親子の関係-----------------!!
心配をかけさせないようにとついた嘘が、もっと心配かけてしまう結果に。
母だから。
娘だから話せない事。
でも、聡い望海は母の異変を察した。
お母さんはなぜ最近長袖ばっかりを着ているのか?
丈夫に産んでやれなくてごめんと言っていたお母さんのお母さん。
幼いなりに感じた不安に押しつぶされそうで、思わず泣いてしまった望海。
「お母さん病気なの?」
そんな望海を抱きしめあやしながら「お母さん元気だよ」と頬に触れた小春。
「大丈夫だよ」
母の言葉に納得しようと幼いながらに胸をいためた望海。
そして望海は新しい学校へいくことに。
一方、前回気になった健太郎は・・・どうやら足の骨折だけで済んだよう。
あぁ、よかった~(><)
でも、父を救急車に乗せてから栞は姿を消してしまったよう。
栞が不憫で仕方ない健太郎。
なんとか償わせて人生をやり直させてやりたい。
病院に駆けつけた紗千は必ず栞を探すと約束し、ネットカフェをあたる事に。
だがその時、その栞から電話がかかってきたのだ!!
なんと、信の背中を押したサラリーマンを見つけたというのだ!!
絵描きだから記憶力がいいのか・・・。
でもよく覚えてたよなぁ。
すぐにそこへ行くから、おかしなことはするなと念押しする紗千。
だが、通話を切り、男の後を追う栞。
その男の後をしばらくつけた栞は、あの日酔って背中押しましたねと尋ねたのだ!!
怯えながらも、何の話かととぼける男。
お姉ちゃんに会ってと頼んだ栞に、最後に男は言う。
「俺が悪いんじゃない」
そういい残し、タクシーで去っていくのだった・・・。
それは正解って事なんだ。
この男も自分がやったことをちゃんと覚えていたんだ。
思い出させる罪悪感から逃げた男。
栞は紗千に電話する。
忘れられなかった?
信さんに会いたい?と何度も何度も尋ねる。
すぐにビルの屋上にいた栞の元へ駆けつける紗千。
「楽になることを選んだらだめなの。
もうね、あなたも私も、それは選べないの。
小春が生きようとしてるのに。
人でなしになってもよかった。
出来ることなら、忘れて欲しかった。
忘れさせてあげたかった。」
3人で償って生きていこう。
人生をやり直させてやりたいと言っていた父。
だが、それは無理だと思うという紗千。
取り返しのつかないもの。
命は戻らないものなのだ。
あなたはもう一生許されないの。
栞。あなたの人生は終わったと思いなさい。」
一方、望海はどうしても気になったので、ひとりで病院に行ってしまう。
治療を受けていた小春はそれを聞き、いないと言ってほしいという。
すぐに由希に迎えに来てもらうのだが・・・。
望海は母が死ぬのではないかと恐れている。
ウーギークックの絵本を読んで余計にその思いを強めたようで・・・。
恐怖と戦う望海。
どうでもいいことや、学校の事、新しく出来た友達の事を話し、なんとか話をしようとする望海。
それでね。
それから話が続かない望海。
そんな娘を抱きしめ、頭を撫でる小春。
本当は治療が必要だったけど、澤村は言う。
「患者を止める自信はあるけど、母親を止める自信はないよ」
すぐに連絡取れるようにという対処で小春を返した澤村。
理解のある先生だ。
流石に今日は健太郎の元へ泊まる紗千。
そこで今日は3人家族だけで水入らず。
子供達の前で薬を飲む小春。
・・・このシーンは長回しだったのかな。
なんか流れが途切れないで、ず~っとうまく見せてくれていたから凄いなぁと思ったんだよなぁ。
この演出がカット割で出来てるなら凄い技術だし、長回しの撮影なら、満島さんと子供達の演技が凄すぎるわ。
いずれにせよ、なんか見てるだけで、小春も望海も自分の気持ちを正直に話しているだけなのに、なんか泣けた。
じんわり染みるシーンだった。
心配かけたねと謝罪し、それでも病院に来てくれたことが嬉しかったという小春。
でも、もう一人で電車で来てはダメだと念押しする小春。
それを了承した望海。
だが、彼女はアリクイムシが怒るように、今本当はすごく怒っているというのだ。
「「相談してね」って言ったのに。
「助け合おうね」って言ったのに。
望海はそういうの、出来ないのかな?」
お母さんは何故ランチとか行かないのか?
自分たちの世話が大変だから?
「お母さん好きなこと出来なかったでしょ?
シングルマザーだから病気になったのかな・・・」
違うと言っても、もう信じない望海。
子供だからと本当の事を言わないのは、最早限界。
そこで望海と同じ歳の頃の話を聞かせる小春。
子供の頃はあまり紗千が好きでなかった。
だから母が出て行く際、お父さんがいいといって離れたのだ。
でも、本当は出て行きたくなかった。
母にも悲しい想いがあった。
それが今は分かるという小春。
だから今は嫌いじゃない。
「嫌いじゃないよ。
やっぱりお母さんだから」
でも、子供の頃は母の本当を知らなかった。
教えてもらえなかったから。
教えてくれなかった理由は、心配かけたくなかったから。
「もうひとつは・・・普通のお母さんでいたかったのかなぁって」
病気になったから、初めて分かった事。
「ただの青柳小春だったのが、患者さんの青柳さんになって、病気の青柳さんになって、病気の小春になった。
それで助けてもらった。
支えてもらえた。
でも、何か違う。
なんか前と変わった。
でも、頑張ろうって励まされると、よかったなぁって思ったの。
でもね、でもやっぱり、病気のお母さんにだけはなりたくなかった。
お母さんは望海と陸の、ただのお母さんで・・・病気のお母さんじゃないから。
・・・って思ったの」
子供達に隠してた事、嘘ついた事を謝った小春。
3人で並んで寝転び、小春は望海と陸に自分の病気の話を聞かせる。
治すだけ。
洗濯をするように病気を治すの。
何も変わらない。
お母さんの呼び方も変わらない。
子供達の手を両手につかんで、小春は自分の正直な思いを告げる。
この数年、好きな事が出来なかったなどと思わない。
シングルマザーだなんて思わない。
「うちは3人家族だよ。
胸張っていえるよ。
お父さんが作ってくれた、幸せの中ですくすくすく・・・って生きてます」
嬉しそうに、楽しそうに笑う3人。
本当にしあわせそうで、だからこそ泣けたシーンだったなぁ。
最後は、ちょっともう本編の中ではおまけ的扱いになってきた砂川家のお話。
舜祐をめぐっての争いに発展した夫婦。
砂川は藍子がいない間に、祖母が見ていない隙を狙って舜祐を浚うような真似をする。
これは誘拐だと訴える藍子。
決着は裁判へともつれ込みそうなのだが・・・。
当の舜祐は、両親の所ではなく、託児所へ行きたいだって。
こりゃ大人たちの空回り。
かっこ悪いねぇ。
さぁてどうなるのか、この夫婦の争いの行方と、息子の親権は。
そして・・・栞は適性検査を受けに行く。
一致すれば、何かが変わると信じたい健太郎。
今はただ、適合する事を祈るしか出来ない紗千。
やっぱりそういう流れになったなぁ。
でも、同じ血だからこそ出来る救済だし、これが正解なんだと思った。
最終回。
信さんは人生最後のページを見れるのは、子供たちなんだという名言を言っていた。
いつか父の事もちゃんと話が出来る日が来ると思いたい。
希望を持ちたい。
今日も親子3人でしりとりを楽しそうにしながら家に戻る小春たち。
だが・・・澤村に届けられた小春の診断結果は・・・かなり悪そうな予感をさせる、あのウーギークックの絵本が置かれていたのが気になる所。
この演出も思わせぶりだし、色々思わせるよなぁ。
どんなラストが待っているのか。
こうなると紗千と栞も救いがあるといいなぁ。
◆キャスト
青柳小春:満島ひかり
植杉紗千:田中裕子
青柳信:小栗旬
青柳望海:鈴木梨央
青柳陸:高橋來
砂川藍子:谷村美月
植杉栞:二階堂ふみ
砂川良祐:三浦貴大
蒲田由季:臼田あさ美
澤村友吾:高橋一生
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