ひき逃げ事件発生-----------!!
今回はなぜ「敗北」なのか?
タイトルの意味が最後に判明したね。
これは悔しいわ。
視聴者側もこれは歯がゆいラストだったかと(^^;)
深夜、男子大学生の横森(川籠石駿平)が轢き逃げされ死亡する事件が発生。
母親へ必ず帰るからという言葉を遺し亡くなった彼。
だが、激しい衝突のため、車の塗装片やタイヤ痕が残されており、更に目撃者の証言から車種の特定・犯人逮捕は時間の問題と思われた。
そんな中、石川(小栗旬)が、生前の姿で現れた横森から事情を聞くと、車を運転していたのは、アルバイト先で見かけたことのある政治家の息子と分かる。
しかし、犯人である宇田川(矢野聖人)の父親は、現職外務大臣であり、警察官僚出身の前国家公安委員長という権力者であることから、早速上からの圧力がかかってしまう。
更に事件の背後で“掃除屋”と呼ばれる裏社会の証拠隠滅請負人・神坂(中村達也)が暗躍していたのだ。
最初の目撃者、久島は必ず犯人を捕まえてくれと協力的だったのだが・・・翌日もう一度話を聞きに行くと、供述を一転し、運転していたのは宇田川ではなく、女性だったと言い出したのだ!!
どうやら神坂に脅され圧力をかけられたよう。
会社と家族を守るため・・・。
「真実から目を背けて得た生活をあなたの家族や従業員は誇れると思いますか…!」
思わずそう叫んでしまう石川。
嘘だとわかっているのにどうしようもない事態。
「必ず犯人を捕まえてください」
そう涙し、息子の写真を渡した母親に対し、必ずと約束する石川。
だが、昨日の話を聞いた横森のバイト先の店長ですら証言を撤回し、宇田川は昨日は店には来なかったと言い出したのだ!!
黙っていられなくなった石川は店長の襟首を絞め、撤回はいいからあなたに迷惑をかけないという条件で、宇田川の車に一緒に乗っていたという女性の話を聞かせてほしいと迫る事に。
くしくも相手の女性・滝川真奈たちは横森と同じ学校に通う学生だったのだ。
すぐに彼女に会いに行った石川。
友人と一緒にいた真奈に横森は君たちと同じようにもう笑う事も出来ない。
「それを知ってお前はこれから先、ここで同じように笑えるか?」
そう言って真奈を追い詰めた石川。
だがそこへ宇田川が現れ彼女を連れ去ってしまう。
すれ違い様車を調べればすぐにわかると脅しをかけると、車は3日前に盗難にあったと言い出す宇田川。
どうやら既に証拠隠滅を図っていたよう。
これもすべて神坂の仕業か。
赤井に相談した所、掃除屋が動いているとの事。
そして車は既にスクラップ後か、探すだけ疲れて見つからないだろうというのだ。
その代わり各種犯罪に関わっているという宇田川を追い詰めるための情報を集めてくると交換条件を出した赤井。
石川はそれに納得するのだが・・・。
そして、スズキが真奈に接触し、揺さぶりをかける。
サイモンとガーファンクルには、事件当日のデーターを調べさせたのだが、やはりデーターはすべて抜け落ちているようで、探せないよう。
神坂は何重にも警戒を怠らない慎重な男のよう。
そして正式に事件担当から下ろされてしまった石川たち。
立花も悔しさを隠せない。
被害者の無念を晴らしたいだけだという石川に対し、最近の石川の無茶な行動が心配で仕方ない市倉は手を抜けと、思わず苦言を呈する。
「これだけは忘れるな。
強い光が差すところには必ず濃い影も浮かぶもんだ。
影に飲み込まれるなよ」
市倉の言葉にうなずいた石川。
だが・・・神坂は更に最悪な手段に向かってしまう。
翌日、もう少しで証言が聞けそうだった真奈が部屋で首つり自殺している所を発見されたというのだ!!
今にも飛び出そうとする石川を止めたスズキ。
そして彼女は罰を受けたと思えばいいと、この件から手を引くと言い出したのだ。
「ビビったのか?」
「ええ。あなたにね」
その時ガーファンクルとサイモンから連絡が入り、コインパーキングに停めていた宇田川の車の映像を発見したとの知らせが!!
それを携帯に送ってくれと頼んだ石川。
その時・・・目つきの悪い不審な男とすれ違う。
そいつこそが--------神坂!!
石川が粋がれば粋がるほど被害者が出ると言い出す神坂。
真奈は石川のせいで死んだのだと言うのだ!!
殴り合いを始める二人。
映像がスゴイね。
面白いわ。
上からのアングルとか360度回したりとか、目まぐるしくはあったけど、スロー映像と合わせてこの短時間ならスピード感あった画面になってたかと。
だがその時、丁度警邏中だった警官に取り押さえを手伝ってもらい、なんとか神坂を確保できた石川。
だが・・・このタイミングが良すぎる警官の登場を不審に思った石川。
するとどうやら5分ほど前にここで喧嘩をしている奴がいると通報があったというのだ!!
そして-------とどめを刺さなかった神坂の事に気付いていた石川。
何故最後に手を抜いたのか?
そして通報も神坂の仕業だと気づき、その意図を尋ねるのだが・・・。
逆に時間を問う神坂。
すると、石川の捕まえたかった宇田川は今ごろは雲の上だというのだ!!
そう、この一件はすべて石川を足止めするための時間稼ぎだったのだ!!
自分を表舞台に出したのは石川が初めてだと、楽しかった言う神坂。
それでも「今回は私の勝ちです」と勝利宣言する神坂。
完全にしてやられた形になってしまった石川。
これはサイモンたちが見つけた車に乗り込む宇田川の画像も神坂が用意していたんだろう。
ぬか喜びさせて、突き落とす--------。
最悪。
相手は牢の中にいるのに・・・今回は石川の完敗。
怒りが収まらず、宇田川の情報をよこせと赤井に迫る石川。
だが、これ以上はムダだと、赤井は罰する者がいなくなったのでどうしようもないと宥めるのだが、関係ないと一喝されてしまう。
「お前と一緒に泥の船に乗って沈むつもりはないんだよ」
石川を突き放す赤井。
そこでサイモンたちを頼り、宇田川の嘘の情報をネットで流せと迫った石川。
世論を動かし逮捕に持っていくというのだが・・・。
「嘘を流して逮捕出来なかったら?
社会的制裁にもなるから一石二鳥って事ですか?
つまり、僕たちを使ってリンチしようって事でしょ?」
自分の手を使わずそれをしても意味がないことは石川自身がよくわかっている事。
冷静でいられずそんな事にも気付けなかった石川。
今までずっと被害者の無念を晴らすことに成功していたから、失敗することを考えていなかったのかもしれない。
驕っていた部分はあっただろう。
既に宇田川は自分の手の届かない所へ行ってしまった。
無念さだけが残った今回の結末。
悔しくて悔しくて・・・そして横森にすまないと謝罪する石川。
それでも横森は笑顔を浮かべて石川に感謝してくれたのだ。
「いいんです。
あなたは僕みたいな無力な人間のために必死で動いてくれた。
それだけで十分です」
「いつか奴を捕まえたら・・・これを君のお母さんに返すよ」
そう言って懐から横森の写真を出して来た石川。
小さく頷く横森。
「その時に、僕の伝言も一緒に伝えてもらえますか。
体に気を付けて、僕の分まで長生きしてくれって」
「必ず、伝える--------」
ありがとうございますという横森の言葉に涙を流す石川。
顔をあげた石川の前に・・・もう横森はいない。
涙を拭き、前を見つめた石川。
これが石川にとってのターニングポイントになるだろう。
そして、いわゆる影の部分にどんどん足を嵌らせていくのか・・・。
次回はようやく石川の狙撃された事件の片りんが見えてくるようだし。
横森は自分の死をちゃんと受け入れていた。
その上で彼の残したメッセージはあくまで母親を気遣う言葉だった。
ベタなんだけど、母親の号泣シーンも泣けた。
この最後の言葉もぐっと来たなぁ。
無念さを背負って生きていくことになった石川。
もしや神坂は石川の事件とも繋がってるのかしら?
さぁて、これでラストスパートに入っていくんだな。
最後もいい感じで事件の真相を見せてもらいたいね。
◆キャスト
石川 安吾:小栗 旬
立花 雄馬:青木 崇高
比嘉 ミカ:波瑠
市倉 卓司:遠藤 憲一
報屋 赤井:古田 新太
便利屋 スズキ:滝藤 賢一
サイモン:浜野 謙太
ガーファンクル:野間口 徹
【楽天ブックスならいつでも送料無料】BORDER [ 古川春秋 ]
←よろしければポチっとお願いいたします♪
第1話 第6話
送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております
↓
<トラックバック URL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/3185df8dcba4049e79e1bf5c918a310b/ac