「本当はずっと怖かったんです。
面倒なことを見ないふりして生きてきたツケがいつかまわってくるんじゃないかって。
どうにもならない現実に突き当たったとき、僕は正面から向き合うことができるのかって・・・」
今回はようやく良幸のターン。
今まで京都で蚊帳の外状態だった彼が、比奈子からの連絡を受け、ニュースで知った家族の崩壊。
彼もついに事件を通して自分と、そして家族と向き合う事になったようです。
淳子との待ち合わせ場所へ向かう真弓。
家を出ると、高橋家には誹謗中傷のビラが車を覆うように貼りめぐらされていた。
・・・友達なら取ってやれよと思ったのは私だけ~?
ようやく再会したふたりは手に手を取って無事を喜ぶ。
そして慎司を探して欲しいと願い出る淳子。
比奈子と良幸にはごめんと告げて欲しいと・・・。
だが、これでは世間に誤解されたままなのだ。
それに真弓が気になるのは、事件後、啓介と淳子がひっそりと会っていた事。
「これだけは信じて欲しいの!!
真弓さんを裏切るようなことは絶対にしてない!!」
警察官がうろついているのを見て、そう言ってまた逃走してしまう淳子だった・・・。
一方、良幸は何をどうすればいいか。
突然の出来事にまだ実感がわかずに、答えを出しかねている状況。
なのに、私より家族が大事なんやろって、彼女ってば自分の言い分ばかりじゃん。
「もう、いい加減にしてくれよ」
「いい加減にして欲しいのはこっちよ!!」
・・・逆ギレするような彼女とは別れた方がええと思うわ。
ひとまず横浜へ戻るという良幸に、彼女は自分の言い分を聞いてくれない良幸を見切ったか、犯罪者の家族とは関わるなと母親にも言われたといって、出て行ってしまったのだ。
結局その一言でさようならと言ってしまえるほどの愛情しかなかったって話でしょ。
こんな女ええよもう。
で、慎司はというと・・・生きてたか。
ってか、死ぬ勇気もないって話なんだろ。
電話にも出ないって、充電する場所もないでしょって思わず突っ込んでしまったよ(^^;)
一方、ひばりケ丘の奥様たちは・・・高橋家に貼られた中傷ビラに、この街の品位を落とされたと不満のよう。
でも、あれは事実だから仕方ないのではと言い出す小島。
それを聞いて戸惑う奥様方。
それにマー君が3月まで帰ってこないと聞いてなにやら目配せ。
報道陣にもこれ以上騒ぎ立てないでと静かにしてとまくし立てる小島の方が煩い。
そんな小島を遠巻きにしてみている奥様方。
・・・こりゃ今度は小島がハブにされる日も近いか!?
怖い場所だよ、ひばりケ丘(><)
そして比奈子と一緒に横浜へ戻って来た良幸。
遺体を確認した良幸は崩れ落ちてしまう。
検体と違い、父の冷たい遺体に触れて、初めて実感した身内の死。
のしかかる大きなものの重さ。
そしていなくなった家族を思うと・・・こりゃ良幸ひとりには重すぎるだろう。
そこで2人を待っていたのは・・・真弓。
淳子の会ったというと、少しほっとした表情を見せた2人。
思わず比奈子は聞いてしまう。
本当に慎司がやったのか?
「私たちが信じてあげなくてどうするの?」
慎司を見つけようと提案する真弓。
だがひとまず着替えを取りに家に戻った良幸たちが見たのは・・・誹謗、中傷が書かれたビラで覆われた車!!
そこへやってきた小島。
「もうここには戻らない方が、あなた達のためじゃないかしら。
少しは自覚してちょうだい。
あなた方がこの街の平和と秩序を奪ったの。
ひばりヶ丘をメチャクチャにしたの。
ここにはね、もうあなた達のいるところはないの」
この人は自分の都合を子供たちに押し付けているだけ。
可哀相なのはこの子たちなのに・・・。
みんな見せかけの上品さだけ繕っていただけ。
悪意に打ちのめされてしまった良幸たちはホテルに泊まることにしたよう。
一方彩花は、母を突き飛ばしてしまった事を悔やんで考えてしまう。
家族で乗ろうと約束した観覧車。
だが・・・今はそれに乗る機会もなさそう。
そこへやってきた結城は母親と同級生だったと告げ、自分は5年前、子供と最後の思い出に観覧車に乗ったという話を聞かせてくれる。
高所恐怖症でろくに話も出来なかったと告白すす結城。
子供にはいい想いでも残せなかったというと、嬉しかったんじゃないですかとフォローしてくれる彩花。
優しいんだねと、彩花と真弓はやっぱり似ていると笑って話をする結城。
「難しいよな家族ってのは。
ボタン1個かけ間違えると、思ってもみない方に転がって。
こんなはずじゃなかったってあがいても、どうやって戻ったらいいのか分からない」
真弓によろしくと言い残し待機していた同僚の車へ戻った結城。
そして、淳子は真弓に接触してくる。
そう刑事のカンが告げる。
結城はそれを確信している。
そこで彼女に見張りを付けることに----!!
啓介は・・・やはり借りた1千万に手をつけているよう。
減った300万。
だから殺したのか?
紙袋に入っている血に染まったタオルにくるまれているのは凶器?
ホテルのベッドで、ぼんやりと父を思い出し20歳の祝いにもらった腕時計に触れて、一緒に飲んだ事を思い出していた良幸。
そこへ差し入れを持って来た真弓。
そこで高橋家は父が支えていたと告白する良幸。
淳子と血が繋がらない事を、どこかでハンデに感じていた良幸。
淳子の期待をプレッシャーに感じていた慎司。
淳子が慎司にべったりで寂しかった比奈子。
そんな家族を纏めていたのが、父の存在だった。
昔、同級生がいじめられるのを見て、怖くなり助けられなかったという良幸に、
見て見ぬ振りして逃げ出すのは男として一番ダメなことだと叱られた良幸。
父との約束を守れなかったと悔やむ良幸。
京都へ行ったのも逃げただけ。
でも、自分が逃げなければ、父はあんなことにならなかったかもしれないのだと。
今更後悔しても遅いと涙する良幸に「これからでしょ」と励ます真弓だった・・・。
そして、家に戻った真弓にメールが届く。
ショッピングモールで待っているというメール。
それを受けて家を出た真弓。
だがその途中、淳子は警察官に発見されてしまったのだ!!
逃走を続ける淳子。
だがその時・・・事故にあったかと思われた淳子だけど、無事に真弓との待ち合わせ場所に現れたのだ。
そこで慎司が良幸に連絡を寄越したとつげ、慎司の無事を喜ぶ淳子。
子供たちの事は任せてという真弓。
マフラーやカイロを渡ししてくれる真弓に、淳子は静かに告げる。
真弓は聞かない。
事件の日、何があったのか・・・。
「信じてるから」
そう断言する真弓。
この年になって新しい友達など出来ないと思っていた。
だが、淳子だけは、越してきた最初からずっと真弓を助けてくれた。
一緒に笑って明日も頑張ろうと思えたのは淳子がいたから。
友達ってそういうものだと気づかせてくれた。
「今度は私が淳子さんを助けたい」
もらったマフラーを巻いてぬくもりをかみ締める淳子。
またラーメンを食べたいと話したその時、見上げたテラスに慎司の姿が!!
無事を喜ぶ淳子。
どうやら真弓はあらかじめ慎司宛にここで淳子と会うとメールを送っていたよう。
それを見て、慎司はここへ来たよう。
だが息子の所へ向かおうとしたその瞬間-------真弓を張っていた刑事から連絡を受け、現場に向かっていた警察官に囲まれてしまった淳子。
淳子は覚悟を決めたのか・・・落ち着いた表情で真弓を振り返る。
「真弓さん。
やったのは、私なの。
私が主人をやったの」
「嘘よ、淳子さんがそんなこと・・・」
「ホントよ。私がやったの」
子供たちをよろしくお願いしますと頭を下げ、連行されていく淳子。
そして・・・世間では妻が犯人だと報道がされ、それをニュースで知ってしまい、呆然となる良幸たち。
怯える比奈子を抱きしめ俺がついてると励ます良幸。
家に戻ってこのニュースを見た啓介は、すぐさま真っ青な顔をして、また家を飛び出し車でどこかへ向かってしまう。
やはり淳子に逃走資金を渡していたのは啓介だったのか。
そして、そんな啓介を追っていた結城。
始まる取調べ。
だが、淳子はただ「私がやりました」というだけで、凶器は何かなどには答えないのだ。
・・・これは完全に誰かを庇ってるって事だな。
まさか啓介?
4年前お向かいに越してきた一家は、とても素敵な人達だ。
気取りがなくて、誠実で、信頼できる人達。
だからきっと大丈夫。
あの人だったら必ず救ってくれる。
遠藤さん、どうか忘れないで。
私達の運命が、あなたの手に委ねられていることを----------!!
最後の意味深な淳子の台詞。
まさか彼女は演じてる?
啓介や真弓が自分たちを助けることを分かっていて・・・その上での告白なら淳子はたいした詐欺師って話だけどさ。
真犯人が誰なのか?
そこだよね、やっぱ。
一瞬慎司も捕まってしまうのかと思ったけど、今回は無事逃走したよう。
いや、あれだけじ~~っと淳子が見てたんだから、誰か視線の先を追う位しようぜとか思ったよ(><)
今回は突っ込み所満載だったなぁ。
どんどん歪んでいくひばりケ丘の住人たちの態度。
怖い怖い。
次回はついに小島はマー君に絶縁状でもたたきつけられそうな勢いだね。
実は旦那も海外に行ってるってのも別居じゃないのか?
頼みだったマー君も家に寄り付かない。
見栄だけが今の小島の鎧なのかもしれない。
こんな街絶対いやだ(><)
今回は真弓のウザイ一面もそんな気にならなかった感じで、逆にもやっとしたかも(わはは)
でも淳子が捕まって、転機にはなった回。
次回から事件はどんな展開になるのか。
結城はまだ啓介を疑っているようだし、これは気になるところ。
←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
13820 HIT/1/9
送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております
↓
<トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/2071b1fb25cdceaa1c68a1b2a067791c/ac