医者と患者が病気と向き合う時----------!!
今回は3話前の4話に登場したインテリアデザイナーで再生医療のため、闘病中の多恵も再登場。
雪代が研修医時代に担当していた患者だった西村杏子という患者が診療に訪れる。
だが、彼女は骨髄異形成症候群で、白血病を発症し、余命半年と宣告されてここを紹介されたそう。
昔はパティシエになりたいという夢を持っていた杏子。
生きるために、2週間に一度、赤血球と血小板の輸血をして、ドナーを待ち続けたけれど、その前に白血病を発症してしまった。
今は将来に夢も希望も持っていないようで、すべてに否定的な答えしかしないのだ。
「どうせ死ぬんでしょ?
もういい。
どうせ死ぬなら、あの治療の苦しみから解放されたい」
諦めないでと必死に訴える雪代。
だが、彼女にこの想いが届かないのだ。
杏子の治療には、臍帯血移植しかない。
だが、この治療でも再発の可能性は否定できない。
それでも今はこれにかけるしかないのだ。
これからの医療は臍帯血。
そして歯髄細胞なのだそう。
子供の乳歯の幹細胞は増殖能力が高く、白血病の治療に有効なんだそうで。
このふたつは細胞を初期化しやすく、幹細胞を効率的につくれるという。
最近の医療ってすごいなぁ。
これからは細胞さえ保管していれば、究極人を作ることも可能な時代が来るのかもしれないのだ。
これは人そのものの保険。
最先端の医療は深みにはまる可能性が高い。
正しいものが何かわからなくなる可能性が出てくるのは明白。
だが、実際の所救われる命があるのも事実。
「再生医療の先にあるのは光と闇、どっちなんですかね?」
その答えは、最先端医療の中で患者と向かうしか答えはない。
だが、杏子はやはり非協力的。
生きるためにずっと何かを諦めて生きてきた。
もう我慢するのはイヤだという杏子。
そこで卓巳は多恵にお願いごとをしに行く事に。
彼女は二度目の心筋梗塞が来たら、助からないという、命の危険に曝された状況。
だが、それでもスターティングノートを書き続け、未来の夢のために、ただ生き抜いてやるという強い意志で戦っている。
そんな生きるか死ぬかの瀬戸際に立っている多恵なら、杏子の状況も分かった上でアドバイス・・・というか発破をかけてもらえると思ったよう。
多恵はそんなの書いても意味がないという杏子に突き放したように告げる。
「生きたいというより死ぬのが 怖い。
その恐怖に負けてるだけなのよ」
彼女はベッドの上で必死に戦いを続け、部下たちに指示を出し、容赦なくダメ出しを食らわせ、それでも生きようとあがいている。
そして、多恵の事情を聞いた杏子の中で、何かが変わる。
多恵の病室を訪れる杏子。
杏子は少し前の自分と同じ。
死ぬかも知れない恐怖を前に誰の言葉も聞けなかった。
でも、ノートを書くようになって、不安になった時はこれを見るという多恵。
そして想いを新にするのだ。
「絶対に死なない。 ここに書いたこと 実現するんだって。
私にとって、生きる決意表明みたいなものよ」
そして、物思いにふける杏子に、雪代は新しいノートを渡す。
「私に懸けてみない?
絶対勝ってみせるわ」
患者と医者が全力で立ち向かわなければこれに勝つ事は出来ない。
すると杏子は涙を流し普通の女の子になりたいと告白しだす。
恋をして、結婚して、子供を産んで・・・。
普通の事が普通に出来るように。
「先生、お願い、助けて」
「死なせない、
だから何も諦めなくていいの」
任せてと杏子を抱き寄せる雪代。
ようやく助けを求めた杏子。
これで杏子も前向きになれたよう。
杏子の顔に笑顔が。
次の夢は、いつかパティシエになって、店を持つことになったら、多恵にデザインしてもらう。
多恵の妥協のない、デザインに圧倒的な力を感じた杏子。
万奈美も、そんな強くてかっこいい多恵にほれたのだから。
杏子にとっても多恵はそういう存在になっていくのだろう。
そして、ついに多恵の肝細胞の準備が出来たよう。
これがこのセンターの再生医療の大きな一歩になる---------!!
だが・・・なんと、ここまできて多恵が突然危篤症状になってしまったのだ!!
必死に蘇生処置を施す卓巳。
呆然とそれを見ているしか出来ない杏子。
多恵の名を呼んで半狂乱の万奈美だった・・・。
過去、古牧と斉藤には接点があったよう。
どうやら斉藤が古牧に共同研究を持ちかけていたようなのだが、古牧は独りで完成させると突っぱねたよう。
だが、彼の遺伝子研究に興味はあった古牧。
その話を問うと、その課程は偶然のサンプルだというのだ!!
これは「偶然」ってのが凄く気になるワードだったなぁ。
だがM古牧の研究はかなり大詰めまで成功しつつあるよう。
化学物質の添加による細胞リプログラミングをもう一度検証し、発表は2ヶ月半後だと宣言。
何故その時なのか。
そして、彼はこれを用いて、保管してあった臍帯血から息子を再生させ、クローンを作るつもりなのか!?
それは最早神の領域。
一方、父親にいつも見るフラッシュバックの話を聞かせる卓巳。
卓巳がストレッチャーで運ばれていく際、斉藤夫婦が冷たい目で見下ろしているのを何故か覚えているのだ。
だが、それを誤魔化す波多野。
そこで卓巳は最終手段を使うことに。
「俺、誰の子なの?」
そして、波多野とは親子関係はないという、DNA鑑定の結果を見せた卓巳。
両親は子供が欲しかった。
だから、里親に応募し、卓巳を引き取ったというのだ。
では卓巳の両親は誰か分からないのか?
だが、卓巳は息子だと断言する波多野。
いつ立ち上がって、パパと呼んだか。
そんな事まではっきり覚えているのだから。
「いいか?俺たちは 親子だ」
「俺だってそう思ってるよ」
そう答えたけれど・・・いくら黙っていたことを謝罪されても、卓巳の心には不審感が渦巻いてしまうのだった・・・。
これに関わってるのが鳴瀬なのかなぁとか思うんだけどね。
そして、斉藤の息子である健に会いに行った卓巳。
だが彼は突然倒れてしまう。
健はどうやら再生不良性貧血を患っており、余命1年なのだとか。
そこで卓巳は、昔斉藤夫婦に会ったことがあると話をし、父が大学の同級生で、過去に健の担当医もやっていたと説明。
では、健に何を聞きたいのか?
「僕は真実が知りたいんです。
何度もフラッシュバックするこの記憶はいったい何なのか?
父と、あなたのご両親の間に何があったのか?」
だが、波多野の父には聞けない・・・。
「父は、私を殺そうとしたのかもしれないんです」
これって山での大怪我した時の話?
健もまたひとつだけ忘れられない記憶があるという。
「私は母に殺されかけた」
そして、それを助けたのが、波多野だったと・・・。
一体誰がどう誰と繋がってて、何を研究してて、誰がそれに巻き込まれたのか?
なんかだんだん分からなくなってきた~(><)
卓巳は誰の息子なんだよって本当聞きたい!!
赤ちゃんの時に健と入れ替わってたのかとかもとか、細胞だけ使って作られた試作段階の人間だったとか・・・なんかタブーな世界のことまで考えてしまったよ。
さぁて、どこまでこれを引っ張るのかなぁ。
医者たちの過去。
最後にどう繋がるのか、それを楽しみにしたい。
◆キャスト
波多野卓巳: 相葉雅紀
橘歩美: 多部未華子
高木淳二: 田辺誠一
荻原雪代: 小池栄子
副島雅臣: 北村有起哉
時田真希: 桜庭ななみ
波多野邦夫: 平田満
鳴瀬哲司: 高嶋政宏
古牧利明: 小日向文
ゲスト
西村杏子:谷村美月
坂崎多恵:石田ひかり
吉野万奈美:紺野まひる
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