最後の内戦----------西南戦争勃発。
維新最後の詰め。
日本は本当に愚かな戦いを内側で続けていたのだと、改めてこの近代化してきた時代にそぐわない争いを見る事になったなぁ。
襄と八重は新しい夢へ。
同支社英学校
新校舎完成。
ここから若者たちが巣立っていく。
それを夢見た二人。
熊本バンドをはじめ、生徒たちは、真新しい教室に荷物を運びこみ、自分たちの学校を作ろうと、志を同じくして、期待に胸を膨らませ教室に入り込んできた。
だがそこへ、徳富が新聞をもって慌てて駆け付けたのだ。
そこには、
西郷が鹿児島で挙兵したとの知らせが!!
進軍を開始した日は、おりしも大雪の日だったという。
知らせを受けた覚馬はすぐに槇村の元を訪ねる。
西郷を止めるという覚馬。
もちろん大久保や木戸も西郷の真意を測りかね苦い表情を隠せない。
西郷を慕い、集まった兵たち。
彼らは最早賊軍でしかないのだ。
熊本へ入った西郷軍。
それを受け、
ついに討伐命令が下されたのだ!!
征討軍は九州へ向かうことに。
会津戦争から10年。
やっと薩摩と正面から戦えると勇む元会津藩士たち。
山川も佐川も万感の思いを胸にする。
「会津の名誉をこの戦で取り返す!!」
西郷は会津を滅ぼした人物。
なのに、何故また戦になるのか。
その答えをまだ聞いていない八重。
西郷もまたその答えを探して戦っているのではないのかという覚馬。
だがその一方で、ついに女学校の設立許可が下りる。
同支社の女学校を作るという八重たち。
だが、それは女紅場とは違う、学ぶべき場所にしたいという八重。
女紅場は、おなごの仕事を学ぶ所だった。
何故戦うのか?
その答えを得るため女子も学ぶべきだと。
知性と教養を。
どうやら襄も同じ事を考えていたようで、授業内容は男子とほぼ同じものを考えたよう。
その頃、ついに熊本での争いが激化。
大山は同じ薩摩の西郷と戦う事になり、動揺を隠せない。
それでも、逃げるわけにいかないのだ。
そこで志願兵を募った所、率先して手を挙げたのは・・・佐川!!
そして、藤田たち。
会津兵は特に率先して志願したよう
彼らは抜刀隊と呼ばれ先陣を切ることに。
今こそ容保から託された正宗を使う時。
手入れに余念がない佐川。
そして始まった戦い。
佐川は果敢に攻め、陣頭指揮を執り・・・散った。
最後を看取ったのは藤田。
10年前は賊軍。
今は官軍。
それは時の運だった。
武士はただ戦うのみ。
だが、血を流しながらも微笑む佐川。
「望みが叶った。
戦場で斬り死にできる。
ありがてぇ・・・」
涙を流し息を引き取った佐川。
藤田はそれに合掌するのだった・・・。
そして山川が指揮した部隊は、ついに西郷軍を追い詰める。
思いがけず一人同士で西郷と対面することになってしまった山川。
そこで山川はずっと問いたかった事を尋ねる。
何故会津を追い詰めたのか。
恭順を何度も何度も示したのに。
「この国は、会津人が流した血の上に成り立ってる!!」
そう叫ぶ山川。
だが、西郷はすべてわかっているのだ。
会津は新政府のための踏み台。
生贄だった。
「おいが皆抱いていく・・・」
そう静かに告げる西郷。
彼もまた死に場所を戦場に求めていたのかもしれない。
だからこそ、奉りあげられたけど、拒まなかったのかも・・・。
この内乱を最後にするために。
でも、この山川の会津人の血発言は、ちょっと引っかかるものがあったけどなぁ。
会津の人がどう思ったんだろ?
そっちのが気になるよ。
熊本城を制圧した山川。
これで会津の汚名が晴れると大喜びの佐久たち。
だが、八重はこの戦がいつまで続くのかと、そちらの方が気になって仕方ないよう。
維新の総仕上げだと、徹底的に戦うと宣言する木戸。
覚馬の手を取り、木戸は、不思議な縁を感じるという。
薩摩の藩邸があった跡地に建てられた同支社英学校。
西郷の撒いた種は君らの学校で息吹くのかもしれないという木戸だったが・・・彼はこの西南戦争の終了を待たずして、この世を去ってしまったのだった・・・。
そして、追い詰められた西郷たちは。
銃弾を受けてしまった西郷は、ここらでいいと自ら手を合わせ、最期の時を迎える。
1万人以上の犠牲を出して終決した内乱。
大久保は暗殺され、維新関係者が次々と世を去っていく。
そんな中開校した同支社女学校。
だが、さっそく問題発生!!
なんとみねと、女生徒が2人が授業から抜け出してしまったのだ!!
彼女たちは
英学校の方が面白そうだと、男子の授業に乱入してきたのだ!!
こりゃ八重も驚く行動力。
その中の一人は、なんお徳富の姉・初子。
伊勢みや子もまたなんかものすごく積極的な子で、八重2号っぽい(><)
いろんな生徒がいて面白いけどさ。
若者はこんなに勉学に励んでいるのに、一方で大人たちは、まだ争いを起こしている。
なんという対比。
佐川がついに・・・でしたが、彼はやはり最後まで武士でありたかった人だっただろうから、戦いの中で死ねたのは本望だったろう。
西郷が挙兵した理由がイマイチ見えにくい印象だったんだけど、答えはすべて背負っていく事で出したって事か。
ま、ここからは戦いから離れ、近代化になる世界に希望を見出したい。
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