同支社女学校設立-------!!
新たな夢の出発。
女子を対象にした学問の場を!!
でも、やってきたのは、昔の八重のような元気な女子生徒ばかり。
さすがに手を焼く八重たち。
早速今日も生徒たちがもめごとを起こしたようで、みねが八重を呼びに家に駆け付けてきたのだ。
先頭に立っていたのは、徳富の姉・初子と伊勢みや子。
彼女らは、レディになるためではなく、学ぶためにここへ来たと宣言。
アリスはマナーばかりの授業で、学問を学びたいという彼女らの意見とは全く違う。
しかも風習の違いもまた授業の妨げになっているようで。
そこで今日の授業は打ち解けるための手段として、武道を教える事にした八重。
薙刀で体を動かす事で交流を図る。
これが大成功だったよう。
でも、アリスには野蛮だとしかとらえられなかったようで(^^;)
文化の違いだけはいかんともしがたいよなぁ。
そんな中、小松リツという生徒が体調を崩して授業を休んでいた。
だが、彼女はどうやら薩摩出身のよう。
ここが会津の者が作った学校だと知っていたら来なかったと言う彼女。
八重を毛嫌いしていた。
「勉強すんのに、生まれは関係ない」
そう諭す八重。
だが、どうやら彼女は父を戊申の戦で亡くしていたのだ。
もしかしたら自分が戦った戦にリツの父が関わっていたかもしれない。
不安が八重を襲う。
学校をやめたい。
そう言い出したリツに、自分が襄の目指す学校の足手まといになるのではと考える八重。
だが、そんな八重の手を握り、八重にしかできない事を教えろとやさしく告げる襄だった・・・。
その襄もまた、校長としての立場は相変わらず弱いままのよう。
仮校舎のまま定まらない学校候補地。
アリスにはそこを突かれて言われたい放題だし(><)
まだまだ襄の夢は前途多難のようで。
一方、今回の西南戦争でようやく会津は無念を振り払った。
山川の功も認められたものの、やはり元会津への風当たりは強く残るようで。
まだまだ立場は弱い山川。
今回は仲間の無念を晴らすために戦っただけ。
だが、今度は会津という対象が薩摩になっただけなのだ。
同じ過ちを繰り返すこの国はどうなっているのかと訴える山川に、大山は戦は今度こそ終わったと告げるのだった・・・。
一方、知事になった槇村と久しぶりに再会した覚馬。
だが、どうやら襄の学校のための土地を売らないように言い含めていたのは槇村のよう。
襄の真の目的は何かと探りを入れ、すっかり覚馬と一線を引いてしまった彼は、虎視眈々と出世を狙い、その為に覚馬が邪魔になったようで・・・。
その頃、ついに新島邸が完成。
新居は教会を兼ねているよう。
西洋作りの広い屋敷。
部屋の中にある井戸。
八重の高さに合わせた台所。
すべてが特注品って感じの屋敷だよねぇ。
当時は斬新な建物に見えただろうなぁ。
その時、新居を訪れたみねは、伊勢時雄の弾いていたオルガンの音色に誘われる。
彼に一目ぼれしたみね。
彼はみや子の兄。
キリスト教を学びたくて東京から来たという時雄は、同支社に入学するためやってきたよう。
八重たちは新居に学生たちを招き、食事会を開く事に。
そこへリツも誘っていた襄。
食事会の前に彼女は現れ、襄に退学届を提出。
やはり気持ちは変わらないというのだ。
そこで最後に食事会へ参加してみないかと誘う襄。
現れた彼女を皆は大歓迎。
そこで八重が鵺である話で盛り上がる。
八重が会津戦争では鉄砲を持って戦っていたという武勇伝になるのだが・・・。
それを聞いたリツが突然席を立ったのだ!!
なんと、リツの父を撃ったのは、女だったという話を聞いていたというのだ!!
「許してくなんしょ」
自分がやった事と認め、すぐに土下座し謝罪した八重。
するとリツは激しく咳き込み出し、吐血したのだ!!
長引く風邪はただの風邪ではなく、医者の診断は結核。
実家で療養させろというのだだが、今の彼女では薩摩までの長旅に耐えられる体力があるはずない。
うちで引き取るという襄。
自ら面倒を見るという八重。
だが、結核は移る。
それは命がけの看病になる。
それでも八重は献身的にリツの看病を続けた。
許しを請い、無視され続けても、何日も何日も、彼女のために祈り続けた。
だがハンストを続けるリン。
これでは治るものも治らない。
いい加減にしろとリツを叱る八重。
そんなに憎いなら、だったら元気になって報復すればいいと叫ぶ八重。
そんな彼女を止めた襄。
襄はそこでリツに、八重もあの戦で父と弟を失ったと話す。
同じ痛みが分かるから。
だから放っておけない。
八重もまた薩摩の者に家族を殺されたようなものなのだから。
だが、何故八重が看病を?
「それは当然です。
あなたたちは私たちの子供ですから」
襄の言葉にようやく食事をする事にしたリツだった・・・。
そんな中、嬉しいニュースが入ってくる。
なんと、同支社英学校の東隣りの場所に女学校のための土地が手に入ったというのだ!!
よく槇村の横やりが入らなかったと時栄がいうと、どうやら覚馬は顧問職の辞職と引き換えにしたよう。
自分の役目は明石たちが継いでくれるからと・・・。
家族の時間が取れるという覚馬に、笑顔になる時栄たちだった。
みね的にはちょっと複雑だろうなぁ。
そして、八重は薩摩が憎いと思っていたけれど、リツの事は憎くないと告げる。
皆普通の人たちばかりだったのかもしれない。
だが、八重は戦った。
自分の罪は消えないと告白する八重。
それでもリツは自分の看病をしてくれた事に感謝する。
「ありがとなし」
ようやく和解した二人。
襄は必ず学校へ戻ってきてくださいとリツを励ます。
リツは襄の言葉に必ず戻ってくると約束し、薩摩へ療養のために戻っていくのだった・・・。
リツは戻ってくるのか?
男子学生たちは寂しさを隠せない。
そして八重の潔さにも感動していたよう。
やはり八重は鵺だと。
そして、礼拝が始まる。
その時、佐久とみねがやってきたのだ。
なんと、洗礼を受ける事にしたという佐久。
みねももっとキリスト教を学びたいと、目を輝かせて言ったのだ。
そんなみねを眩しそうに見つめる伊勢。
これから同支社で舎監として働く事になった佐久。
オルガンの練習を始める八重。
八重と出会えた事で、襄の夢が叶う。
よきパートナーとの出会い。
だが、問題は山積み。
新しいことを始めるということは、障害も多いということ。
八重たちの試行錯誤の学校運営。
今度は八重はどんなはったりをかますんだか。
う~ん。
今回はちょっときれいごとめいた感じに見えなくもなかったかなぁ。
さぁて、残すところ1クール。
どこまで見せてくれるか、になってきましたね。
もう戦争は終わった。
今度は別の戦いが待っている。
八重たちの新しい道の先。見守りたい。
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