|
カテゴリ:TVドラマ感想
二日目の朝のカレー-------------!!
ついに由美と付き合いだした旭。 でも、それを由美は黙っておきたいよう。 だが、実際の所、同僚たちにはバレバレのようで(^^;) 自分でいいのか? 常にその不安に付きまとわれる由美。 そんな旭に、何か「うち」らしいことをしてあげようと思いついたのは-----カレー!! ヤスが大好きだった2日目のカレー。 ふと思い出した所、自分は東京に来てから、大好きだったグリンピースが乗った我が家の朝カレーを食べていないことに気づいた旭。 今回はこのカレーがポイントになるようで。 平成二年。 大学受験を控えた旭。 自宅から通える大学に通うと言う旭。 旭はやっぱり賢い子のようで・・・判定もいいよう。 だが、ヤスの頭には旭が家を出て就職するとかは考えていなかったよう。 法学部に行きたいという話で、弁護士を目指してると思っているヤス。 ちゃんと話をした方がいいというたえ子だけど・・・。 その日、上機嫌で家に戻ったヤスに、話があるという旭。 「俺、早稲田受けてみたいんだ」 突然の告白。 そして、奨学金だとかバイトで資金面では迷惑をかけないようにするから、とりあえず受けさせて欲しいというのだ。 どうしても早稲田に行きたい何かがあるのか? 動揺を隠せないヤス。 だが、旭はとにかく東京へ行きたいの1点張りで、詳しい動機を言わないのだ。 最初は夕なぎで旭があの早稲田を受験すると、自慢げに話をしていたヤスだったが・・・。 4年で戻ってくると考えていたヤスに、普通は東京で就職もするだろうといわれてしまい、固まってしまう。 なんとか皆は東京なんて近いと誤魔化すけれど・・・。 旭が家を出れば、ヤスはまた一人暮らし・・・。 それを心配する照雲たち。 それはちょっと寂しいよなぁ。 ヤスってば無理しちゃって。 火をつけっぱなし、お湯を出しっぱなし・・・。 旭はそんな父親を見て心配でたまらない。 その話を照雲に聞かせるのだが・・・でも、だからと言って、旭は東京へ行く事をやめないだろうと言われてしまい、返す言葉が見つからない。 最近は夕方から飲んで、つまみしか食べていない。 たえ子もそれに気づいて野菜を出したりしているようだけど・・・。 やはり一番のヤスの悩みは旭が出て行くことなんだろう。 でも、転勤を願い出たとして、理由が、息子についていきたいから・・・なんていえるわけない。 かといって旭に行くなとも言えないし・・・。 寂しいのを我慢して他人に八つ当たりしたり。 旭が謝罪しに行く羽目になったのは立場逆転しちゃったね(^^) でも、裏を返せば素直になれないヤスの子供じみた駄々なんだよな。 寂しいのに、それを口に出来ない。 だから旭にも親に説教するなとか、金は出さないとか、言い出す始末。 行きたければ行けばいい。 そんな啖呵を切ってしまったヤス。 そして、翌朝。 家を出て行ってしまった旭。 どうやら照雲の家にいるよう。 卒業するまで置いておいて欲しいと言う話。 ヤスは素直に戻って来いと言えずに、照雲に学費も出しておけと、また意地になってしまったよう。 旭が好きなカレーを作って、帰りを待っていたはずなのに・・・。 そして、お互い意地を張ったまま月日が流れる。 だがある日、ヤスは倒れてしまったのだ!! 栄養失調。 慌てて病室に駆けつけた旭。 たえ子は涙を流し旭に謝罪。 どうやら旭は2~3日で戻ると言っていたのだが、たえ子が、もう少し家出して、ヤスが一人でちゃんと出来るか試したらとアドバイスしていたようなのだ。 だが、結果、家の中はゴミや洗濯物でいっぱい。 おまけに栄養失調で倒れるなど、どれだけ子供なのかという話。 「戻るよ、俺」 眠るヤスを見てそれを決める旭。 目覚めたヤスに、ちゃんと食事をするように言うけれど・・・素直になれないヤス。 そこで旭はとっておきのヤスを従わせる呪文を告げる。 「せっかくお母さんに助けてもらったのに、 栄養失調で死ぬ気かよ」 そっか。 旭はまだヤスの嘘を信じてるんだ。 でも、ヤスは美佐子の事を出されたら従うしかない。 なんとか食事を始めたようで、ほっとする旭。 そして・・・退院したヤスが家に戻ると・・・部屋はきれいに片付けられ、旭の荷物も戻っていたのだ。 それに安心するヤス。 だがその時、ゴミ箱に早稲田の願書が捨てられていたのを発見してしまったのだ!! そこへやってきたのは、照雲。 遊びに行こうとヤスを海へと誘いに来たようで。 早稲田は? 知らねぇと答えるヤス。 その時照雲が寒いなと話をしだしたのは・・・ここで旭の小さな背中を暖めた事。 「色んなことに手がかからなくなって、その分人の絆が薄まったって話もあるけど、悪いことばっかりじゃないと思うよ。 きっと寒くないよ、ヤス。 思うより大丈夫だよ。 俺も幸恵もいるし、たえ子さんだって、社長だっているんだから。 寂しさを恐れるな。 親だったら自分の寂しさを子供にのっけるな! もう18じゃない、旭も。 子供でいられる時間はあと少しでさ、そのうち会社や嫁さんやまわりの誰かのために笑ってなきゃいけなくなる日が来るんだから。 だから、せめてもうちょっとだけさ、子供でいさせてやろうよ」 照雲の言葉に、和尚の「海になれ」という言葉を思い出したヤス。 その日・・・家に帰った旭は、机の上に早稲田の願書が置かれてあるのを発見する。 ヤスは美佐子に祈りを捧げている。 思わずこれは・・・と声をかけると、ヤスは旭の急所を掴み、宣言したのだ。 「早稲田一本じゃ、旭。 男は、生まれた時から一本勝負じゃ!!」 ついにヤスも旭の背中を押す。 「親なんて割に合わねえよ。 しんどい思いして育てても、最後には捨てられんだからよ」 ま、ヤスの場合、たえ子に言わせれば、今まで捨てられなかったのが奇跡って話だけど。 親ってのは滑稽なもの。 旭に風邪を移してはならないと、職場でもマスク着用のヤス。 咳き込んでる同僚ぶっ放してるし(><) 絵馬を書かせれば、目立たないのは神様に気づかれないと、皆を巻き込んで、一面に必勝祈願しちゃって。 やることが極端なんだけど、それがヤスの愛情だからね(^^) それに答えようと必死に勉強を続ける旭。 そして始まる試験。 送られてきた合格発表は、一緒に見ようと、番号票を持って来た旭。 1187 一緒になってみたそれに、その番号はあった!! ヤスはおめでとうも言わずに、まだ仕事があると背中を向けてしまう。 泣きそうになるのを我慢してる証拠。 その日照雲の家で行われた合格記念パーティ。 だが、そこにヤスの姿はなかった。 家で美佐子の写真に向かって酒を注ぎ、ふたりで乾杯。 早稲田に行く事になった息子の報告と感謝。 受かった半分は美佐子のおかげだと・・・。 「けど俺はアイツに… あと、何かしてやれることはあんのかね?」 そして迎えた卒業式。 和尚と美佐子の写真を持って参列したヤスと照雲たち。 明日はついに旭が旅立つ日。 その前の夜、ヤスは最後の晩餐にカレーを作ることに。 旭も大好きなグリンピースが乗ったカレー。 ここにたどり着くまで、ふたりで試行錯誤を繰り返し、作り上げた市川家のカレー。 それがふたりにとって何よりの晩餐なのだ。 「俺よ 二日目のカレーがこの世で一番好きかもしんねえわ」 そういいながら、ヤスは明日でそれも食べ納めだと言うのだ。 そう。 明日から一人だから、レトルトで十分だから・・・。 そして、旅立つ旭に、ヤスが親として告げた、最初で最後の言葉。 「お前がここに戻ってくんのは勝手だけど、俺からは絶対に東京なんて行かねえからよ。 まあ、のたれ死にしたら、骨くれえは拾いにいってやっから安心しろ。 そのかわりよ、俺も… お前の足手まといにはなんねえ。 「戻ってこい」だの「面倒見ろ」だの絶対に言わねえ。 もし足手まといになるくらいなら、首、くくっからよ。 たとえだ もののたとえ! それぐらいの覚悟だって話だよ。 まあ、だからよ、その… 俺のことは気にしねえで、好きなようにやれってこった」 父親になったねぇ。 ヤスの最後の言葉に涙だった。 ヤスの精一杯。 自分は一緒には行けないから、美佐子は連れて行けと、上野動物園に行きたがっていた話を聞かせるヤス。 ほかには・・・と嬉しそうに話を聞く旭に、ヤスも得意げに話をして・・・。 そうして話をしていて明けてしまった朝。 焦って準備をはじめる2人。 美佐子の写真を鞄につめようとしたヤス。 その靴下は穴があいている。 旭だってヤスの心配ごとは絶えない。 酒は控えめに、風呂にお湯がたまったらブザーが鳴るようにしておいたとか、野菜ジュースを買ったから飲んでとか。 ちゃんとたえ子おばちゃんの言うこと聞いてと、涙をこらえながら訴える旭。 「ちゃんと長生きしてくれよ、親父。 ホントに…」 我慢して聞いていたけれど、ヤスにもそれが限界。 トイレに閉じこもり、照雲がもう時間がないと言っても出てこないのだ。 そんな親父の最後の照れ隠しを分かっていた旭は、トイレの扉の前で最後の挨拶をすることに。 東京着いたら電話すると言っても、電話もタダじゃないと突っぱね、手紙は読むのが面倒くさいというヤス。 だから今告げる。 「今まで ありがとう! 東京行かせてくれて ありがとう! 俺、頑張るから! 親父も頑張って、元気でいてくれ!」 うわぁ。 これはちょっと分かってても涙腺崩壊だった~(><) 泣けた。 そして聞こえたエンジン音に、たまらず靴もはかずに家を飛び出し、旭の名前を呼んで車を追いかけるヤス。 だが、行ってしまった息子。 がっくり肩を落として戻って来たヤスの目に、机の上に残されたカレー皿が。 旭がちゃんと食べて行った2日目の朝のカレー。 それからもしヤスがカレーを作っていないのなら・・・これがヤスにとって最後の二日目のカレーになっているはずだと思う旭。 ◆続きはコメント欄にて ←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪ 第5話 楽天ブログではTB受付出来ませんので、TBは下記2ndブログにお願いいたします 送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております <トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/1d358f70cf26cd6b09a76824825d279b/ac お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[TVドラマ感想] カテゴリの最新記事
|