戦う意味----------!!
レドにはその存在否定にもなりかねない。
ヒディアーズの正体が判明。
だが、事態は更に動いていくことに。
戻ってきたチェインバーに歓声があがる。
この海域のヒディアーズを殲滅させたというチェインバーの言葉に、宝探しにユンボロを発動させるピニオンたち。
だが、操縦席から出てきたレドは、チェインバーの手のひらにこびりついていた肉の残骸を見て、絶望する。
真実を知る前は、自ら殲滅を掲げ、滅ぼしにかかっていた生物だったのに。
今はそれが元は自分達と同じ存在だった事を知ってしまったレドは、戦う理由を失ってしまった・・・。
簡単に奪っていた命。
踏み潰していた子供のヒディアーズ。
その泣き声が、今のレドには悲鳴に聞こえる。
強い吐き気に襲われてしまうレドだった・・・。
一方、ついにお宝を引き上げたピニオンたち。
海水に沈んでいても、錆びひとつない装置や何やらがごろごろと転がっているのだ。
これがかつての文明の遺産!!
フランジもこれでかつての文明を復興させる宝だと意気揚々♪
だが、それを聞いたピニオンは、これは自分達が見つけた宝だと主張。
フランジはこの遺産で、より多くの人を豊かに出来ると考えたからこそ宝探しに協力したよう。
・・・この人もまた、やっぱり船長なんだね。
まっすぐな考えだ。
でも・・・こうなるとピニオンたちとは相容れない考え方だろう。
ピニオンは、まず自分達が豊かになるべきだと言い出す。
だが、独占すれば、それを狙って争いが起こるだけ。
奪おうとする輩は、排除するというピニオン。
ここには武器もたくさんあるのだから。
それを高慢と取るか・・・。
更にピニオンは、通信を使って近くにいる船に警告を発する。
霧の海にいたくじらイカを全滅させ、自分達がお宝を奪った。
近づく奴は容赦なく沈める。
だが・・・これでは無駄に他の連中を刺激するだけではないのか?
争いを前提に考えるピニオンのやり方に納得できないフランジ。
せめて引き上げたものを取引すればまだ交渉の余地はある。
なのに、それを独り占め・・・では、今後どうなるのか、フランジにもどうすればいいか答えが出ないよう。
メルティも心配そう。
だが・・・皆がピニオン側につこうとしている。
それをフランジにも最早とめることは出来ないのだった・・・。
思い出す人類銀河同盟での光景。
ヒディアーズ殲滅を教えられて、ただ戦う事しかしてこなかったレド。
そこへやってきたピニオンに手を貸して欲しいといわれるのだが・・・。
それを断ると
「何怖気づいてるんだ」といわれてしまう。
「怖れなど!!」
反発するレド。
ヒディアーズは殲滅させた。
なのに!!
くじらイカ殲滅の報は既にガルガンティアにも知れ渡ることになる。
それをうらやむ者、悲しむ者、不安に思う者・・・。
様々な思いが交錯する中・・・ピニオンはついに実力行使に出る。
攻撃してきた海賊たちに容赦なく攻撃を返して、引き上げた兵器で最終的に脅しをかける。
容赦ないやり方。
降伏してきた者たちを、最初は断ろうとするも、これで船団を増やしていけば怖いものはないと、力で支配する道を辿っていく事に。
あ~あ。
復讐が今度は私欲になってるじゃん。
自分の実力以上のものを手にした時、逆にそれが身を滅ぼしかねないのに・・・(><)
レドはすっかり気落ち。
ピニオンはそんなレドを勝利に盛り上がる皆の元へつれて行く。
勝利の宴に沸き、踊って、笑って食べて・・・楽しそうな光景が目の前で広がる。
だが・・・レドはそんな中にいても、ひたすら孤独だった。
周りがはしゃいでいればいるほど、うつろに見える景色。
「俺は何をやってるんだ。
何のために。
誰のために・・・。
いつからだ?
この異郷の地で目覚めた時からか。
チェインバー・マシンキャリバーに初めて乗った時からか。
生まれた時からか・・・」
チェインバーは引き上げられた荷物の解析作業に借り出される事に。
それが電磁兵器だと知り、飛び上がって喜ぶピニオン。
だが、それには膨大な電力が必要だという。
光虫でなんとできるレベルなのか?
でも、そんな事をすれば、今ある資源ですら枯渇してしまうのではないのか・・・。
だがその光虫はヒディアーズの外郭と同じものだというのだ。
それを利用している人間たち。
この世界は今、共存が自然に成り立っているという事の証明のひとつだろうに。
だが、あくまで事務的に結果報告をするチェインバーに、レドは怒りをぶつけてしまう。
レドは今、人類銀河同盟の、戦いの意味が根こそぎ否定された状態なのだ。
「ヒディアーズが、進化した人類なら、俺は戦えるのか?
戦って、そこに意味はあるのか?
ないなら・・・俺は戦えない。
あの生き物を、俺は殺せない----」
それはレドとマシンキャリバーの存在を否定するもので、容認できないと返すチェインバー。
「同じ人類が殺しあっているんだ!!
それが俺達の戦争の正体なんだ!!
どちらも同じ人間じゃないか。
同盟のお題目は、もうたくさんだ!!」
それも否定するチェインバー。
人類とヒディアーズは決して相容れることはないというのだ。
「彼ラハ、文明ソノモノヲ否定シタ存在ダカラデアル」
もし人類が強い肉体を持っていれば、マシンキャリバーを開発する必要性などなかったのだ。
人間は、自らの限界を超えるべく、知能を発展させて、文明を築いたものだと推測されるというチェインバー。
マシンキャリバーは、人類が人類たりうるための純粋知性の結晶。
ヒディアーズは、その知性すら克服することで、生命体としての極限まで到達した存在。
究極の生物。
故に、人類の尊厳をかけて戦わねばならないと説くチェインバー。
存続をかけた戦い。
淘汰されるのはどちらか。
ようは、生きるために、生きたいなら戦えということ。
だが、それを機械のチェインバーがいうのか?
それでも、チェインバーは自分はパイロットの人口支援プログラムだといい、それをすることで、存在意義が保たれているというのだ。
矛盾しているようで、チェインバーの言っていることはある意味正しいのかもしれない。
だがその時、突然入ってきた友軍からの通信。
友軍という言葉に戸惑うレド。
近づく船団。
そこに掲げられたヒディアーズの無数の遺骸。
そして識別したそのマシンキャリバーの機体は--------
クーゲル中佐のものだったのだ!!
って、
クーゲルって1話でお亡くなりになったんではなかったのかいっ!!(><)
まさかの返り咲き~!?
いや、違う意味笑ったよ。
まぁ、キャラクター紹介に載ってる位だから、捨てキャラにしてはもったいないとは思ってたけどさ。
まさか彼もレドを救う犠牲となって、ワープホールシステムに飲み込まれてしまい、ここへ来たということなのか?
でも・・・彼の載っていた船の船員たちは、皆何か操られでもしたような雰囲気で、フードを被って、顔に模様が描かれていた。
宗教的な匂いがする集団に見えたよ~?
大丈夫、これ。
思わぬ方向へ進んできたお話。
今度はやはり地球での争いになってしまうのか?
ただ、今はまだガルガンティアが蚊帳の外状態なので、ここからどう絡んでくるか・・・だよなぁ。
ピニオンは一度叩かれるべきだと思うし。
クーゲルが味方なのか敵なのか・・・思想的にどうなのかって話だよね。
これは次回、レドとの再会が楽しみだ~♪
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