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カテゴリ:TVドラマ感想
その一言に救われる人、絶望する人---------。
人生うまくいくばかりじゃないよなぁ。 なぁんかどんどん泥沼化してきたお話に滅入ったりするんだけど、だからこそ面白くなってきたのも事実かと。 勇治を訪ねて游子と駆け込んだ巣藤。 母親はこれ以上刺激したくないと、帰ってと言い続けるのだが・・・今逃げたらダメなのだ。 辛いのは母親より勇治自身なのだからと、必死に説得する游子。 だがこのままでは家に火をつけてしまうかもしれないと言い出す母親。 「火」というワードにパニックを起こしそうになる巣藤。 そんな彼を必死に宥め、何のためにここに来たのかと、大丈夫だから逃げないと言い続ける游子。 その言葉に落ち着きを取り戻した巣藤は、今度はメールを使って扉越しに勇治に話しかける事に。 なんと巣藤も中学の頃引きこもりをしていたそう。 だから勇治の気持ちが少しは分かるという。 中学の時、本気で親を殺そうと思っていたという巣藤。 でもできずに、結局家を出てしまい、今まで一度も会ってないというのだ。 メールを見て、叫んで喚いて暴れる勇治。 だが、巣藤の嘘偽りないまっすぐなメールを読んだ勇治は・・・ついに巣藤にメールに返事を返してきたのだ!! よかったら一緒に裏 DVDを一緒に見よう。 それに対し、教師がそんな事言っていいのかよと言ってきたのだ!! 嬉しくなる巣藤。 突っ込む所はそこなのか。 だろ? なんだか自然と笑みがこぼれてしまうメール。 巣藤には人の気持ちがわかる才能があるのだろう。 それを羨ましがる游子。 勇治は初対面であんなに心を開いていた。 それに游子の家族も巣藤の一言で救われたのだ。 「あなたは神様から使命を与えられて生まれてきた人なんだよ」 だが、自分の言葉が伝わったのは、游子がいてくれたからだという巣藤。 游子がいると違う自分になれる。 意外にいいコンビなのかもと。 だが、美歩に巣藤に連絡を取らないでと言われたから、これ以上彼と一緒にいるわけにはいかないのだ。 あなたはバスキアより素敵だというメッセージを残し消えた游子。 一方、不自然なほど明るくふるまう佐和子。 馬見原はそんな妻に付き合うも・・・やはり距離感を図りかねているようで・・・。 だが、彼が仕事に出ると、家中を引っ掻き回し『綾女と研司』に関する何かがないかと探し始めた佐和子。 そして-------女の執念か。 隙間に落ちていた家族写真・・・それはあの旅行で撮った綾女と研司と馬見原が写っている写真を見つけてしまったのだ!! 今だ一家心中事件を追っている椎村と馬見原に気付いていた課長の藤崎。 もうやめろと椎村を止めるのには理由があったようで・・・。 馬見原は刑事としてのカンはもうないというのだ。 そのきっかけは息子の死---------。 成績優秀で自慢の息子。 だが・・・いい子である事に疲れた息子は・・・酒に酔い、奪ったバイクでトラックに突っ込み死亡。 トラック運転手が言うには、彼は笑って両手を挙げて突っ込んできたというのだ。 これは事故ではなく自殺だったのだ。 だから、今回の一家心中事件に馬見原がこだわるのは、子供が親に復讐すると信じたくないから必死になっているだけだという藤崎。 それに・・・どうやら藤崎はこの事件は馬見原の自作自演ではないのかと疑っているようなのだ。 誰もが一家心中で事件を終わらせようとしているのに、変なにおいがするやなんやらと捜査を混乱させるようなことを言ったり、刑事だからこそ現場を心中に見せかけることも出来るのではないかと・・・。 なら早く止めなくてはと思う椎村。 どうやら彼の中でも馬見原への不信感が芽生えたよう。 一方、ケアセンターをクビになる游子の事を知り、山賀はそれを仲介。 ・・・財前さんの有無を言わせない演技が流石だなぁ。 笑顔ですべてを決めてしまえる人。 こういう人が相談相手なら確かに救われる人も多いだろう。 あれだけ訴訟だなんだと怒鳴り込みにやってきた駒田さえも、山賀と話をしたことで今日1日生きる勇気を貰えたよう。 游子にはできなかった説得も、山賀が言えば駒田は受け入れたようだし・・・。 その頃、真弓の店に油井がまたやってきたのだ!! そしてこの前と同じ人に薔薇の花びらの入浴剤を贈りたいと言い出す油井。 だがこれは巧妙な油井の策略。 復讐や嫉妬心を利用したのだ。 佐和子はもう知っている。 彼なら綾女と研司の居場所を知っていると。 そして、配達を引き受けた佐和子。 一方、ようやく馬見原は綾女たちの居場所を掴んだよう。 やってきた馬見原にもう自分たちに関わるなと、刺し違えてでも油井を殺すと言い出す綾女。 そんな事をやれば研司がどうなるか? 馬見原は自分がケリを付けてやると飛び出して行くのだった・・・。 そして、馬見原はプライドを捨てて土下座し、油井の居場所を探りに行く事に。 そして、椎村が持ってきた無料相談の会へやってきた馬見原。 そこへ亜衣に切り付けられた芹沢が妻と共に、子供を今すぐ病院か施設に放り込みたいから紹介してほしいとやってきたのだ!! せっぱつまってるから、解決策や分析など聞きたくないと、話をろくに聞かずに場所を教えろとだけ強要する芹沢。 理論正論で攻めようとする游子に対し、両親に立場にたっておおらかに受け入れる対応をする山賀。 最後は時間の無駄だと帰られてしまったけれど、母親の方は山賀にもらった名刺を大切そうに握りしめ、そこにすがる思いだったよう。 そんなやり取りを目撃していた馬見原たち。 何故自分は山賀や巣藤のようにうまくできないのか? 「私はこの世界に求められていないのかもしれない・・・」 落ち込む游子。 そんな時、最近メールに返事をくれない游子を心配し、巣藤が家まできてしまったよう。 だが、理由は言えないけど、もう家には来ないでと突っぱねてしまう游子。 やはり美歩の事が気になってしまう。 すると父が「愛とは奪い取るもんなんだ」と言い出したのだ!! えぇぇ!? どうやらお父さん略奪 婚だったようで。 両親にけしかけられ、あんたには巣藤みたいな人がいいと言われるも、身動きできない游子。 結局、追い返されたため、一人寂しい夕食を取る事になってしまった巣藤。 そこで勇治に明日の朝裏 DVDを見ようと誘う事に。 ドキドキしながら待った返事。 すると、そんな早く起きられるかよと言う返事が返ってきたのだ!! 新しいコーヒーも用意して喜んで待っていた巣藤。 だが・・・その朝、彼は来なかった。 がっかりして美術室にこもっていた所。 ノックの音が!! そこにいたのは---------勇治。 勇気を振り絞り、心を開いた巣藤に会いに来てくれたよう。 ぎこちないながらもなんとか距離を詰めていった二人。 一緒に見たDVDに一緒にのめりこんだり・・・。 差し入れに持ってきてくれたレーズンパンがおいしかったので、それにありがとうと感謝する巣藤。 勇治も巣藤のために考えて持ってきてくれたよう。 打ち解けた雰囲気になる二人。 だがそこへ美歩が現れ空気が張りつめてしまう。 しかも彼女は自分の生徒なのに勇治に「誰?」と言ってしまったのだ!! あぁ。 これは最低だわ、美歩。 せめて「何してるの」と言うべきだっただろうな。 更にそこへ同じクラスの生徒がやってきたよう。 勇治を見てホントキモイとか言い出してしまった生徒たち。 その言葉に怒りのスイッチが入ってしまった勇治は、大声でわめき出し、物に当たりだしたのだ!! そして巣藤を突き飛ばし、置いてあった石膏の象を持ち、美歩へ向かって振り下ろしたのだった----------。 怒号と悲鳴が飛び交い騒然となる教室内。 佐和子は配達を装い、手に鋏を隠し持ち、魚眼レンズを隠し、自分の来訪を見せないようにして綾女を陥れた。 チャイムを聞き、油井と思った綾女は、包丁を手にして玄関のドアを開けることに。 そして・・・開け様、振り上げた包丁が、バラの花びらを敷き詰めた箱を切り裂き・・・花びらに交じって血がしたたり落ちるのだった--------。 これこそ油井が狙った復讐か。 互いが殺し合えば、自分が手を下さなくても殺し合いをしてくれる形になってしまったわけで・・・。 血はどちらのものなのか? そして、勇治は本当に美歩へ像をぶつけたのか。 またなんちゃってって思わせぶりな形にしただけ? でもせっかく立ち直ろうとしていただけに、心ない言葉が本当辛かった。 美歩は担任として最悪だろ(><) 逃げてばっかのツケを払う時が来たか。 どこかで勇治にも救いがあればいいけどね。 で、巣藤と游子。 恋話メインにはしないで、ねっていいたいわ。 それだけは頼む。 その游子も、遺体を前に自分が殺したって事を認めてる過去の映像が映りましたけど、これって何の話なのか。 それにしてもうまい運びだと思ったのは馬見原犯人説。 自作自演は考えてなかったわ。 ま、これが単なる引き伸ばしのネタなのかどうかわかりませんが、次回また大きく話が動きそうですね。 ◆キャスト 氷崎游子(松雪泰子) 巣藤浚介(伊藤淳史) 馬見原(遠藤憲一) 氷崎清太郎(井上真樹夫) 氷崎民子(浅田美代子) 清岡美歩(山口紗弥加) 幻世の祈り 家族狩り 第1部 新潮文庫 / 天童荒太 【文庫】 ←よろしければポチっとお願いいたします♪ 第1話 第2話 第3話 第4話 8737HIT/1/11 送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております ↓ <トラックバック URL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/42624ca1ffeee6d0f004c5e1a395c5ab/ac お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014/08/04 11:43:00 PM
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