何もかもが理想的すぎる最期。
もしや碧翠院で行われているのは安楽死なのか----------!?
からくりというか、ネタバレ前の状況整理かな。
「螺鈿の部屋」に入った患者が、皆あまりにも“理想的"に亡くなっていることに違和感を覚えた白鳥(仲村トオル)は、碧翠院で安楽死が行われているのではないかと田口(伊藤淳史)に告げる。
にわかには信じがたい田口は、巌雄(柳葉敏郎)のルーツをたどるべく、かつて同じ病棟で働いていた東城医大の藤原(名取裕子)の元を訪ねる。
そこで、20年前に外科医として第一線で活躍しながらも過剰な延命治療に反対し、周囲とぶつかっていた巌雄の話を聞く田口。
さらに、巌雄のかつての上司だった加賀(山本圭)と出会う。
その頃、姿を消した葵(山崎賢人)と華緒(相築あきこ)の行方を追う白鳥は、小幡(池内万作)とともに碧翠院の地下通路を探索していた。
すると、解剖室や桜宮家とは別に、ある所につながっている通路を発見。
そこには、車椅子が通ったとみられる車輪の跡と、ボタンが一つ落ちていて・・・。
その裏で進んだ美智と娘の因縁。
美智の旦那さんもがんで亡くなったよう。
末期で旦那本人の希望もあり、人工呼吸器を入れずに安らかに眠らせたという。
だが、それを知った娘は美智を冷たいと罵り、お母さんがお父さんを殺したと責め、それきり絶縁となったよう。
田口はそんな美智の為、一緒に考えてあげるから、娘さんに、お孫さんに会いたいと手紙を書こうと誘う。
一方、桜宮は本当に安楽死を行っているのか?
そうなれば、桜宮は罪に問われる事になる。
安楽死を強く否定する白鳥。
そこで田口は藤原を頼り、面識のあった桜宮の話を聞くことに。
尊厳死と安楽死の違い。
消えゆく命を自然に任せる死。
安楽死は医者が薬などで患者の命を断つ行為。
桜宮は東城医大にいる時から過剰な延命治療には反対だったようで、上司であった加賀医師ともよく意見が食い違っていたよう。
桜宮は父親をがんで長く患って亡くした。
その事もあり、患者自身の願いや、家族への負担も考え、延命だけがすべてではないとの思いがあったのだろう。
そうして作られた碧翠院。
だがその碧翠院へ、恩師である加賀がやってきたのだ!!
末期の肺がんを患っているという加賀。
彼は延命こそ医者の仕事だと思い続け、桜宮とは全く対極にいる先生だった。
だが、その先生が患者側に立った途端、医者に求めるものが変わったというのだ。
そして、教え子である桜宮に頭を下げた加賀。
「私の最期を看取ってくれ」
桜宮はそれを了承し、すぐに入院を決め、小百合を紹介するのだった-----。
一方、手紙を受け取った美智の娘は「会いたい」という言葉を受け入れたのか、美智に会いに来たのだ!!
喜ぶと思った田口。
だが・・・娘の由喜江方は今さらどういうつもりかと言い出したのだ。
娘でも母でもないと言ったのは美智の方でしょと責められ、孫の顔を見たいだけだという最後の願いも叶えられなくなってしまった美智。
「さようなら」
そう言い残して去って行った由喜江。
仲直りが出来たら・・・とどこかで考えたのだろう。
魔が差したと手紙を破る美智。
田口はすぐに由喜江を追いかけ、話を聞くことに。
だが、由喜江の願いは「どんな形でも父に生きていて欲しかった」という事。
なのに父を見殺しにした母。
許せないという思い。
でも、それは美智の願いでもあったのではないのか?
介護を続けて、ずっと苦しんでいる旦那さんを見て来たから、本当は生きていて欲しかったけれど、最後の願いを聞いてあげようと思って美智は延命をしなかったのではないのか?
そう解く田口の言葉を背に由喜江は去っていくのだった・・・。
その夜、白鳥が実験をすると、田口を手伝わせ、戸山と同じ重さの大木を抱え、螺鈿の部屋に繋がる地下通路を通り浜にその大木を投げ捨てた所・・・翌朝、その大木は、戸山が発見された入江に流されてきていたのだ!!
つまり戸山は地下通路から出た浜で流されたのではないのか?
その仮説が立てられるわけで。
そして、すみれは何故螺鈿の部屋に入らないのか?
それが気になる田口。
そして、地下通路を出た砂浜で見つかった車輪の跡。
そこに落ちていたボタンは戸山が遺体で発見された際着ていた服だったよう。
やはり戸山はここから海へ投げられたのだろう。
葵を庇う皆。
だが、現段階、一番の容疑者は葵であることは事実であることに変わりはないのだ!!
そして、白鳥が突き付けた次の条件は-----。
螺鈿の部屋でのみとりの立ち合い。
安楽死の疑いがある以上、螺鈿の部屋に何か仕掛けがあるのではないかと見た白鳥は、自分が入るのが無理なら、碧翠院の医師でもある田口なら問題ないだろうと桜宮に持ち掛ける。
それを了承する桜宮。
翌日・・・。
病棟では・・・なんと、美智を訪ねて、孫の薫が会いに来てくれたのだ。
娘は理解してくれたのだ!!
まだ一緒には来られないけど、近くで待ってるという話のよう。
おばあちゃんを覚えているという薫は、病気の美智を労り、頑張ってねと声をかける。
その言葉に勇気をもらった美智。
薫の手を両頬に当てありがとうと涙を流すのだった-------。
ベタだけどぐっとくるシーンだったよな。
でも、これで美智も最期のわだかまりもなくなった。
まさかこのまま螺鈿の部屋行き?とか思ってしまったよ(><)
螺鈿の部屋とは?
極楽へ繋がる部屋だという話を聞いた加賀は、自分もそこへ入れるかと問う。
加賀は延命を行っていた医者だった。
だが、そんな人でも、最後は息子に迷惑をかけたくないから延命はしないでほしいというのだ。
時が来ればと答える桜宮。
そして、次に螺鈿の部屋に入るのは加賀かという白鳥には、好きなだけ調べろと言ってのける桜宮。
「俺は、俺の患者のために働くだけだ」
その頃葵は・・・。
今日は精神を普通に保っていられるようで、母をいたわる言葉もかけてくれたよう。
だが・・・彼は言う。
「ねえ どうして?
何で僕を死なせてくれなかったの?
そのほうがいいのに」
その時雷鳴が鳴り響き、その音に驚いた葵は、発作を起こし暴れ出してしまうのだった------。
葵がいなくなれば華緒も精神をおかしくしてしまう。
息子を死なせたくない。
でも殺人者にもさせたくない・・・。
桜宮家がついてきた嘘の数々。
だが、真犯人は誰なのか?
華緒が息子のために?
それとも天馬が?
葵か。
螺鈿の部屋の秘密とは。
みとりの際、何故あんなに安らかな顔をして患者は逝けるのか-------?
安楽死は罪。
それでも桜宮は信念を貫き、あくまで患者の願い通りに死なせることを行っているのか?
真相気になります。
次回、犯人分かるらしいっすね。
◆キャスト
伊藤淳史:田口公平
仲村トオル:白鳥圭輔
栗山千明:桜宮すみれ
上遠野太洸:天馬大吉
山崎賢人:桜宮葵
渡部豪太:戸山久司
名取裕子:藤原真琴
林隆三:高階権太
西島秀俊:速水晃一
安田顕:島津
相築あきこ:桜宮華緒
宅間孝行:立花善次
左時枝:赤城美智
水野美紀:桜宮小百合
柳葉敏郎:桜宮巌雄
【送料無料】螺鈿迷宮新装版 [ 海堂尊 ]
ポチっとお願いいたします♪
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております
↓
<トラックバック URL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/3648354469f2cab0c3bdc7955e2cd686/ac