助けて、死にたくない-----------!!
救急車で運ばれる中、そう訴えた拓人。
そして谷本のいる病院に運ばれ、目を覚ました拓人は、病院で皆が心配そうに見守っているのを見る。
「よかった、無事で」
そう声を詰まらせた母。
ついに最終回を迎えた今作。
最後にどうなるか?
命が・・・なシーンになるのかなぁと思ったら、希望ある未来へ続く・・・穏やかで、逆にあったかい気持ちで迎えられた最後だったんじゃないかなぁと。
最後まで決断を迫られた拓人。
彼が出した決断は---------?
拓人が人工呼吸器を付けるのもつけないのも怖いと言っているという話を皆に聞かせる恵。
すると谷本は、今は拓人が皆と一緒に生きてる幸せを感じれるように一日一日を積み重ねて行きましょうと背中を押してくれるのだった・・・。
家に帰ると、すみれが待っていた。
彼女は大学は工学部に入り、拓人のような体の不自由な人が脳の刺激を感じて動かせるようなスーツ式のロボットを開発しているのを見て、自分もこんなものが作りたいと夢を語ったのだ。
頑張ってる先生を見ると勇気が沸くと言ってくれる。
自分の店を持ちたいという守。
客のニーズにこたえられる店を作りたいというのだ。
医学部へ向けて勉強再開の為に、皆が協力してくれる。
守は競争だと言ってくれるのだ。
店を持つのが先か、受験合格が先か。
そして、手首を固定してもらい、また字が書けるようになった拓人。
今伝えられることを伝えるという目標を書いた拓人は、すみれに頼まれた講義の話を受ける事にしたのだった。
その頃、なんと陸人に友人が出来たのだ!!
どうやら仕事先で同じ恐竜に興味を持つ子がいたようで。
よかったね~♪
赤飯でお祝いって、陸人ってば古風だ(><)
守と陽菜の間には子供ができたよう。
そして・・・あの日、繁之も一緒に拓人を探してくれたという話を聞いて、どうしても話がしたくなった拓人。
感謝を告げに、子供たちにサッカーを教える繁之に会いに行ったのだ。
そして、今度の講演会に来てほしいと誘う拓人。
「とちんなよ」
そう言ってくれた繁之。
「拓人、体大事にしよろ。
お前ひとりの体じゃないんだから」
繁之の気持ちが嬉しい拓人は素直にありがとうございますと答えるのだった・・・。
いい人やぁぁ!!
本当人として良くできる人だ。
繁先輩。
そして、ついに迎えた講演会。
拓人の話を聞きに、両親や、翔子も会場へやってきたのだ!!
どうやら拓人が誘ったよう。
ド緊張する守を、なんでマモちゃんが緊張するのかと突っ込む陽菜。
繁之に来てくれてありがとうと挨拶する翔子。
兄の姿を見守ろうと、気合いの陸人。
難病患者のために家族支援に目を向けるようになった父も話を聞きにきてくれたよう。
そして、ついに拓人の話しが始まる。
自分が病気になるまでの気持ちから語り始める拓人。
ただ、漠然と毎日を過ごしていた。
キャラクターを演じていた自分が嫌いだったと・・・。
そして病気になってからの病状説明。
今選択を迫られているのは、人工呼吸器を付けるか否か。
自分の気持ちを伝える事が出来るか。
それで生きている実感を得られるのか。
人工呼吸器をつけたら外すことはできないのだ。
病気になって何度も覚悟を決めてきた。
病気になってたくさんのものを奪われた。
目標を見つけては失う毎日。
「この先。
すべての目標を奪われたとしても、僕が目標に向かって生きたという事実も、奪われないのです。
僕は人の温かさを知りました。
家族と真正面から向き合えたり、我儘を言えるようになりました。
愛情を信じられるようになりました。
自分のことがちょっと好きになりました。
自分が持っている幸せにも気づかせてくれました。
こうやって喋れること。
歩ける事。走れること。
食べられる事。笑える事。
触れあえる事。風を感じる事。
太陽の光に包まれる事。
今、生きている事。
この世に生まれてきた事。
僕は今、新たな覚悟をしなければならなくなりました。
人工呼吸器をつけるかつけないか。
死ぬのも怖いし、生きるのも怖い。
死ぬ覚悟も生きる覚悟も簡単には出来ません。
周りの人は、僕がただ生きてくれさえいればそれでいいと言います。
家族や大切な人のためだけに生き続ける事が出来んだろうか。
自分の意志を伝えられないかもしれない状況で、生き続ける事が出来るんだろうか。
それは全くわかりません。
ただひとつわかっている事は・・・。
僕がどんな状態になっても、僕が愛とぬくもりに包まれているという事です。
家族。
友人。
先輩。
主治医の先生、病院のスタッフの皆さん、介護スタッフの皆さん。
そして・・・いつも僕の隣にいてくれる彼女。
僕は藍とぬくもりだけで生き続ける事が出来るんだろうか。
それだけで、僕は自分が生きている意味を感じる事が出来るんだろうか。
僕は生きているだけで手がかかります。
それでも生きていていいんだろうか。
その事をずっと考えてきました。
僕が生きてるだけで、周りの人たちが生きがいを感じてくれるんじゃないか。
僕が生きてるだけで、生きる意味を社会に問い掛け続ける事が出来るんじゃないか。
じゃぁ、生きているだけの状態で、僕が僕であり続けるには、どうしたらいいんだろうか。
そうなった時に、僕を支えてくれるのは、僕を支えてくれるのは、それまで生きた時間・・・。
僕のいた時間なんじゃないか。
僕は覚悟を決めました。
生きる覚悟です。
いつかその時が来た時のために、今を全力で生きていたいと思います。
今日はこのような場を与えていただき、心から感謝いたします。
これからも今日のように、自分の思いを伝えていけたらなって思います。
ありがとうございました」
控室に行くと、佐和子が頭を撫でて抱きしめてくれた。
父は拓人は家族の誇りだと言ってくれた。
それにちょっとはにかんだ笑顔を浮かべる拓人。
ここが一番うるっときたかも。
「コウエンリョウをいただいた。
今も社会とつながっている」
そう書かれた今日の日記。
そして-----人工呼吸器をつける事を決めた拓人。
ALSを自分の一部だと思って一緒に生きていきましょうと前向きな事を言ってくれる谷本。
季節は春になっていた。
長い付き合いになる。
その準備を始める拓人と恵。
今は自分の声で音声変換もできるんだ。
これは便利だね。
アドバイザーとして勤めていた会社にもまだ繋がっているよう。
こういうのみるとぐっとくる。
凄い会社だよね。
この会社最高だわ。
そして-------最後のから揚げを食べたという拓人。
最後の記念か・・・ベランダにある鉢に種をまいた恵。
また海へ行きたいという拓人。
あの瓶を埋めに行きたいと。
また3年後の自分に宛てたメッセージ?
否。
今度は3年後のお互いに向けらメッセージを入れる事に。
中身は内緒。
そして、その瓶をあの海に埋めた二人。
3年後--------。
人工呼吸器をつけた拓人は、もう顔の筋肉を使って会話するしかできない。
そんな体になっても、講演会に忙しい毎日を送って、毎日を精一杯生きている。
そして、その間に恵と結婚もしたよう。
しあわせそうな写真がいい。
そして、開いたあの瓶の中身。
3年後の二人に宛てたメッセージは・・・。
「拓人へ
私の隣にいてくれてありがとう」
「メグへ
オレのとなりにいてくれてありがとう」
一緒のメッセージ。
互いの思いは同じ。
それを見て微笑む恵は、同じ結婚指輪のついた拓人の手を握り、車椅子の隣に座るのだった-----。
あったかいラストだったんじゃないかなぁ。
別れより、未来を描いた今作は、本当丁寧に周りの人、家族と友人、そして大切な人との関係を描いてくれた作品だったと思う。
拓人の台詞は今までの総集編的な感じでしたが、そこから次の決断を出したのも最終回らしくていい流れだったんじゃないかな。
最初は月9かと思うような恋愛話がメインだったけど、それもすっごくキュンキュンさせられたし、私的には今期一番楽しみにしてたドラマだった。
春馬くんが本当うまくなったなぁと。
不意に出る表情にぐっとさせられることが多かった。
そして多部ちゃんはやっぱり可愛いし♪
繁先輩はやっぱいい人で終わったけど、彼もまたちゃんと生きてたもんね。
なんか心が洗われる作品だったよ。
優しい気持ちにさせられた。
こういう作品をもっと見せてもらいたいなって思う。
澤田拓人:三浦春馬
本郷恵:多部未華子
向井繁之:斎藤工
水島守:風間俊介
村山陽菜:山本美月
澤田陸人:野村周平
桑島すみれ:浜辺美波
谷本和志:吹越満
澤田昭夫:小市慢太郎
本郷翔子:浅田美代子
澤田佐和子:原田美枝子
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