人は嘘をつく--------!!
帰ってきた「新参者」
しかも今回は加賀さんの恋話!?
Kバレエダンサーとのコラボも面白いし、楽しみにしてました!!
お見合いの席でバレエを見る事になった加賀。
最初は眠ってしまった加賀で、見合いはもちろん断られてしまう。
・・・って、仲間さんをこれだけのために使うのかぁぁ!!
勿体ないっ!!
でも、TRICKファンは密かに萌えたでしょうね(^^;)
だがその時、目を覚ました加賀は、白鳥の湖の黒鳥のシーンを見て、黒鳥を踊っていた浅岡未緒に目を奪われてしまう。
その夜・・・。
その高柳バレエ団の事務所で、風間という男性がバレエ団の斎藤葉瑠子に撲殺される事件が発生してしまう。
不法侵入してきた風間に一撃を喰らわせ、血を見て驚き倒れてしまったという葉瑠子。
現場や物証などから正当防衛が認められる流れになるも・・・。
加賀はこの事件は正当防衛ではないのではないかと疑いを持つ。
未緒と葉瑠子はルームメイト。
彼女を心配する未緒は、先日見た舞台で強い意志を持った黒鳥を踊っていたダンサーとは別人のようなおとなしい女性。
だが、今回の捜査で加賀と一緒に担当することになった所轄の太田もまた何かこの事件に引っ掛かりを感じたよう。
そこで正当防衛が立証されるまではと、加賀と何故かコンビを組んで捜査することになってしまう。
鬱陶しがる太田。
だが、事件は思わぬ方向へ向かう。
殺された風間は、恋人の宮本清美の話しだと、画家志望だったようで、バレエには興味がなかったよう。
なのに、彼の部屋には1年前の高柳バレエ団の公演パンフレットがあったのだ!!
その公演では、森井靖子という女性が黒鳥を演じていた。
だが、彼女は最近大きなミスをすると言う事で、演出家の梶田から役を降ろされているという。
今はバレエ団の中の一番のプリマである高柳亜希子だけが特別だと、皆がその実力を認めているよう。
未緒はしきりに葉瑠子を返して欲しいと加賀に訴える。
彼女にとって葉瑠子は自分を救ってくれた恩人でもあるよう。
昔いじめられっ子だった未緒に一緒に踊ろうと声をかけた葉瑠子。
踊っている間は、魔法がかけられる。
そうしてバレエだけの事を考えて今まで生きて来た未緒。
このバレエ団にはニューヨークでの研修制度があるという。
風間もまた画家として勉強するためニューヨークへ留学経験があるというのだ。
その時の、同じ時期にニューヨークにいたのは、葉瑠子の恋人である同じバレエ団の柳生という男性。
ここで彼らが接点があるのか!?
清美曰く、風間は先輩を頼って留学したそう。
だが・・・その先輩は3日前に病死してしまったというのだ。
行き詰る捜査。
そして、更に事件が発生してしまう。
次の公演のゲネプロ最中、指導していた梶田が突然倒れてしまったのだ!!
背中に仕込まれていた毒物が針を使って刺される仕組みになっていた装置で殺された梶田。
それでも今日は本番。
亜希子は本番の舞台に穴をあけてはならないと公演を強行してしまったのだ!!
バレエ団は全員で何かを隠しているのか?
世間に広まってしまった毒殺事件。
容疑者はバレエ団の関係者全員。
だがそれでも稽古に励むプリマたち。
そんな中、未緒が貧血で倒れてしまったのだ。
そんな未緒を送る事にした加賀。
カーステから流れる音楽にも反応する未緒。
バレエオタクだと自分で言う未緒に、加賀は自分は捜査オタクだという。
似た者同士。
その言葉に笑う二人。
だが・・・どうやら未緒は病気があるよう。
それでも、魔法から醒めたくないと、病院には行かないという未緒。
その時、太田から電話が入り、凶器の仕組みが分かったと言われる。
サンドアートに使う注射針で空気を入れ、調節することで、砂が落ちる速度を調節できるというそれが凶器だというのだ。
翌日、稽古に来ない靖子を心配した演出助手をしている中野妙子。
今まで一度も稽古はさぼった事がないという靖子。
果たして・・・彼女は自宅で梶田と同じサンドアートの注射器によるニコチン中毒で亡くなっていたのだ。
彼女が梶田により役を降ろされたから?
恨みか。
だが、捜査をしたところ、隣人が、2、3日前に靖子の事を呼ぶ男の声を聴いていたのだ。
しかもその男はニューヨークという単語を発していたというのだ!!
そして太田の大きな後押しもあり、ニューヨークへ捜査しに行く事になった加賀。
そこで梶田が留学していた亜希子と靖子を迎えに来ていた事も判明。
だが、反対側の住人は風間が靖子に迷惑をかけたと謝罪していたというのだ!!
一体どちらの話しが信憑性があるのか。
加賀が調べた亜希子と靖子の留学時期は実際はもう少し長かったよう。
その間に日本人に男性が刺された事件が発生。
その人は・・・なんと風間がニューヨークで頼ったという先輩の青木!!
そして------青木が病気で亡くなる最後まで待っていたという恋人は・・・靖子だったのだ!!
青木の遺品の中にあった靖子を描いた絵。
それに感銘を受けた風間。
あんな風に描けたらと思いを馳せ、青木を慕っていた彼。
だが、梶田は恋愛は、バレエダンサーには必要ないと認めなかったよう。
靖子と青木の付き合いを知り、強引に連れ帰ったよう。
もしや青木は靖子を庇ったのか?
だが、加賀が気になったのは未緒の事。
彼女の黒鳥に惹かれたのは-----彼女の踊りに殺気めいたものを感じたから・・・。
それは加賀が剣道に大会で戦った相手から教えられた経験。
何度対戦しても勝てなかった加賀との対戦にこだわったその男。
そんな彼に一度だけ1本を取られたというのだ。
その時の彼は殺気をむき出しにして戦いを挑んできたのだ。
だが、その彼はもういない。
病気で亡くなったという。
余命宣告を受けていた男の最後の挑戦。
彼と未緒は同じ目をしていたと感じた加賀だったから・・・。
そして、帰り道。
雨音を聞いて何度も倒れていた未緒の姿や、亜希子たちの証言を思い出し、ついに加賀の中ですべての線が繋がる。
高柳バレエ団の次の演目は「眠りの森の美女」
加賀は青木の描いた絵を持って亜希子の楽屋を訪れる。
「最後に魔法が解ける瞬間を見に来ました」
そう。
主役はやはり亜希子なのだ。
ターンする瞬間を描いていた青木の絵。
その絵のモデルは・・・靖子ではなく、亜希子だったのだ。
「青木さんの恋人は----------あなただ」
青木が別れたくないと、帰国が迫った亜希子に帰るなと追い詰められてしまったよう。
その際、誤って傷つけられてしまった亜希子の腕。
もみ合ううちに今度はそのナイフが青木の腹に刺さってしまい、亜希子は逃げ出し、梶田に救いを求めたのだ。
彼女の将来を考え、梶田は事件をもみ消す話を青木と交わす。
亜希子もまた恋よりバレエを選ぶ。
そんな亜希子の身代わりをさせられた靖子。
風間はそんな青木のために最後に恋人を連れてくると約束し、日本へ帰る。
そして靖子の家を訪ね、彼も、そして彼女もまた真相を知ったよう。
あの日、風間は亜希子を待っていたのだ。
「あなたはさ、青木さんにとって夢なんだよ!!」
それでも、もう青木とは関係ないと、行かないと言った亜希子。
今青木に会いに行けば、バレエを選んだ自分を否定しまうから。
その時、出番を告げるため未緒が亜希子を呼びに来る。
そこで未緒は加賀がすべてを知ってしまった事を悟り、あと少し時間が欲しいと訴える。
「踊る事の出来る魔法をかけさせてください」
亜希子自身もそれを願う。
「私はプリマですから」
そして、未緒もまた加賀に自分の踊りをちゃんと見てほしいと強いまなざしを向け訴える。
逮捕まで2時間の魔法の時間が始まる。
この魔法を解くための最後のパーツは未緒だったという加賀。
未緒の舞台が始まる。
靖子からすべての話を聞いた未緒。
靖子は梶田が好きだった。
なのに彼女を利用し、主役にもさせなかった。
亜希子を庇った梶田の事が許せなかった靖子。
自分は決してプリマになれない。
人生すべてが否定されたと涙する靖子に、次の舞台が終わるまでは自首はしないでくれと訴えた未緒。
聴力を失ってしまう病を抱えた未緒。
「私踊りたいんです」
すべては亜希子の為でなく自分の最後の舞台を守るため。
プリマがいなくては舞台があかないから。
風間ともめている亜希子の姿を見た未緒は、咄嗟に彼を殺してしまった。
だが、彼女の最後の舞台を守りたいと、葉瑠子もまた、自分の起こした事故のせいで未緒の耳が聞こえなくなる責任を感じていた。
だからどんな嘘をついても未緒を踊らせてあげたいと頭を下げる葉瑠子。
亜希子も覚悟を決める。
「今から私たちは魔法にかかるの」
この舞台が終わるまで3人で嘘を突き通す---------。
最高の舞台にするために!!
最高の踊りを披露し、未緒の目には涙が。
だが・・・彼女の耳にはもう客席のブラヴォーの声も拍手も聞こえない------。
カーテンコールが鳴り響く。
だが・・・そこにもう未緒はいない。
慌てて未緒を探す加賀。
果たして屋上にいた未緒。
今日の舞台は殺気ではなく、情熱やさしさ、未緒の人生すべてが出ていたという加賀。
「でももう私は踊れません。
魔法解けちゃいましたから」
それでも、未緒の踊りは客の記憶の中で永遠に踊り続けると訴える加賀。
雨が降る。
また倒れそうになる未緒を庇う加賀。
だが・・・未緒の耳にはもう加賀の声は聞こえない---------。
何か喋ってと訴える未緒は、半狂乱になって叫ぶしかできない。
そんな彼女を哀れに思い、抱きしめるしかできない加賀だった・・・。
今回の事件の糸口である葉瑠子の事故の話は、加賀の父からの情報だった。
素直になれない。
電話しても事件の話ししかできない似た者親子。
太田と加賀の父もつながりがあったようで。
彼もまた息子と話がうまくできないようだけど、親子とはそんなものだと言われてしまう。
感謝する加賀。
そんな加賀にまた新たな事件の始まりを知らせる電話が入るのだった------。
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