最後に笑うのが誰か----------!?
前回のラストで近藤が・・・って形にはなったので、これも作戦かと思ったんですけどね。
いやぁ、最後の倍返し・・・ならぬ100倍返しのシーンは息をのんだなぁ。
役者さんたちの熱演が光った形で、あの会議室内の緊張した空気がすごかった!!
さすが今期ナンバー1作品でした。
大和田を追い詰める。
その材料は揃ったはずだった。
だが、約束の時間に現れなかった近藤。
繋がらない携帯。
そして、人事から聞いた裏情報によると、近藤が今度銀行へ戻ってくるというのだ!!
それですべてを悟った半沢はすぐに近藤に連絡をつけ、いつもの場所で待っているという。
何時間も道場で待った半沢。
そして・・・近藤はやってきた。
一方的に打ち込まれる近藤。
「近藤、生きてくって大変だな。
時々思うよ。
なんで銀行員になんかなっちまったんだろうって」
転勤はあるし、一つの汚点で出向。
だが、近藤は自力で戻ってきた。
それでいいじゃないかという半沢。
だが、それは半沢たちを裏切る結果になった。
それでも裏切られた気がしないという半沢。
自分も同じ事をしただろうとかばうのだ。
「お前は銀行員として当然の選択をしただけだ。
お前は何も悪くない」
気にするなという半沢は、近藤に銀行に戻れてよかったなと、祝いの言葉をかけたのだ。
「すまん」
何度も何度も涙を流し、謝罪する近藤だった・・・。
もう一度田宮社長から証言を得るか?
だがそうなれば、近藤と大和田の取引も明るみに出てしまう。
そこまで奴は計算済みか。
だが、今自分たちがやろうとしていることは、大和田と何が違うのか?
同じ穴の狢なかもしれないと呟く半沢。
同じではない。
大和田は保身のためなら人を切り捨てる事をいとわない。
だが、半沢はいつだって誰かのために動きてきた。
竹下社長や美樹。
全然違うよと笑ってくれる渡真利。
しかも半沢の出向を決定づけるために、先日の金融庁検査の受け入れ態度が悪いとクレームが入ったというのだ。
今度の取締役会で半沢を追い詰める算段のよう。
花はそんな話を聞き、半沢に自分が作った樹脂ネジをお守り代わりに持っててと渡す。
銀行を変えたいといった半沢。
それに感動した花。
応援したいと思った。
「私、あなたを一人の人として尊敬するわ。
出向が怖くて銀行員できるか!!
そんな気持ちでさ、大和田にぶち当たれ!!」
花、いい事いうね。
夫にこんな風にいえる妻がどれだけいるかって話だわ。
だが、田宮の証言を失い、半沢は大和田の不正を証明できるものはない。
頭取はこの話を黒だと認める。
その上で銀行員にとって必要なものは何か?
「人を見る力だよ」
そう告げた頭取。
半沢を見抜いた力。
そのおかげで生き延びる事が出来たのだから。
半沢は大和田の何を見ているのか?
大和田もまた肩書きを外せば一銀行員でしかないのだ。
そこを見落とすなという頭取。
そこで根本的に資金を何故横流しする必要があったのかを考えることにした半沢。
大和田の方は渡真利に、そして、ラフィットの方は近藤に調べてもらうというのだ!!
お前いいやつだよなと、呆れ顔の渡真利。
「お前も近藤も、俺にとっては一生大事な同期の友だ。
おかえり、近藤」
やってきた近藤をいつものように受け入れた二人。
泣きそうな顔をする近藤。
そんな彼の肩を抱く半沢たちだった。
嬉しいねぇ。
この関係は最高だわ。
羽根に会いに行く半沢。
あの120億の株の失敗は確かに事故だった。
それを利用されたという羽根。
「せいぜい気を付ける事ね。大和田常務には」
その帰り道、突然の雨に降られた半沢。
更に車に水をかけられてしまう。
その相手は・・・大和田!!
いけしゃあしゃあと申し訳ないと言う大和田。
半沢はそこで25年前の金沢での話を持ち出す。
同じ雨。
父の必死の嘆願。
なんとなくネジ工場の事は思い出したという大和田。
自分のいうことを聞いてコストカットしていれば自殺せずにすんだかもしれないというのだが・・・。
父は銀行を信じて土地を担保にいれたのだ。
しかし見捨てられた
「私の父は銀行に殺されたも同然だった」
なのに、のうのうと葬式に現れた大和田。
しかも上司と大和田の話を聞いてしまった半沢。
どうやら大和田は別の工場の経営難での損失を穴埋めするために、その情報を伝えずに半沢の父に土地を担保に入れさせていたのだ!!
まだこんな裏取引があったのか!?
なんという汚いやり方。
今さらだという大和田に、時効などないという半沢。
責任は取ってもらう。
「人の善意は信じますが、やられたらやり返す。
倍返しだ。
それが私の流儀なのでね」
宣戦布告の半沢。
だが、時間がない。
そんな中渡真利が大和田の預金が赤だという情報をつかんでくる。
半沢が気になるのは黒崎と大和田の関係。
何故羽根専務の件を了承したのか?
だが、さすがに疎開資料の件は大和田も知らなかった事。
するとその資料は金融庁検査の前日に追加で保管してほしいと回ってきたといいだす小野寺。
おそらくその時金融庁につけられたのではないか。
そこでその資料を持ってきた横山という新人に話を聞いたところ・・・彼に指示を出していたのは福山だったのだ!!
またここでお前が出てくるのか(><)
どうやら福山は岸川に頼まれたよう。
あの時、妙に焦っていた大和田。
その意味が分かった半沢。
これは岸川による大和田に対する裏切り!!
岸川と黒崎が繋がっているのか。
脅されているのか・・・。
デスクに戻ると・・・そこにいたのは、大和田!!
そこで報告書の提出を取りやめにすれば、今回の件は見逃してやるというのだ!!
やはり大和田は近藤を裏切れない事をわかっていての脅しをかけてきたのだ。
「やれるもんなら、やってみな」
うっわ!!
めっちゃムカツク言い方!!
佐川さんうますぎるわ。
そんな大和田に半沢は告げる。
「やられたらやり返す、あなたに対しては、100倍返しだ!!
覚えていていただこう」
ゼロにいくらかけてもゼロだと勝利顔の大和田。
そんな彼の背中を睨む半沢と渡真利だった・・・。
そんな時。
花が差し入れをもってやってきたのだ。
そこで婦人会に参加し、聞きたくもない話を少しでも半沢の役に立てるならと潜入調査してきてくれたよう。
そこで岸川の妻が思い詰めていたという話を聞く半沢。
どうやら娘さんの結婚の事で悩んでいるというのだ。
訳ありの結婚。
なんでも、相手が金融庁の人だというのだ!!
その話を聞いた半沢はようやく合点が行ったよう。
花を抱きしめ、感謝した半沢。
そう。
繋がっているのは、大和田と黒崎ではない。
岸川と黒崎の方だったのだ!!
そこで岸川に会いに行く半沢。
取締役会で銀行員としての自分を取り戻し、報告書の内容を認めてほしいと訴える。
当然認めないという岸川。
そこで最後にカマをかけて娘の結婚相手が黒崎だと白状させた半沢。
慌てる岸川。
それでも娘のしあわせを願う岸川に、最後に銀行員として何をすべきか考えろと言い残す半沢。
帰りがけ黒崎と遭遇する。
すべてバレてしまった事を察した黒崎。
そして、ついに取締役会が開かれる。
呼ばれた半沢。
ここからラストまでは本当に怒涛の緊張感だったなぁ。
大和田と半沢のやり取り。
会話のやり取り一つ一つが重かったねぇ。
次々と明かされていく大和田の不正。
だが、それを何一つ認めない大和田。
証拠を出せと迫る大和田は、逆に半沢を追い詰めようとするのだが・・・。
大和田はもっともらしい意見を述べ、妻が勝手にやった事だと謝罪。
すると半沢は、そこを逆手に取り、妻の出した謝金の返済で預金は真っ赤、今も5000万以上の借金があることを指摘してみせたのだ!!
大和田は大声をあげてそれを阻止しようとするのだが、それは最早みっともない言い訳でしかない態度。
上役はこのテーブル上で、白を黒だと言い、ごまかしてきた。
銀行を潰れさせない。
それにこだわるあまり、自分たちの事しか考えない集団になっていたのではないのか。
弱いものを切り捨て、問題を先送り、誰も責任を取らない。
そんな銀行はもう潰れているようなものなのだ。
世の中には銀行を必要としている者がいるのだ。
黒は黒。
白は白だと認めるべきだと進言する半沢。
そこで岸川の名を呼ぶ半沢。
大和田は正直に言えばいいと笑顔で言う。
だが、半沢がもう一度名前を読んだその時、岸川は覚悟を決めたのだ。
すべて認めると証言した岸川。
こんな風になりたくなかったと、絶望し、崩れ落ちる岸川。
・・・いやぁ、ここら辺の息をのむようなやり取りは最高だったなぁ。
見苦しい言い訳をする大和田。
その辺でいいだろうと止めた頭取。
だが、最後に半沢は大和田に土下座しろと告げる。
部下に頭を下げるなどプライドが許さない?
それは大きな間違い。
「あなたが謝るのは、私じゃありません。
これまであなたが雨の日に傘を取り上げ、トカゲのしっぽとして切り捨ててきた全ての人と会社です。
土下座してください、大和田常務。
必死で家族を会社を、大切なものを守るために、あなたに土下座をし続けた人たちのために、痛みを、怒りを、悔しさをあなたにも思い知っていただく」
大声で涙を流しながらやれ、大和田と叫ぶ半沢。
肩で息をしながらうめき声を上げて土下座する大和田。
握りしめていた手のひらの中には、父と花が作った樹脂ネジが。
また血を流した半沢。
でも、それで逆に正気に戻ったか、憑き物が落ちたような表情を見せる半沢は、茫然と部屋を出ていくのだった・・・。
凄まじいシーンだったなぁ。
香川さんと堺さんの熱演、それを見ているだけで力が入ったよ。
そして数日後。
大和田に告げられたのは・・・常務から取締役への降格。
出向させずに取り込んだ形にしたか、頭取!!
銀行員としての君を尊敬していたのだという頭取。
では今回の一番の功労者である半沢は?
誰もが出世を予想した。
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第8話
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