最後の黒幕---------!!
そう来たかという真犯人。
突っ込み所は今回もありましたが、それなりにはキレイに纏めてきたのではないかなぁと(^^)
有馬が死亡----------!?
空港で毒を飲んでいた有馬。
すぐに救急車で運ばれたのだが・・・残念ながら死亡が確認されたよう。
では殺した犯人は西門なのか?
まさか有馬まで死んでしまうなんて、どういう事なのか?
連絡がつかない西門の携帯。
だが、西門は平然と水野の店で食事をしていたのだ!!
驚く明日美は確認せずにはいられない。
「有馬を殺したのは
あなたじゃないよね?」
「殺すつもりだった。
でも やったのは俺じゃない、別の誰かだ」
どうやら盤台と有馬は同じ筋弛緩剤を飲まされ殺されたよう。
たくさんの命を、運命を狂わせた黒幕が、まだどこかにいるのだ------!!
では、犯人はなぜあの二人に協力したのか?
最終的にリスクを背負ってでも鈴を助けようとしたそのメリットとは?
翌日、病院に明日美を訪ねて有馬の妻・晴子がやってくる。
明日美に申し訳なかったと、小山内の事を謝罪し、事の発端は自分なのだと告白したのだ!!
有馬には美波という娘がもう一人いたらしい。
その子供を火事で亡くした有馬たち。
有馬は晴子を助けるため、やむなく娘を見捨ててしまったよう。
晴子はそれで有馬を責め、恨んだ事もあったよう。
だがその頃、腎臓の重い病気を抱えた子供を連れて男が家を訪ねてきたよう。
その子供が------亡くなった娘そっくりだったのだ!!
鈴を助ける代わりに、養女に引き取りたいと条件を出す有馬。
・・・有馬にとって、助けられなかった娘のための身代わりだった鈴。
だが、それ故にいつしか愛情がゆがんでしまい、鈴を助けるためなら何をしてもいいと考えてしまったのかもしれない。
今度こそ殺させやしないと・・・。
どうやら鈴の本当の父親は医者だったよう。
では、今回の黒幕は-------鈴の本当の父親ではないのか!?
だが彼の居場所はわからないよう。
それでも、有馬が亡くなった以上、見守るためにも鈴の病室を訪ねに来るのではないのか?
それを利用し、おびき寄せる作戦を考えた明日美と西門。
そこで美羽に教えられた病室を訪ねる監視カメラを見る事に。
そこには帽子を被った怪しい男の姿が写っていた。
となると、その男は15年前の手術にも関わった人物である可能性が高い。
あの時オペ室にいたもう一人の人物は----------麻酔医!!
・・・って、これは流石に今まで考えなかったのか?って突っ込み入れたわ(><)
視聴者にだって誰が手術室にいたのか、「医龍」見てたらとくにわかっただろうに。
鈴の父親で、元医者。
最後の黒幕とは-----------なんと、義父の水野!!
あらら、そんな展開だったんか(><)
何故おいちゃんが?
患者の前での医者の言葉は絶対なのだ。
医者の特権を利用し、許されない罪を犯した水野。
最初は鈴を助けるための一心だったけど・・・関わった者の人生を変えてしまったのだ。
「ずっと騙してたんだ。
いい人の顔をして、笑顔を振りまいて。
そういうのを人間のクズっていうんだ。
父さんを返せ!!」
だがその時、西門が明日美に当身をし、意識を失わせたのだ!!
何故?
目を覚ました明日美は・・・家に戻ると、水野は店を閉める手はずを整えていたよう。
片づけられた店内に残されていた、明日美宛ての手紙と羊パイ。
そこへかかってきた西門からの電話。
どうやら西門はどうしても最後に水野を許せず自分の手で結衣の復讐を遂げたかったよう。
彼が15年前の事を調べてたどり着いた水野という人物の存在。
あの時明日美に当身をくらわしたのは・・・明日美を犯罪者にしないための処置だったのだろう。
それでも最後に自分が水野を殺す様を見たいなら明日美が育った施設である教会に来いと言い出す西門。
残された手紙に書かれてあった15年前の真実。
娘の病気を治す代わりに養子に出せと言い出され、それに従った水野。
だが、有馬があんな恐ろしい方法で鈴の腎臓を手に入れようとしていたとは・・・!!
それでも手を貸したのは、一重に娘を助けたいから。
だが、その事情を知った小山内の事も、親友だったのに・・・殺す補助をしてしまったのだ。
父に先立たれ、涙を流す明日美を見て罪悪感に耐え切れず、手術看護記録を送ったのは-------水野だったのだ!!
明日美が自分を恨んで、復讐しようとしていることは知っていた。
何度も謝罪しようとしてできなかった------。
だが、それでもこれ以上有馬が再び、鈴のために犯罪を犯し、関係の無い者が犠牲になるのは耐えられなかった。
だから二人を殺したと--------。
償いが出来るとは思っていない。
それでも、明日美に笑顔を取り戻して欲しくて-----ずっと自分だけは笑っていようとした水野。
いつしかそれが水野の生きがいになっていたよう。
明日美に宛てた告白の手紙。
そして、それを読んだ明日美は------。
教会で水野は西門に拷問を受け、灯油をかけられ、今にも火をつけられそうになっていた。
そんな水野を冷たい目で見降ろす明日美。
西門はまさか止めにきたわけではないよなと再確認する。
「許すわけ---------ないでしょ」
絶対に許せないという明日美に何度も何度も「すまないと」謝罪する水野。
ふざけんなと叫び結衣の最後を話せと迫る西門。
すべて悪いのは自分だと認める水野。
だから死んで償わせて欲しいと言い出す水野は、最後まで明日美を犯罪者にしたくないと、そればかりを気にして、腕をほどいて欲しいと言い出したのだ。
そうすれば自殺として処理されるだろうから・・・。
・・・これも娘を思う父親の思い。
明日美は水野の養女。
復讐相手ではあるけれど・・・それでも実の娘のように大切に笑顔でいつも接してくれた。
気遣ってくれた水野。
明日美も彼に救われていた事は確かだった。
「お父さん・・・お父さん・・・私、もう終わりにするね」
天を仰いでそう告げた明日美。
そして水野に近づいた明日美は、彼を抱きしめたのだ!!
「死なせない!!
もう、誰も傷つけたくない。
もう、誰も失いたくない--------!!」
西門はライターを閉じた。
「君は止めるだろうと思ってたよ。
復讐には別の復讐が返ってくる。
どう転んでも不幸しか生まれない。
それに、結衣もあの人の命を奪うことなんて望んでなかっただろうから」
そして--------自ら警察へ出頭した水野。
これがきっと今生の別れになる。
それでも、最後まで厳しい顔しかできなかった明日美。
そんな顔でいいのか?
そう西門に言われた明日美は、思わず車を飛び出し「おいちゃん」と声をかける。
最後に食べた羊パイ、まずかったというと、水野は「がく~ん」といつものようにおどけてみせたのだ。
明日美はそれに微笑みを返す。
それを見た水野は何とも言えない顔をし、くしゃくしゃの笑顔を見せる。
「今度またもっとおいしいの作ってよ。
ずっと待ってるから」
それに頷き、じゃあなと行ってしまう水野。
空には------虹がかかってたのだった・・・。
すべては終わった。
健太は順調に回復をしているようで、美羽たちの手を焼いているよう。
鈴は透析の専門機関へ転院が決まったよう。
西門はそんな鈴に大事なのは根拠のない自信だとアドバイス。
笑顔でそれを受け入れる鈴。
明日美は----------巡回医療の医師をしようと考えているよう。
悠真の意思を継いで・・・ではないけれど。
「患者さん一人一人の役に立てる医師を。
父に胸を張れる医師を目指してみようかって・・・」
西門は変わらない事が彼の復讐の決着なのだろう。
そんな二人は今日も一緒に並んで祝杯をあげる。
「明日はきっと、いい日になる-----よね?」
それにうんと答える西門だった------。
復讐劇のラストは穏やかなものでした。
ま、後味悪いよりこちらの方がいいかなぁ。
生き残った者もそれぞれ制裁を受けることにはなってしまいましたが。
でも、これだけ物証も残ってたら、盤台と有馬の死で明日美に疑惑の目は向かなかったのかとか、考えてしまった部分はあったわ。
そういう所で若干ご都合的展開はあったけれど、私的には毎週復讐が成功して追い詰められるのが楽しかったし、後半はそれが覆されたりでどうなるか的面白さはあったドラマでした。
結局盤台も有馬まで小者だったのかってスゴイ設定だったなぁと思いますよ。
真犯人はありがちな一番身近にいたいい人・・・でしたが、結局家族を、子供を愛する親のエゴが巻き起こした事件だったって事。
明日美は笑顔を取り戻し、これから医者として頑張っていくのだろう。
彼女もまた悠真という大きな犠牲を出してしまった罪を背負わなければならないのだから。
色々突っ込みどころもありながら、このラストなら気分的にも受け入れやすかったかと思います。
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