二本松少年隊の運命--------!!
やっぱり泣けた。
見終わったら泣いていた。
子供たちが巻き込まれる戦ほど悲しいものはない。
しかも皆国のためと、純粋なんだ。
若先生の木村だってまだ22歳。
そんな若者が命を散らさなければならなかった時代。
滅ぶまで戦う。
会津への同盟を誓った二本松もまた、最後まで己の信念を貫いた。
見事だった。
でも、悲しすぎた。
会津討伐へ新政府が固まる中、覚馬は新国家への意見書を書き始めた。
何度牢番に破られても、胸の中にあるこの意見書を破る事は出来ない。
熱い思いをしたためたそれを野沢に代筆を頼み書き続けた覚馬。
一方、八重は若者達に銃の扱いや、弾の作り方を教え、皆がその教えをどんどん吸収していった。
白虎隊に配属された伊東。
火薬の調合等を勉強している大蔵の弟・健次郎。
高木は容保の護衛兵に。
先を越されたとうらやましがる健次郎に、足腰の鍛錬を教えようとして、八重が提案したのは、米俵担ぎ。
さすがすぎるわ、八重♪
ま、それを見て母は三郎も勝てたことはなかったと思い出してしまう。
白河は最早取り戻す事が難しい。
八重と尚之助が一緒に旅をした場所が次々と新政府によって攻められてしまう。
武器の力が違いすぎるのだ。
鉄砲も大砲も旧式のもの。
そんな中、大蔵は完璧に街道を守りきっていたよう。
さすが本場仕込は違うって話だよな。
そんな中、新撰組は白虎隊と共に会津藩主・喜徳の警護に当たる事に。
新撰組という名前は会津に古くからある隊の名前だという。
話を聞かせて欲しいと少年たちはねだるも、明日白河へ向かう事になっている新撰組の斉藤や土方を気遣う。
そんな少年たちを見て、土方もまた出し抜こうと思っていた気持ちを改め、会津のためになんとしても白河を取り戻すと斉藤に話をつける。
だが・・・事はそう上手く運ばない。
白河城の奪還は果たせないまま。
そして、
ついに頼母は容保に停戦を申し出たのだ!!
奥州街道を塞がれては、会津が干上がってしまう。
新政府軍に自分達の首を差し出してもいい。
その申し出をしたのは・・・最早、今の武器では歯が立たない事を頼母は身をもって実感していたから。
だが、それを会津の藩士たちが受け入れるはずがない。
白河を取り戻すための武器もない。
時間もない。
だからあの時一刻も早く都を出ていれば・・・!!
思わず叫んでしまう頼母。
だが、都にいた者たちもまた、その状況でなかった。
何も知らない頼母に言われる筋合いでない話。
そして、
容保は頼母の白河総督の任を解いてしまうのだった・・・。
まさに泥沼の一方。
今度は秋田藩が敵軍に下ったというのだ!!
これでは背後にも敵を抱える事になる。
東からは板垣が迫る!!
春嶽は岩倉に問う。
「誰のための国づくりぞ。
とくと、お考えあれ」
会津を朝敵として、今までの恭順の嘆願書を握りつぶし、すべては王政復古のためという建前の元、政策を己たちの都合のよいよう利用した事を指摘する春嶽だったが、最早動き出した新政府を彼も止める事は出来ないのだった・・・。
その頃、ついに
覚馬は管見を完成。
それは10年後、100年後までを考えた国の見取り図。
時栄に書き上げたそれを渡し、覚馬は訴える。
「いつか時が来たら、しかるべき人に渡してくれ。
頼んだぞ。
破れても、滅んでも、まだ残るものはある!!」
この官見は、この国を蘇らせるものだった・・・。
そして板垣が二本松に迫る。
子供たちを指導した木村は、よく聞けと、二本松は敵に寝返って生き延びるより、死んでも同盟への信義を貫く道を選んだと告げる。
「誇りを持って戦え!!」
それに元気よくはいと答える子供たち。
だが、いくら子供達が頑張っても、武器力の違いは明白。
二階堂に子供たちを会津まで逃がしてやってくれと頼む木村。
彼は子供達の楯になり、自ら身体を張って子供達を逃がしたのだ!!
目の前で倒れる若先生の姿に絶望する子供たち。
負傷した子供達を助けてなんとか逃げようとするも、薩摩兵に見つかってしまう。
だが、流石に相手は子供。
手を出すなと命じる大山。
早く家へ帰れと言って見逃してくれたのだが・・・木村先生の仇だと才次郎は薩摩兵に向かっていこうとしてしまう。
そんな才次郎を止めた二階堂。
だが、また別の兵たちが現れ騒動を銃で諌めたのだ。
その弾に当たり倒れてしまった二階堂。
篤治郎も倒れてしまう。
必死に名前を呼ぶ才次郎。
彼は懐から、八重にもらった、ひしゃげただるまを取り出し、額に当てて、勇気を出せと言い聞かせる。
そして、
果敢に攻め込んだ才次郎は、隊長を刺すのだが・・・兵に撃たれてしまうのだった・・・。
二本松が落ちた。
長岡も。
最早城下が戦火になるのは明白。
頼母は妻と母の前で、命を捨てる覚悟だと伝える。
家を頼むと千恵と母に告げる頼母。
名前に恥じない働きをと、夫を送り出す千恵。
子供たちにも笑顔で別れを告げる事に。
そして会津に避難してきた二本松の少年の事を聞いた八重はすぐに駆けつける。
そこには瀕死状態で運ばれた篤治郎が。
彼は懐からあのだるまを取り出し、「才次郎の・・・」と八重にそれを手渡す。
それを見て八重もまた才次郎の事を思い出す。
だが・・・それを渡した事で安心したか、篤治郎は微笑んで息を引き取ってしまうのだった・・・。
「目を開けて!!
しっかりしっせぇ!!
しっかりしっせぇ!!
こんな子供を・・・なんで子供まで・・・!!」
篤治郎を抱きしめ、号泣する八重。
ここは一緒に号泣だったなぁ。
悲しすぎる。
八重は憎しみをこめる。
その目に戦いの意思が宿るのだった-----。
いよいよ八重が戦場へ立つ日が近づいてきたという事。
それはますます会津が厳しい状況に立たされたという事なのだが・・・。
次は少しだけお兄ちゃんの隊である白虎隊。
でも、まだ子供と言える年の子ばかり。
八重は自分が銃を教えた事で、彼らを戦場へ向かわせる事になったのではないかと思うようですが・・・。
こんな子供が戦場に立っていたらやはりそう思ってしまうだろう。
自分を責める八重が出した決断。
次回から大きく八重が主役として動きそうですね。
それだけは楽しみだけど、この流れは、やはり涙なくしては見られない。
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