螺鈿迷宮解明----------------!!
ついに最終回。
すべて明らか・・・にはなりましたが、今回のお話は完全に螺鈿の部屋の秘密だけだったので、前回も言ったけど、捻りがなくてさぁ。
それが気になったというか、なぁんだ的な残念な感じに思えてしまってさ。
台詞はいいんだけど、なんか奇麗に締めました的な流れだったので、原作もこの内容だったのかなぁとか気になったわ。
ま、今までも原作と違うシーンとか多々あったりしたという事で、きっと今回も・・・とは思ってますが(^^;)
華緒が殺人犯ってのも、ほぼ初期段階からわかってた感じだったし。
だが、ついに美智が螺鈿部屋のへ呼ばれてしまう。
そして加賀のCT画像が明らかになる。
そこから発見された真実とは--------?
今回のメインはこれだけだったな。
話をしようと碧翠院へやってきた二人は、すみれから今桜宮が美智を螺鈿の部屋に呼んだと言う話を聞かされ、すぐさま桜宮を追う二人。
そして、桜宮を止め、加賀のAi画像を見せ白鳥は事実が分かったと告げたのだ!!
螺鈿の部屋に入った患者は、皆本当に安らかな表情だったと答える田口。
だが、白鳥は逆にその「安らかな表情」というのが引っかかったのだ。
全員が安らかな顔をしているなどありえない。
安楽死へ招くための薬剤か何かをマスクからか、点滴からか含ませているのではないのか。
そこから白鳥が発見したものは・・・。
桜宮に開示された加賀のAi画像。
そこには特殊撮影でしか映らない真っ赤な画像が映されたのだ!!
キセノンガス。
それは麻酔作用があるガス。
それが加賀の体内に充満していたのだ!!
これが安楽死を引き起こすきっかけになっていたよう。
何故そんなものを使ったのか?
白鳥の考え通りなのか?
桜宮を問い詰める田口。
マスクからキセノンガスを吸わせ、点滴から筋弛緩剤が供給される・・・。
それを絶妙なタイミングで桜宮は患者に注入していたのだ。
安らかな死の演出--------それを暴いて見せた白鳥。
「Aiが、あなたたちのやってきた殺人行為のすべてを証明するんだよ!!」
「どうしてこんなこと?」
懸命な治療をするのが医者の仕事だと訴える白鳥に、桜宮は「患者を解放したかった」
罪を犯してでも患者を解放してやりたかった。
死の恐怖にある患者を救いたかったと言う桜宮。
「神にでもなったつもりか!?
人の命の長さを決めるのは医者じゃない。
あなたがやってきた事は、医療の名を借りた独善だ!
あなたはもう、医者でも何でもない!」
それを独断でしていたと言う桜宮。
だが、すみれは自分は知っていたと罪を認め、それを黙っていたと告白したのだ!!
反対したけれど・・・自分では螺鈿の部屋以上の安らかな死を迎えさせる事が出来ないからと・・・。
「父を裁くなら、私も同罪」
それでも役人に何が分かるのかと反発するすみれ。
死ぬのが怖いと言われる気持ちが分かるのかと・・・。
それには何も言い返せない白鳥。
それに桜宮は誰より患者の気持ちを大切にしていたのは事実なのだから・・・。
だが・・・螺鈿の部屋でそれをモニターで目撃してしまった小百合は、内側から螺鈿の部屋の鍵を閉めてしまったのだ!!
開けてくださいと促す白鳥と田口に、小百合は美智が望むなら約束を果たすと、最後の意志確認を行う事に。
どうするか?
こんなこと間違ってると、美智に訴える田口。
「どうして?何が罪なんだい。
私たちの夢を叶えてくれて、良い死に方をさせてくれて。
何が罪なんだい」
薬で命を絶つ事は法律で殺人罪になる。
だが、美智は今は法律の話をしているのではないと言い出す。
この病院の先生たちの話をしているのだと-------!!
先生たちは本当に手のほどこし様が亡くなった時、安らかに、人間らしく死なせてくれると約束してくれたと、涙ながらに訴える美智。
「どうしてそれが罪なんだい。
死に方位、自分で選んだっていいじゃないか」
美智の言い分を認める田口。
「僕もこんな風に死ねたらと思いました」
螺鈿の部屋での看取りを見て、人間らしく死にたいと思った。
でも、違うのだ。
1日も長くあがいて、やれることやって、そして死を迎える方が人間らしい死に方だと言う田口。
生きてさえいたら、何か変わるかもしれないのだ。
孫と会えたように。
思わず写真を見つめる美智。
娘さんと喧嘩したままでいいのか。
言い残した事がほかにあるのではないのか。
「残された時間は、大事な人たちと、きちんとお別れするために残された時間なんじゃないですか」
そして、美智は孫の写真を見せ、小百合に孫の卒業式が見てみたいと夢を話す。
それが美智の最後の希望。
それを受け入れた小百合は、わかりましたと、鍵を開けるのだった・・・。
「私はもう少し頑張る」
そして桜宮に謝罪する美智。
自分が頼んだのにと涙する美智に、謝る必要なんかないと言う桜宮。
桜宮に抱き付き、これだけは覚えておいてと言う美智。
「巌雄先生がいたおかげで、生きてこれた。
みんな、あんたのおかげで、死の怖さが減った。
誰が何と言おうと、あんたは私たちにとって最高の先生だ」
手を合わせて拝まれ、その手を握った桜宮は満面の笑みを浮かべて頷くのだった・・・。
・・・医者冥利に尽きるよなぁ。
こんな風に患者に感謝される医者なんてそういない。
倫理的、法律的には間違ってるかもしれない。
でも、誰も桜宮を訴えるような事はしない。
残された家族だって感謝するくらい安らかな死を皆が迎えられたのだから。
罪の定義。
これは今後の医療で考えさせられる課題だろうなぁ。
私もできれば安らかに死にたいもん。
それが自分で選べたら最高だろう。
当然迷いが生じる田口。
白鳥は桜宮の行為は、延命に励む現場の思いを踏みにじる絶対に許されない行為だと言うのだが・・・美智にとって大切な主治医を奪ってしまう事になるのだ。
そして、警察が来る前に、桜宮は華緒の様子を見にやってくる。
終わりが来たと告げ、螺鈿の部屋を閉じる事になったというと・・・じゃぁ最初に決めた通りにと笑みを浮かべる華緒。
その話を聞いていた葵は、天馬を呼び出し、僕の分もちゃんと医者になってよと、医学部へ戻れと願いを託す。
またどこかへ行くつもりなのかと問うと、遠くに行くと答える葵。
「さようなら」
そして---------姿を消した桜宮と華緒。
手紙を発見した小百合は、すみれを伴い螺鈿の部屋へ。
そこに一緒に連れて行ってとやってきた葵。
それを認めた桜宮は、三人で逝く準備を始める。
そこへ小百合、すみれ、田口が駆け込む。
何をする気か。
桜宮が手にしていたのはライター。
部屋中にまかれた灯油。
「死んで終わりなんて、そんなのズルイですよ!!」
だが、今でも桜宮は夢にうなされるのだ。
痛みに苦しむ父の姿を。
そんな姿をもう誰にもさせたくないのだ。
がっかりさせてすまないと田口とはもう少しゆっくり話をしたかったと言って、手を離したライター。
すぐさま燃え広がる炎。
爆発する螺鈿の部屋。
すぐに駆け付けた白鳥。
だが、このまま死なせるわけにはいかないと、なんとかして桜宮たちを助けようとするのだが・・・。
火は燃え広がるばかり。
すみれと小百合を助けるのが精一杯の状態。
やけどと煙を吸い、救急車で運ばれるすみれ。
螺鈿の部屋での事は、全部持っていくという父と母。
誰かに安楽死を暴かれたら、最初からこうすると決めていた。
それだけの覚悟を持って安楽死と向き合っていた桜宮。
そして小百合は何も知らなかったで通せと遺言があったのだが・・・。
それを田口に託し、すみれに読ませてほしいと渡した手紙。
今までずっと桜宮の言う通りにしてきた。
最後位自分の好きにしてもいいよねと、自ら出頭し、安楽死に関わったと告白する小百合。
あんなに近くにいたのに止められなかったと、自己嫌悪に陥る田口。
「誰にも無理だったと思うよ、あの人を止めるなんて」
「間違ってたかもしれないけど、僕は巌雄先生を嫌いにはなれません。
人としても、医者としても」
「それでも僕は認めないけどね。
今この瞬間も、新しい治療法や薬を開発しようと懸命の努力をしてる人たちがいる。
生きる事を簡単には諦めない。
その先には必ず希望はある。
僕はそう、信じてる」
「生きててほしかった。
みんな、みんな・・・」
そして、記者に囲まれた白鳥は、「安楽死をしていた酷い医者・病院」と糾弾する記者たちに、まず安楽死と尊厳死の違いを問う。
高齢者社会になり、医者任せの終末期医療は限界を迎えると訴えたのだ。
これからはどういう人生の最後を迎えたいのか、それを考えなければならない時代が来たのだと。
それを考えなければ、安楽死を望む患者や、それをほう助する医者またが現れてしまうと・・・。
護送されていく小百合と目が合う白鳥。
何も言わず去っていく小百合。
すみれは大やけどを負いながらも、なんとか助かったよう。
だが、心を閉ざしてしまった。
碧翠院は別の医者を派遣し存続させる方向になったよう。
医学部へ戻った天馬は将来碧翠院で働くと言っているという。
そこで田口はすみれに桜宮からの手紙を読み聞かせる事に。
死をもってすべての罪を持っていく。
「酷い父親」
涙を流すすみれに、田口はでももっと先生と一緒に働きたかったと告げると、私もと答えるすみれ。
娘たちを誇りに思うという桜宮。
しあわせになってくれ----------!!
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第10話
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