生きる意味とは------------!!?
視聴率16.4%
有終の美。
最終回でも、この作品の流れは変わらない。
なんだろうなぁ。
本当この作品の中で流れる時間は緩やかだ。
望海のものなのに、お母さんがよく使うものとは?
なぁんてなぞなぞを出す望海。
うん。
これは一緒になって考えたなぁ。
名前ね(^^)
すっかり親子の関係を取り戻した小春と沙千。
ようやく由季に預けていた信の写真を植杉家に迎える事ができる事に。
写真の前に飾られたのは、信が好きだったキャラメルと、紗千からの花。
お昼にはみんなで賞味期限が今日までのそうめんを食べる事に。
あ~これキツイよなぁ。
食べれないなら面白い事をやれって振られて、陸のリクエストもあり、「笑いながら怒る人」を演じる小春。
・・・うわぁ。
かなり引いてるよ、みんな(わはは)
なぁんかこの「え!?」って思うような演出も、日々の暮らしの一部なんだよなぁって、そんな風に思える。
一方、藍子と砂川はついに離婚を決めたよう。
本当はもっと話し合いを前にしていたら・・・やり直せたかもしれない。
もう一度・・・とか言い出しそうな勢いだったけど、時はすでに遅い。
離婚届を藍子に渡した砂川。
「母性なんて、男が逃げるために作った言葉だった。
子供への愛情は、母性と父性、分けるもんじゃなかった。
僕たちは・・・手分けするんじゃなくて、手を取り合うべきだった」
そこまでわかっているのにね・・・。
今は藍子と去っていく息子を見ているしか出来ない砂川だった。
・・・ここもどうにかできないかなぁ。
そう思ってしまった夫婦だった。
もやもやが残ったねぇ。
そして、今日は検査結果が教えられる日。
その前に先に小春に謝罪したいと栞が家にやってくる。
二人だけで話をすることになった小春と栞。
複雑な心境の小春は、ぼそぼそと会話をする。
指に怪我をしていた栞。
どうやら栞は仕事を始めたよう。
そこの食洗機の扉で怪我をしてしまったのだ。
経験がある小春はそれに共感する。
そんなたわいない話をする二人。
だが、栞は覚悟を決めていた。
夢を見ると話を持っていく。
二つあった選択肢。
ひとつは「この人痴漢です」と言った方。
もうひとつは・・・「お義兄ちゃん」と呼ぶ方。
「ずっと、選ばなかった方の夢を見てました」
そして栞は、そちらを選べば、信は今度うちに来てくださいと栞を誘ってくれたと信の心情を真似て言葉を発する。
話を聞いて小春はその夢は合っていると答える。
信ならそう言っただろう。
姉妹だから仲良くなれると言ってくれたはず。
そうして信の言ったであろう言葉を紡ぎあう二人。
そんな信を通して栞と対話する小春。
「きっと、うまくいく」
そちらを選べば・・・違う今があったかもしれない。
そしたら姉妹になれたかもしれない。
だが、そちらを選ばなかった栞。
それでも栞は頭を下げる。
「お願いします。
適合したら、その時だけ妹だと思ってください。
お願いします」
その日。
電話の音に何度も緊張感を走らせる沙千と健太郎。
突然の雨にはしゃぐ望海に混じって、一緒に家の前で子供たちとはしゃぐ小春。
気持ちをそらそうとしてるのがわかる。
そして・・・ついに栞からの電話が。
風鈴の音。
スローモーションで振り返る沙千。
小春に向かって深く頷くのだった・・・。
適合した血液。
大はしゃぎする澤村。
なんて親身になってくれる先生だ(><)
泣き出す紗千を抱きしめる健太郎。
信の写真を見て、生きられるチャンスをもらえた小春は・・・感謝し、涙を流すのだった。
信とは趣味が合わなかった。
それでも聞きたかった事がある。
どうして山に登るのか?
読書と同じ。
最後のページに何が書いてあるのか知りたいと言っていた信。
生きている答えを----------!!
望海が生まれて、陸がおなかにいる頃、その答えが分かったと話してくれた信。
「人生に答えなんかないんだって。
生きてる限りいろんなことがあるけど、答えは出ないし、人は最後のページを読むことは出来ないんだと思う。
最後のページを読むのは・・・子供たちなんだ。
僕と小春が生きてきた答えを見つけるのは、子供たちなんだよ。
いつか、僕たちがいなくなった後、子供たちが僕たちが生きてつづった人生を読む。
その時、子供たちがその本を、その答えを胸に抱いてくれるように、そのために生きる。
出来るだけ誠実に、出来るだけ一生懸命、子供たちに恥ずかしくないように。
そうやって続いていく」
子供たちは子供たちに・・・そうやって読み継がれていく。
信の言葉を思い出した小春。
紗千は今、望海とあやとりをしている。
面白いか微妙な話をしてくれる健太郎。
たわいもない話で声を出して笑う家族。
とてもいい家族の姿。
それは信が願った光景。
そこへやってきた栞。
顔を見せにやってきただけのよう。
そんな栞に、まだ面と向かい合うことは出来ないけど、小春はあがってもらったらと声をかける。
「私、許せるかどうかわかりません。
でも、こんな風にも思うんです。
子供たちがいつか知るかもしれない。
その時、子供たちに彼女のことを憎んでほしくないって。
信さんを好きな気持ちで誰かを憎むとか・・・。
人を大事に思う気持ちが、それが憎む気持ちに変わる。
それが辛いです」
紗千に、目の前にいる栞に検査を受けてくれてありがとうと伝えてほしいという小春。
「手術の時は、よろしくお願いします。
私の妹に伝えてください。
あなたのおかげで生きられる。
あなたも生きてください」
そう言って頭を下げた小春。
思わず家を飛び出す栞。
だが、きっともう栞も大丈夫だろう。
逃げない。
いつか、本当の意味でこの姉妹の和解の日が来ることを願います。
その夜。
子供たちを寝かしつけた小春は、母と一緒にワインを飲む事に。
その時、絵日記を見てこの夏の事を思い出しながら話をする二人。
母が娘を思い、その娘がまた娘の事を思う。
それこそ信がずっと言っていた生きることの答え。
日記の最後に書かれていた「今日はみんなで「まどいせん」しました」という望海の言葉。
それは家族みんな仲良しの事。
庭に咲いたコスモス。
その後ろに書かれた家族の絵。
笑顔の皆。
歳を重ねた。
その分お互い歳を取った。
大きくなった。
「何もしてあげてないのに・・・」
そう言う母に、台風の日にずぶぬれになりながら家に戻ってきてくれた時の話を聞かせる小春。
嬉しかった。
守られてると感じた。
「ずっと見せたかったんだよ、大きくなったの」
そんな小春の手を握った紗千。
「思い出があったから、大きくなったの。
子供って、思い出で大きくなれるの。
離れ離れだったけど・・・渡し合うみたいに続いてたんだと思う。
あやとりみたいに」
お母さんが握ってくれたように、自分も子供たちにそう思ってくれたらいいと思いながら手を握っているという小春。
「小春、また会えてよかった。
よかった。
いい一日だった」
「ただいま」
その言葉に頷き、「お帰り」と涙をこらえる紗千。
そして二人は指を絡めて手を繋ぐ。
母の話を聞かせて欲しいと甘える小春。
たわいもない昔話。
それにくすくす笑って聞き入る小春。
そんな母と娘の姿。
そして・・・望海の絵日記は続く。
手術を受けた小春。
お見舞いに行った事。
髪を切った事。
流れ星が見えた事。
それに願った事。
そしてその日・・・。
「お母さんが帰ってきました-----」
望海と陸を抱きしめた小春。
机の上には大好きなお稲荷さんが・・・。
お話自体は予想通りの終わりだったなぁという感じで、特に目新しさがあったとかではないんだけど、この作品の中の雰囲気というか、生活してるって空気が好きだった。
日常を感じさせるもので、とてもあったかかった。
序盤はあまりにリアルすぎる「苦労する母」の姿を見せられ、いたたまれない感じもしましたが、それは満島さんの演技が素晴らしいからっていうのもあるのだろう。
会話劇なシーンは流石の坂元作品だったし、終わり方も美しかった。
ま、あえて言うなら砂川家の話は必要だったかなぁと思う所でしたが。
子供たちの演技もよかったね。
今度は鈴木梨央ちゃん出てきそうですね(^^)
母と娘。
3組のそれぞれの形。
お話自体はもっとサクサク進めただろうけど、最後までどうなるかという気を持たせてくれたので概ねよかったかな。
何せ日常の何気ない一こまが、凄く印象的に見せられたのは流石でした。
病気ネタはあざとい感じはしたんですけど、何より満島さん田中さんの母の姿に胸を打たれた作品だったなぁ。
それだけでよかったって言えるからいいか。
あ、でも最後はCM空気読めっていいたかったね(^^;)
感動シーンで入れられても気持ち萎えるって。
◆キャスト
青柳小春:満島ひかり
植杉紗千:田中裕子
青柳信:小栗旬
青柳望海:鈴木梨央
青柳陸:高橋來
砂川藍子:谷村美月
植杉栞:二階堂ふみ
砂川良祐:三浦貴大
蒲田由季:臼田あさ美
澤村友吾:高橋一生
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