拓人25歳の秋-------------。
それぞれの道。
今、出来る事を模索する日々。
目標をもって生きるって、実は一番難しくて、それができる人が人生の勝ち組なのかもしれない。
時間が限られているからこそ、一生懸命になれるのか。
むしろ病気の方の方が生き生きしてる・・・ように見えてしまう。
健常者はそれを逆に羨んでしまうのかもしれない。
健康でいるのが当たり前すぎて、生きる事を大切だと思えないから・・・。
胸を張って「いい人生だった」と、今までを振り返りながら死ねるのが一番なんだろうなぁ。
そういう人生を歩みたいものです。
拓人はついに電動車椅子に乗るまで病状が悪化したよう。
それでも変わらず接してくれる守。
守は今陽菜とつきあってるよう。
でも、どうやらそう思っているのは守だけのよう。
週3で会ってるのに彼氏って認めないで、独占欲は高いってどんだけ女王・陽菜様(><)
でも、母がずっと看病に来てくれているようで、その点だけは拓人には一番よかったことなのかもしれない。
ヘルパーを入れ、バリアフリーになった部屋の中。
だがそれと比例してか・・・陸人は2か月前から大学へ行かなくなってしまったよう。
心配する母。
だが・・・おそらく陸人には学校に友人などいないのだ。
だから嫌になったのだろう。
今は引きこもりになりほとんど部屋から出ても来ないようで・・・。
皮肉な話、健康な陸人が引き込もり、病気の拓人が家から出ている。
会社も、なんとか部署を変えてもらい、同僚の皆に協力してもらいながら通い続けているよう。
物凄い理解力がある会社だよなぁ。
本当いい会社に就職できたよね、拓人。
一方、介護の仕事が認められ、ついに正社員になった恵。
繁之とも順調な交際を続け、結婚間近なよう。
そんな時、守が拓人を連れて行きたい所があるという。
丁度部屋から出て来た陸人も一緒に誘う拓人。
なんの気まぐれか、陸人は一緒についてくる事に。
そこは・・・なんと、電動車椅子の人たちがサッカーをしている体育館!!
車椅子でもサッカーができる。
それを知った拓人は大喜びでサッカーをすることに。
最初はボールをちゃんと返す事も出来なかった拓人だが、持ち前のセンスですぐにコツをつかんだよう。
はしゃぐ拓人。
そんな拓人を見て笑う守。
「なんで兄さん楽しそうなの?」
思わず守にそう聞いてしまう陸人。
彼にはもう自由に体を動かせない兄が何故あんなに楽しそうに笑っていられるのかが理解できないのだ。
それに、何故守はまだ兄の友人を続けているのか?
それが不思議で仕方ない陸人。
だが、守は病気になる前から拓人の友人だし、今も拓人と一緒にいて楽しいからだと言うのだ。
陸人には理解できない関係。
拓人は今、自分に出来る事を精一杯やることが人生を生きていると言う事なのだ。
それが拓人が見つけたALSとの付き合い方。
だが、父はALSの治療法を調べるばかりで、拓人や、陸人に会いにくる事すらしないのだ。
父親としての愛情は一応あるのだろう。
だが、妻に任せきりの子育て。
だから二人の息子とどう接したらいいかわからないと言う所か。
ただ会いに来てくれるだけでも全然違うのだろうに・・・。
亭主関白な人ほど非常事態には疎いだろうし。
そんな時、母に学校に行くように責められ、ついにたまっていたものを吐き出してしまった陸人。
「お前のせいだ」
母親に向かってそんな事を言い出す陸人。
始めての反抗期。
締められてしまった扉を前に泣き崩れてしまう母。
何故こんなことになってしまったのか。
自分が一番陸人の事を分かっていたと思っていたのに・・・。
結局母親の言葉がプレッシャーになっていたのだ。
陸人はいつもいい子だった。
だから期待に応えようと頑張って・・・頑張って、ついに破綻してしまったのだろう。
今はきっと陸人に何を言っても無駄な時なのだ。
離れた方がいいと言う拓人のアドバイスを受け、後ろ髪をひかれながらも一度家に戻るという母。
そんな陸人に積極的に関わろうとする拓人。
今の拓人には弟しかいないのだから、当然と言えばそうなのだが・・・。
着替えを手伝ってほしいと言われ手を貸す陸人。
だが、ボタンを留めるのは自分でやるという拓人。
どれだけ時間がかかっても、出来る事は自分でする。
それが今の拓人。
兄の姿を見ていた陸人。
だが・・・突然泣き出してしまった陸人。
「助けて・・・」
ついに漏らした陸人の本音。
なんで兄は笑っていられるのか?
お先真っ暗なのにって・・・相手がどう思うかなど考えずに無意識に発してしまう棘のある言葉。
まずそれを考えろと忠告する拓人。
それが友人を作れない原因なのは確かだろう。
大学へ行き、1、2年の頃はまだよかった。
だが、3年になると少人数での研修などがあるのだ。
どうせそこでも陸人は何も考えず、ズバズバ人が嫌がる言い方をしたのだろう。
で、次第に気まずくなり、居づらくなったそこに行くことができなくなってしまった陸人。
ま、自業自得な面はあるんですが・・・。
それに何より、実は医学部の講義を聞いても興味が持てないというのだ!!
母さんのために。
嫌われないように。
そのために頑張ったけど・・・。
どうすればいいか、もうわからなくなってしまった陸人。
だから母に当たってしまったのだ。
全部母のせいにしてしまいたくて・・・。
「どうすればいい?」
兄にすがる気持ちで尋ねる陸人。
すると拓人は・・・。
「とりあえず、恐竜博物館行かない?」
拓人は陸人の好きなものをよくわかっている。
博物館から出て来た陸人は、いつもより饒舌で熱く恐竜について語っていた。
そういう道へ行けばいいんだろうけど、簡単にはいかないだろうし・・・拓人のためにとか考え直してくれるかもしれないもんね。
今はサッカーの試合に出る事が目標だという拓人。
その為陸人に練習相手になってもらう事に。
でも、右手が動かなくなったらどうするのか?
ほら、それ!!
やっぱ人が傷つくことは言ってはいけないんだよ。
でも、今までとは違い、自分が今言った事が間違いだと気づいた陸人は拓人に謝ったのだ。
おや、成長してんじゃん。
「右手が動かなくなったら次の目標を探すよ」
接客ができなくなったら発注に、足が動かなくなったら事務に。
次はPC操作に・・・そうやって仕事を続けられたように。
出来る事を与えてくれ、居場所を作ってくれる会社でラッキーだったと笑う拓人。
「目標を見つけることが、今のオレの目標みたいだな」
笑顔でそういう拓人に、陸人も笑顔を返す。
「いいじゃん」
その頃繁之は、新しい家を借り、ついに恵にプロポーズ!!
それを受け入れる恵。
その報告をしに拓人に連絡をした繁之。
久しぶりの再会に、拓人の症状を見て、電動車椅子に乗るほどになっていたのかと驚く繁之。
だが、そこで恵と結婚することを報告。
拓人は驚きつつも、おめでとうございますと笑顔をみせるのだった・・・。
だが、どうやっても運命は二人を会わせてしまうよう。
ALS仲間としてメールの交換をしていた拓人と、恵の介護担当する患者さん。
彼がどうしても行きたいと言うので、車椅子を押して行ったのは・・・伝道車椅子サッカーの練習場。
そこで・・・ついに再会してしまった拓人と恵!!
驚愕する二人。
それでもそれを驚いた?と茶化し、恵と別れてからALSが分かったと嘘をついて誤魔化した拓人。
恵の負担になりたくない。
その一心で笑顔で結婚おめでとうと告げる。
じゃぁと別れた拓人。
だが・・・。
「会っちゃったね・・・」
そうつぶやいた恵。
それは自分が恵に言った言葉。
「会わなきゃいけない人には、必ず会っちゃうんじゃない-------?」
恵は新居に行き、掃除を始めたのだが・・・その手が止まる。
嗚咽が漏れ、涙があふれ出て止まらない。
会ってしまった----------。
別れても、やっぱり二人とも心の中の1番はお互いが占めていた。
忘れられない恋だった。
やはり運命なのか。
でも・・・。
「恵
メグ
しあわせでいてほしい」
それだけが今の拓人の願いなのだ。
だから、恵の負担にならないようにと拓人は考えるだろう。
でも、拓人の症状を知ってしまった恵はもう放ってはおけないだろう。
嫌いになって別れたのではないのだから。
繁之とは確かにいい関係ができているかもしれない。
でも、恵は助けたいって気持ちを優先すると思う。
最後まで面倒を見させてと言い出すのだろう。
それを繁之がどうするかだな。
見守るのか、こちらも別れるのか・・・いや、そこは大人の余裕で、見守って欲しいけど・・・。
この二人もできれば別れて欲しくないし。
だって、それは拓人の望みではないからさ。
う~~ん、どうなるんだろ。
切なさはどんどん増していく。
そして病状は進んで行く。
それにしても春馬くんの演技が凄いわ。
今回は本当感心した。
澤田拓人:三浦春馬
本郷恵:多部未華子
向井繁之:斎藤工
水島守:風間俊介
村山陽菜:山本美月
澤田陸人:野村周平
桑島すみれ:浜辺美波
谷本和志:吹越満
澤田昭夫:小市慢太郎
本郷祥子:浅田美代子
澤田佐和子:原田美枝子
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