患者の願いと命--------------!!
今回の患者は、複数の病院で治療を断念された有名な写真家の篠田。
だが、彼の重篤な脳腫瘍は歩美でもってしても助けることは出来なさそうな症例。
さらに
篠田は目も既にほぼ失明状態で、その治療中に脳腫瘍が発見され、既に余命2ヶ月を宣告されていたのだ!!
篠田の問いはひとつ。
脳腫瘍を治せるか。
だが、歩美は完治は厳しいとズバリ。
それでも延命治療は可能だという卓巳。
だが、篠田はそれを聞き、いっそさっぱりした表情で2人に最後の願いを告げたのだ。
「命の方はいい。
目の方を治してくれないか?
助からないなら、もう一度だけ写真家に戻って、目の前の風景を切り取りたい。
写真家として最後を終えたいんだよ」
延命を望まず、目の治療を優先する篠田。
医者として、命と目、どっちを優先するか?
歩美はもちろん脳腫瘍の治療を優先させる気だったが、患者の望みは目の治療。
大切なのは命だけとは限らない。
その時、副島が最先端医療とは間逆の治療法を提案。
人工的に網膜剥離を起こさせ、網膜を眼球内でずらし目の機能を回復させるというもの。
だがこれは相当難易度が高い手術のよう。
それに成功したとしても視力が回復する保証はないというのだ。
こうなると賭けの域。
さらには患者への負担が大きく、合併症を引き起こす場合もあるという。
そして術後2週間、ずっとうつぶせにしていないとダメだというのだ。
眼内に注入したガスを網膜に押し当てるためなのだとか。
だがこれでは脳腫瘍の手術は出来ない。
だから、最短で目が見えるようになるかもしれないこの方法を選ぶか、脳腫瘍の治療か・・・。
確率はどちらも10%。
そこで篠田にこの話をすると、彼は目の手術をして欲しいと言う。
歩美は脳腫瘍だと譲らない。
だが、篠田は言う。
「君が救いたいのは私じゃない。
君が見ているのは私じゃない。
君は最初から、かたくなに命、命と言っている。
医者として、その信念が崩れるのが怖いように感じるが、気のせいかな?」
それは篠田にも同じなのだ。
「写真を撮ること。
それは俺にとって生きることだ」
彼の言葉を聴き、考え方が変わっていく皆。
わずかな可能性に命をかける。
それに答えるのがこのラストホープ、医療センターの役割ではないのか!!
篠田の写真集を買ったという卓巳。
そこに写されていたものに、心を動かされたという卓巳は、それを歩美に見せることに。
最後のページ。
笑顔で満足そうな表情でカメラを持つ篠田の姿が。
それを見た歩美は、ついに自ら副島に目の手術を依頼。
手術プランを聞いた篠田は、自分はラッキーだったと、最善の治療だと感謝し、頭を下げる。
それでも-------脳腫瘍と目の治療。
覚悟を決めたと行っていても、やはりその選択が正しいのか、不安を消せないという篠田。
そんな篠田に、副島は自分より優秀な眼科医は知らないと言って、生き残る可能性は50%だと告げたのだ。
それに励まされる篠田。
始まった手術。
副島はとてもこの手術を行ったことがないような手つきではない。
何度もシュミレーションを重ね、イメージを繰り返したのだろう。
突然の出血にも落ち着いて対応。
手術は成功。
結果は2週間後・・・。
そして運命の2週間後。
恐る恐る篠田が開いた目。
ぼやけた光が、形を作る。
「見える!!」
成功した手術。
イメージ通りだと卓巳や副島の事を見て笑う篠田。
そして歩美は・・・。
クールというよりかわいいというのだ。
そして、一緒に屋上へ行って欲しいと告げた篠田。
カメラを渡した副島に、最後のカメラなんて必要ないのかもと言い出したのだ。
「この目に映った大切なものを、心の目で撮る」
でも、折角だからと、歩美を撮りたいと言い出したのだ。
笑えという副島に、笑わなくていいと止める篠田。
「仕事に真摯に取り組んでいる誇り高き女医。
それが君らしい。
こんなにうれしいことはない。
これで私は、写真家として死ねる」
満足そうな笑みを浮かべ、最後のシャッターを切った篠田。
その写真は今、篠田のサインと共に歩美のデスクに飾られている。
結局脳腫瘍の治療は出来なかった。
でも、篠田の最後の希望は叶った・・・。
そして、篠田が副島に頼んでいたのは・・・遺影を撮ること。
笑顔のいい写真に、皆が賛辞を送る。
手術以上に緊張したという副島。
卓巳は問う。
それは執刀医としての義務か?
「いい写真を撮るのは、俺の趣味だ」
おっと、副島もなんだか満足そうだぞ~♪
今回は手堅くいい話だったなぁ。
最後の篠田の台詞はグッときたし。
さすがでした石黒さん。
で、今回の医師たちの過去は・・・。
「私が死んだ後、何があってもお父さんの味方でいて。
お父さんを責めないで」
そう卓巳に言い残して亡くなった母。
そして『斉藤夫妻』を探し、息子の健がひとりで今も実家に住んでいるという話を聞いた卓巳。
今は彼は塾の講師をしているという。
そこを訪ねた卓巳。
腰の傷が傷む-----。
医者の無知は罪。
そういって、このセンターにやってきた副島。
彼は自分が目を患っていたのか?
そして、歩美の恩師の桟原。
彼は最後に、
歩美の父と、被害者の桐野という研究者と2人で、裏で別の研究をやっていたと告白。
さぁ、これが何の研究をしていたかって話。
卓巳は健と会って何を話そうというのか。
そして、次回はついに父に単刀直入に自分は誰の子なのか問うシーンも。
意外だった副島のいい奴~な一面。
では、彼が金にこだわり、医者を商売だと言い出すきっかけは何だったのか。
目のことも気になるし。
次回はひとまず卓巳の話だな。
◆キャスト
波多野卓巳: 相葉雅紀
橘歩美: 多部未華子
高木淳二: 田辺誠一
荻原雪代: 小池栄子
副島雅臣: 北村有起哉
時田真希: 桜庭ななみ
波多野邦夫: 平田満
鳴瀬哲司: 高嶋政宏
古牧利明: 小日向文
ゲスト
篠田登志雄:石黒賢
←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪
《メール便なら送料無料》【CD】嵐 /Calling/Breathless《通常盤》:TVドラマ『ラストホープ』主題歌<2013/3/6>
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
10377 HIT/1/11
楽天ブログではTB受付出来ませんので、TBは下記2ndブログにお願いいたします
送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております
<トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/6b7c030e1d1feaf3a57647f926ee8997/ac