総北全員集合!!
ついに皆と合流した小野田と田所。
総北の反撃はここから!!
だがその一方----------
王者箱学はばらけ出してしまったのだ!!
それだけ御堂筋にリザルトを捕られた事が新開に、チームに影響を及ぼしたという事。
ずるずると後退し、先頭から引き離されて行く新開。
泉田にはこの光景が信じられない。
新開は泉田の憧れの選手だった。
美しい走り、彼の背中を追っていた。
インターハイで一緒に走れると分かった時、どれほど嬉しかったか。
なのに---------!!
そんな泉田たちをあざ笑う御堂筋。
またもや
「悔しいやろ、信じられんやろ。結果がすべてや!!」と動揺させるようなことを言って吹き出したのだ。
箱学だからまだここまでのばらけで済んでいるのだと、称賛しながらも笑う御堂筋。
あまりの言い分に熱くなって新開を庇う泉田。
だが、それこそ御堂筋の思う壺。
心理戦に持ち込まれて、彼にかなうはずがない。
それに御堂筋が言っている事は正しいのだ。
勝った者がすべてなのだ-------!!
誰も新開を擁護しない。
むしろ御堂筋を立てるようないいかたをする福富や東堂に反発してしまう泉田。
すると御堂筋は今がチャンスだと、とどめを刺すとフェイズ13を実行するとザクたちに指示を出したのだ!!
だが、それはカウント違い。
3つも先に進むのかと焦る京都伏見の選手たち。
2日目の優勝のために加速するという御堂筋。
だがこの指令は・・・
なんと山で加速できないスプリンター二人を切り離す作戦だったのだ!!
4人で身軽になって走る事。
それが御堂筋の指示。
山で加速できない者はおいていく---------。
なんと非情な作戦。
だがそれを御堂筋は、役に立たない荷物は捨ててゴールを目指す事は
「ロードレースの常識や」と言ったのだ!!
「そうだな、お前の言う事は正しい」
そう言って加速を始めた福富と東堂。
真波と泉田もおいていかれるのか!?
自分はお荷物なのか。
ばらけ出した箱学。
そして切り離された京都伏見の選手二人は・・・落車し、リタイアを宣言。
心が折れてしまったのだ。
チームに置いていかれて。
「お荷物はいらない」
そう言った福富。
自分たちスプリンターはお荷物なのか。
考えると足元が揺らいでいく。
泉田の体にも異変が。
大量の汗が噴き出してしまう。
箱学も完全にばらけてしまったよう。
そんな福富を正しい判断だと哂う御堂筋。
最後に皆のためだとか、後輩を思ったりと甘い考えの奴はロードレースでは勝てないという御堂筋。
己の勝ちのため、ゴールを目指す。
それが御堂筋の言い分。
そして、ゴール前の死闘を制した者が得る勝利。
それはすなわち
業の証であるという事。
君らもそうやと、こちら側の人間やと1日目の勝者に与えられた色付きゼッケンを指摘する御堂筋。
福富と東堂。
残り12km
山岳リザルトまで2km
東堂を挑発する御堂筋。
だが、東堂はそれに乗らない。
彼には福富を引っ張らなければならないという使命があったから。
そして---------
山岳リザルトも1位を捕った御堂筋。
なんという男。
その快挙に沸く観客たち。
沸き起こった京伏コール!!
これが王者交代劇。
石垣は昨年はせいぜい90位どまりだったこのチームが優勝を争えるまでに成長した事に驚く。
だが、それは御堂筋の書いたシナリオ通り。
彼が引っ張ってきたからここまで来れたのだ。
3年から譲り受けた時、自転車部は石垣を中心としてまとまった暖かいチームだった。
自転車で大切なのは我慢だと言っていた石垣。
一人では我慢できないかもしれない。
それがチームなら出来る。
そんなチームを作りたいと言っていた石垣の夢は・・・御堂筋の入部で脆くも崩れ去ってしまう。
王者箱学を潰す。
そう言って独裁を敷いた御堂筋。
だが、彼の言った事は正しかった。
本当は切られた二人も助けたかった。
それでも今、1位を走っている、この結果がすべて・・・。
その時、ペダルが回っていないと石垣を指摘した御堂筋。
「捨てた方がええで、つまらん感傷や思い出話なんか」
勝つためにすべて捨てろと言う御堂筋。
残るのは「勝ち」という結晶だけでええというのだ。
実際1日目は同着とはいえ、初めて京都伏見が1位を捕ったのだ。
それが嬉しかった石垣。
快挙だと喜び、御堂筋とハイタッチをかわそうとしたけれど・・・彼はそれを無視した。
一緒に喜べない。
確かに1位は取った。
そしてもうゴールまでわずかというこの状況で箱学を振り切ろうとしている。
なのに、感じるこの違和感は何なのか--------?
先頭を変え、上りで加速する京都伏見。
だが、福富と東堂もちぎれない。
そんな福富に話がしたいと言い出す石垣。
御堂筋は笑いながらもそれを認めるのだった。
「捨てるさ、これですべて」
何故追うのか?
4対2では勝ち目がないではないか。
それに、
福富が仲間をお荷物だと切り離した時点で負けは確定した。
箱学は福富が作ったいいチームだと思った。
羨ましいと-------!!
だが仲間をおいてきた事でその見方も変わる。
この後の道で、どうやって挽回するというのか。
「すべて計画通りや-----!!」
にやりと笑う御堂筋。
だが、福富は皆を置いてきたつもりはないというのだ!!
強がり?
言い訳?
否。
王者と呼ばれるために箱学の選手がどれだけの練習と努力を重ねているか。
その練習に裏打ちされる実力。
福富は宣言する。
「俺たち箱根学園というチームには、はじめからお荷物などいない!!
俺たちは、王者だ------------!!」
おおお!!
かっけぇよ!!
福富さんっ!!(>▽<)
そして、背後から感じる大きなプレッシャー!!
来るのか、箱学。
これは逆に来て欲しいよなぁ。
面白いし。
でも、そこに総北も!!って願ってしまう。
ってか、総北の走りを見て箱学も復活とかええんじゃね?
福富の寡黙な中でも、仲間を信じているからこそできる行動。
最後に話を聞きながら東堂がにやって笑う所とかめちゃ好きだわ♪
石垣もなぁ。
御堂筋がいなければこんなチームにはならなかっただろうって違和感がぬぐえないんだろう。
仲間を捨ててまで勝つ?
そこまで非情にはなれないだろう。
でも、確かに御堂筋の言う事も一理あるんだ。
彼がそこまで勝利にこだわるわけがあるんだろうな。
そこは気になる所。
で、2期決定がようやく発表~~!!って思ったらラブヒメ2の決定に全部持ってかれたっ(><)
今泉も頑張れっ!!(わはは)
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