入っているのならそれはいい。
「けどな、親は子供がケガしたらつらいんだよ。
せめて山本くんのお母さんには謝るべきなんじゃねえのか」
そう告げたヤスに、口元の腫れあがったヤスが殴った跡を見せて旭は、じゃあこれはどうなんだと言い返す。
「どうやって親父がつらがんの?」
「俺は... 謝んねえぞ」
「じゃあ俺も謝る必要ないよな」
「お前いつからそんな...
いつからそんな男に...」
「育て方が悪かったんじゃないの?」
その言葉に呆然となるヤス。
痛かったかと問うと、当たり前だといわれて、そうかとがっくり肩を落としたヤス。
すると・・・ヤスは突然自分の顔を殴りはじめたのだ!!
謝らないといいながら、自分も旭と同じ痛みを共有するため、畜生といいながら何度も自分の顔を殴るヤス。
必死に止める旭。
だがその時、その山本の父が家を訪ねてきたのだ!!
頭を下げ謝罪するヤス。
だが、ポジション争いをしている旭が、妬んで殴ったのではないかと言い出す父。
そして筋を通せと、退部届けを出せと言い出したのだ!!
必死に謝罪する旭。
ヤスはそんな旭に奥に行っておけと告げる。
山本父はそうやって甘やかしているのかと非難するも、ヤスはそれを怒鳴り返す。
「親が子供を甘やかさなかったら誰が甘やかすんじゃ、ボケ!
てめえはてめえのガキを甘やかす。
俺は旭を甘やかす。
どこに文句があるんじゃ!
責任より、愛のほうが大事だろうが」
親が不出来で息子も困っていると言って、大げさな演技で話を終わらせ、父を追い返してしまうヤス。
そして、今日はレギュラー発表の日。
だが、いよいよ和尚の容態が悪くなったとの知らせが入る。
旭を迎えに行くも・・・必死になっている姿を見て、何もないと行ってしまうヤス。
だが、旭もヤスを見て、和尚の危篤を悟ったよう。
病院に駆けつけると、照雲は今日は仕事で護摩を炊いているというのだ。
父親の最期に間に合わないかもしれないのに・・・。
でも、それが和尚の本懐だというのだ。
自分の事より人のため。
己の仕事を全うせよと。
そして顔を青あざだらけにしていたヤスは、その理由を和尚に語って聞かせる。
そこへ火で焼けた鼻をした照雲が戻って来たのだ。
いよいよ延命をどうするかという段階になり・・・旭がついに病院へ駆け込んできたのだ!!
嬉しそうにレギュラーになった報告をする旭。
すると、和尚が旭が置いたボールを握ったのだ!!
旭もまた、和尚にこの報告をするため、来年はないと必死に頑張ってきたのだ。
今度は自分が甲子園に行くと。
「あ、り、が、と、う」
最期に大きな口をあけ、満足そうに逝った和尚。
旭はヤスに向けた感謝の言葉だと思ったようだけど・・・。
あのポスターの事かとか思うあたりがヤス(^^)
それこそ和尚の「バカだなぁ、お前は」の声が聞こえてきそうだ。
そして最後のお別れをしてと幸恵が呼びにくる。
そこで、照雲からヤスに渡された手紙。
そこには、和尚の想いが綴られていた。
口で言っても分からないヤスには筆で記すと前置きされたそれ。
ヤスにはゲンコツをよく食らわせた。
「そんなお前に礼を言う日が来るなど、思ってもみなかった。
お前に旭のことを相談されるのは、わしの楽しみだった。
バカなお前が何かあるたびにつまずき、間違いを繰り返しながら、バカなりに努力を重ねる姿を見るのが、わしは好きだった。
そのたびに成長していく旭の姿を見るのが、楽しかった。
そこに関われることが、わしの喜びだった。
わしがお前に望むことは、一つだけだ。
バカでもいい、間違ってもいい、殴ったっていい。
お前のことだ。
旭に嫌われるかもしれない。
だけどお前は、お前なりに親であろうとし続けろ。
そしていつか、わしがお前と旭を見て味わった思いを、味わってほしいと思う」
・・・手紙の内容だけで涙だった。
過去の映像の中、笑っているヤスや旭。
そして、それを見守る和尚の笑顔に泣かされた。
和尚にとっては照雲と共に、ヤスは息子だったんだ。
そういう想いが本当よく伝わった。
それを見ていた旭。
「親父のげんこつは震えていた。
思いを握りしめて。
言い尽くせないような、思いを握りしめて、向かうべきところへ・・・」
そして、自分の浅はかな行動が招いた結果。
自分の気持ちを告げに由美の元を訪ねた旭。
そこへあの日と同じように、別の子供の父親が由美を訪ねてきていた場面に遭遇する。
どうやら幼稚園で、健介が旭は父親なのかと問われ、「違う」と答えたことで、喧嘩になったよう。
内縁のそういうふしだらな関係を園内に持ち込むなと言う父。
旭は会社の後輩で、甘えていただけだと、謝罪する由美に、悪いのははっきり告げなかった自分だと、3人の前に出た旭。
そして旭は自分の顔を殴りつけたのだ!!
そして、出来れば本当に健介の父親になりたいと思っていると宣言。
やはりそういうことではないのかと言い出す父に、ふしだらはあなたも同じでしょうと言い出す由美。
じゃなきゃお子さんは生まれないでしょうと。
それを自分は未熟者だから、今後も指導願いますと言って頭を下げて話を終わらせてしまうあたりはさすが母。
でも、由美が気になるのは、先ほどの旭の言葉。
もう一度言おうかという旭に、健介が雨で濡れた旭を気遣いタオルを持ってきてくれたのだ。
それを受け取った旭は、健介に感謝する。
そして、あの日俺が壊してしまったものを、親父から奪ってしまったものを、
もう一度見せてやろうと思うのだった・・・。
ようやく旭もこれでひとつ成長できたようで。
やっぱり好きな人にはちゃんと想いを伝えなきゃ。
大切な人を泣かせちゃダメなんだ。
本当話はベタなんだけどなぁ。
でも泣ける。
で、あったかい気持ちになれる。
そういう作品なんだよな。
みんなみんな優しい人ばかり。
次回はついに旭が就職でヤスと意見の食い違いになるよう。
東京へ行くという旭。
ヤスは倒れてしまうの?
次回はどうなる!?
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