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カテゴリ:TVドラマ感想
2年後、現在---------。
視聴率15.3% いやぁ実に爽やかでメッセージ性のあるドラマだったなぁ。 最後まで楽しませてくれた。 あたたかい気持ちにさせてくれた。 よく泣いて、笑って、教えられて・・・。 いい作品にしてくれたなぁと、ほっこりしながらラストを迎える事が出来ました。 今回は感想が長くなったので、2部構成です(><) すみません。 関東大震災から2年。 明日の約束を果たせないまま過ぎてしまった時間。 そして2013年4月。 ブルーインパルスが故郷の松島に戻ってきたことが大々的なニュースになっていた。 報道キャスターをしていたのは、藤枝!! そっか、この2年で彼も頑張ったんだね(^^) ブルーインパルスは震災当日は、九州新幹線開通記念イベントで福岡を訪れており、無事だったよう。 松島基地が復旧したため、帰還したのだ。 2年経ったけれど、東京は変わらない。 友人や知人、家族が被害に遭った者も多く、その傷はまだまだ癒えない。 そんな中、阿久津から松島基地への取材を打診されたリカ。 地元にとってブルーは復興の象徴。 これを機に、「空自の側から語られる震災の記憶」を特集してはどうかというのだ。 それを自分が取材していいのかと不安になるリカに、今のリカなら公正な目で取材できるといってくれる阿久津。 それでもリカの中に不安が浮かぶ。 あの震災の日のメッセージを確認するリカ。 『自分は無事です』 52分には送られてきた空井からのメール。 それにほっとして、そのまま無事でいてくださいと返したリカ。 だが、その後、リカも報道局の応援に回り、情報と報道に走り回る毎日だったよう。 「この状況に、ただ呆然とするばかりです」 それでも自分たちには報道するしか出来ない。 現地で頑張っている自衛官たちには勇気付けられると送ったメール。 5日ぶりに帰宅できたリカ。 空幕の人も東北へ派遣され、話を聞くことも出来ないよう。 空井が心配で何度もメールを送るも・・・。 1週間もすると、今度はテレビの映像を見るのが辛いという視聴者の電話も多くなったよう。 情報を伝える難しさ。 確かにそういう人もたくさんいただろう。 特に津波のシーンは思い出したくもない人も多かったに違いない。 現実とリンクする部分も多くて、辛かった方も多かったはず。 世間は、なぜあの時松島基地にあった戦闘機すべてが飛べなかったのかと、2千億の損害を責めた。 もめたねぇ、これも確かに。 そして・・・ようやく空井からのメールが届く。 水が引いてからの松島基地は、24時間災害救出のためにフル稼働状態だったよう。 「災害派遣は勝利なき戦いである」 その言葉の意味をかみ締めているという空井。 リカも街角グルメの取材を再開。 でも、どこかで今これより伝えるべき事があるのではないかと考えてしまう。 震災から3ヵ月後、空井から届いたメール。 彼は自ら志願して、松島基地へ異動になったよう。 「今までありがとうございました。 もう連絡しません。 稲葉さん、どうか、幸せになってください」 それ以来メールもしなくなってしまった二人。 だが、リカはずっとその「しあわせになる」という意味を考えていた。 そして・・・リカは松島基地の取材の為、市ヶ谷の比嘉を訪ねる事に。 1年ぶりの広報室はすっかり面子も変わってしまったようで。 比嘉がいてくれたことにほっとするリカ。 是非と言う事で、許可をもらうも・・・。 どうやら松島基地では一尉となった空井が担当する事になるよう。 そこで、取材はするけど自分は行かないと言い出すリカ。 まだ忘れられないのかと藤枝に突っ込まれようと、空はもう見ないと決めたのだ!! その時、突然かかってきた柚木からの電話。 「生まれる~!!」って7ヶ月の妊婦が叫ぶもんだから、あわてて駆けつけると・・・そこはいつものりん串。 どうやら比嘉から連絡をもらったようで。 って、そっか、槙と結婚していい感じになってるんだ。 今はすっかりパパとママが逆になってるようですが(^^) ま、その方がこの二人らしいんじゃねって事で。 片山もやってきて、なんだか同窓会なノリ。 藤枝が初参加でフレッシュな感じですけどね。 そんな中、今回皆が集まった目的を比嘉と柚木が話す。 松島基地の取材に、リカに行ってほしい。 「稲葉に、見てきてほしいの。 あの日の松島を」 槙も、片山も同じ気持ち。 リカなら自衛官をヒーロー扱いしない。 ありのままを伝えてくれるはずだというのだ。 だからリカにお願いしたい。 皆の気持ちを受け、泣き出してしまうリカ。 そして「はい」と返事するのだった・・・。 電車とバスを乗り継ぎ、松島で出迎えてくれたのは・・・空井!! 2年ぶりの再会。 でも、これはあくまで取材。 基地内は、惨劇をそのまま残していた。 傾いたままのベンチ。 水位の高さを示したライン。 動かない戦闘機。 忘れてはいけない教訓なのだ。 そしてリカは改めて空井にあの時の話を聞かせてほしいと願い出る。 空井が語ったあの日の事実。 雪が降っていた。 下は真っ黒な水が押し寄せ、見る見るうちに戦闘機を押し流して行った。 それを隊員たちは、ただ見ているしか出来なかった。 だが、やはり気になるのは津波の到達まで30分の時間がありながら、なぜ1機も飛び立たせず、28機が使用不可になったのか? 滑走路の点検が間に合わなかった事。 雪という悪天候。 日中訓練も中止だった為、飛行前点検も行われておらず、その状態から飛ばすには30分近くかかる。 もちろん地震が来てすぐに整備もパイロットも飛ばすよう努めた。 だが、津波が来ると言う事で、間に合わないという基地指令判断で全員退避を命じられてしまったというのだ。 基地指令にも究極の選択。 飛行機も隊員の命も失うわけにはいかないと・・・。 少しでも水が入らないようにと、格納庫の扉を閉じようとしたけれど、地震でレールが曲がってしまい、どうしても閉められなかったのだ。 悔しかったと呟く空井。 ただ、見ているしか出来なかったと。 そして、3mかさ上げした高台に、ブルーのための仮設の格納庫を作ったそう。 ここへ戻ってきてから、ずっと避難訓練を繰り返しているという隊員たち。 飛ぶ準備が出来ていなくても、いかに早く出られるか。 「もう二度と、1機も無駄にしないために」 それは全自衛官が思っている事だろう。 もしブルーが流されていたら・・・もう二度と復活は出来なかったと島崎は言う。 新しい機体を調達となると、莫大な予算がかかるのだ。 一般人からすれば新しくすればいいとだけ考えてしまうけど、国家予算に関わる話になるわけだもんね。 「こいつらが残った事には、きっと意味がある」 出来る事は何でもやるという島崎。 だが、展示飛行も悪天候で中止になってしまい、残念ながらお帰りショーを楽しみにしていた住民の人たちにはブルーの雄姿を見せられなかったよう。 なんでも展示飛行の回数が決まっているので、おいそれともう1回やるとかというのは出来ないようで。 なるほどね。 ブルーの隊員たちは自分たちが飛ぶ事で地元の人たちを少しでも勇気付けられたらと考えていたので悔しそう。 女子隊員たちは、何日も風呂に入れず、最後には匂いが麻痺していたと笑って話をしてくれた。 雪が降るほど寒かったけど、廊下でダンボールを敷いて雑魚寝したというのだ。 そして困ったのは、女子的生活必需品の不足。 支援物資の中にあったのだが、それはあくまで被災者の方へ届けるもの。 だから隊員は受け取らなかったというのだ!! 驚くリカ。 彼女たちも被災者なのに。 それは他の基地の女子たちが差し入れしてくれたそう。 それが嬉しかったというのだ。 えらい。 そんな苦労があったんだ。 つくづく自衛官って凄い人たち。 頭が下がるわ。 そして、室長の山本と会うリカ。 彼もまた違った意味濃い人のよう。 威勢がいいというか、でも面白くていい人♪ 当時の写真はあまり残っていないよう。 広報も、写真より救助優先していたからだ。 あまりに被害が大きすぎた。 だから、救助の線引きも大変だったそう。 自衛官は本来、個人宅の瓦礫撤去や泥かきなどしてはならないそうなのだ。 だが、今は非常時。 そこで、地元の了解を得て、基地指令が「基地から流された流出物を捜索せよ」という無理やり名目を作ったのだそう。 それは発覚すれば問題行為。 それでも、そうしなければならないほどの状況だったのだ。 だから報道対応は気を使ったという空井。 各社好意的だった為、問題にはならなかった。 それで活動が続けられたというのだが・・・隊員の中には家族が行方不明の者もいた。 大変な思いをしているはずなのに、少し休んだら、すぐに出て行こうとしたというのだ。 その話をしながら山本もこみ上げるものがあったよう。 同じだった。 それは1年前、比嘉に会った時に彼もまた子供たちの相手をして笑わせていたという話をしていた時。 行ってよかったと笑顔で話しをしていたのに・・・。 「もっと・・・何か、もっと、出来たのかもしれないですけど・・・」 突然涙を堪えながらそう言い出したのだ。 彼もまた無力さばかり。 実際に救助に当たった隊員たちが何も感じないわけがないのだ。 現場では何も考えないよう、スイッチを切って動けるけど、基地に帰ると・・・ふとした瞬間にとまらなくなることがあると声を詰まらせる空井。 だが、空井の泣き顔は見慣れてると誤魔化してやるリカ。 ◆感想の続きは こちら からどうぞ~♪ ←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪ 送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております ↓ <トラックバック URL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/b02eb77f9b1ee8b7e6d8b1f29b56cba2/ac お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/06/24 10:54:13 PM
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