被害者の野口夫妻・新たなNの登場------------!!
ようやくこの二人が登場して、10年前の事件に繋がる経緯が見えてきました。
西崎の担当弁護士からあの事件の調書をもう一度洗わせてもらう高野。
弁護士曰く、彼の自供だけで犯人は決定されたという。
目撃者がいたわけではない。
だから西崎が犯人だと自供したからそうなっただけだと・・・。
あの日、あの場に居合わせた希美、成瀬、安藤、西崎。
そして被害者の野口夫妻。
一体彼らに何があったのか?
希美は野口と将棋をしていたという。
そして席を立った野口を待っていた際、物音がしたのでリビングへ行った所、そこに倒れた野口夫妻となぜか西崎がいたので驚いたというのだ。
成瀬は出張デリバリーのバイトをしており、野口の家にうかがっていた途中だったそう。
そこでインターホンを鳴らした所、希美に助けを求められたというのだ。
慌てて駆けつけたその場に倒れた二人と希美、西崎、安藤がいたと・・・。
証言に矛盾点はない。
だが、
高野が気になるのは「偶然」という言葉。
偶然そこに希美と成瀬がいた。
それは蓋然。
必然だったのだ。
そう感じる高野。
希美と10年ぶりの再会をした安藤は彼女を食事に誘い、もういいんじゃないかと言い出す。
だが、希美はやはり忘れられないと言うのだ。
それでも久しぶりに昔の友人と会えるのは嬉しいと言う希美。
だが安藤は言う。
「俺があの場にいなかったらあんなことにはならなかった。
二人は死んだりしなかった西崎さんだって…」
やめてよと話を切り席を立つ希美。
安藤の言葉の意味は?
大学生活、バイトして苦労しながらも希美は両親にも誰にも頼りたくないからと必死に生きていた。
台風の一件以来すっかり打ち解けた希美と安藤、西崎。
最近また頻繁に不動産屋が野原に土地を売れと迫りに来ているよう。
N計画の事もあるし、彼らの結束は急速に深まって行ったよう。
そんな中、西崎が小説を書き上げたというので読ませてもらった二人。
だが、西崎が言う「究極の愛」は二人には全く理解できないものだった。
では希美の愛とは?
そう尋ねる安藤。
「罪の共有。
共犯じゃなくて共有。
誰にも知られずに、相手の罪を自分が半分引き受けること。
誰にもっていうのは、もちろん相手にも。
罪を引き受け、黙って身を引く」
それが希美の愛。
相手は勿論成瀬の事。
安藤は希美の中に大切な誰かがいることを悟る。
そんな中、火に怯える西崎の姿を見る安藤と希美。
それは彼の過去に影響されるものだったよう。
母親の虐待か。
それが彼の小説の根本にあるもののよう。
だからいつも長袖を着ている西崎。
彼は腕の煙草の跡を隠していた。
そして背中には大やけどを持っているよう。
それは母親が亡くなった火事の原因とか?
一方、希美の母は・・・夜中に電話をかけてくるよう。
迷惑を顧みない行動。
そうやって希美を今でも縛り付けているよう。
そんな母にうんざりな希美。
苦しい時は成瀬からもらったあのフェリーのチケットを見て「ガンバレ」と言ってくれた言葉を思い出す。
そんな時、高校の同窓会の知らせが届く。
思い切って島へ帰る希美。
成瀬に会いたい。
会えたらいいなの一心で。
まずは母の様子を見に行く希美。
どうやら民生員の池園に紹介された仕事がうまくいっているようで。
一生懸命働いている姿を見て安心したよう。
今度は母親その池園を好きになるんじゃないのか~?とか思ってしまったわ。
だがその時、同級生から電話を貰う。
同窓会が中止になるかもしれないというのだ。
なんと、
成瀬の父親が急性心不全で急逝してしまったというのだ!!
あまりに急すぎる出来事。
成瀬はただ涙を流すしかできない。
知ってしまったからには放っておけない。
葬儀に参加する希美。
何も会話をする事もない。
それでもただじっと視線を交わす二人。
そんな二人を見つめる高野。
そんな中、何か言いたそうで言えない妻が気になる高野。
夏恵も何か隠してるのか?
成瀬父と何か話をしたとか?
遺品を片づけ、全てを終わらせようとする成瀬に声をかける高野。
放火犯も捕まっていないという話を聞かせると、何か言いたそうにする成瀬だったが・・・彼はもうこの島には帰ってこないと宣言するのだった。
さて、安藤の内定が決まったよう。
堅実な彼はしっかり先の未来への計画も立てて計算通り。
だが、いよいよ東京開発地の件で野ばら荘がヤバイ事態になってきたよう。
西崎もまた帰る家がないよう。
希美と同じ状況。
だからここを守りたい。
N作戦開始。
そして、その開発地の土地を持つのが野口という地主のよう。
彼もこの土地開発には反対しているというのだが・・・結束できたらこれ以上強みな事はない。
彼は表には出ないそうなのだが、その長男は社交的で、ボランティアにも熱心なよう。
それが野口夫妻。
彼らの主催するパーティに潜り込む3人。
すると、
西崎が野口の妻に一目ぼれしてしまったよう。
しかも野口は安藤が内定した会社の上司だったのだ!!
更に野口の趣味は将棋だという。
接点が多い3人。
最初は乗り気でなかった安藤だったが、未来のためにも使えるものは使う。
N作戦開始!!
安藤は少しずつ希美に心を開いて行ったよう。
食事に誘ったりと積極的な一面を見せたその矢先。
町中で偶然成瀬を見つけてしまった希美。
安藤に先に帰っててと伝え、成瀬を追うのだが・・・。
向いの歩道を歩く成瀬の名前をどんなに叫んでも彼は気づかなかったのだ。
成瀬は父親が亡くなってから学校へも行かなくなっているようで。
奨学金をもらっている以上留年は出来ない。
だがそれで逆に悪い奴に目をつけられ、ヤバイバイトへ引きずり込まれようとしているよう。
3人はそうやってお互いに無い物を補って一緒に野ばら荘を守ろうと一致団結する。
そして野口に近づこうと、偶然を装い、彼らが主催するボランティアのために沖縄まで同行することにしたのだ。
西崎は服を脱ぐなどできないので、今回の担当は希美と安藤が担当する事に。
チャンスがあるなら、高い所にいる誰かと知り合いたいと思ってた。
自分が今いる場所から、もっと遠くへ行くために。
すべてを手に入れた誰かの背中に近づいて、その肩に手をかけてみたかった。
それをバネに、今よりもっと高い所に行くために----------。
さて、これでようやく野口夫妻との接点が判明しました。
ここからまたややこしい関係になりそうだけど、目的は見えた分なんか少しだけすっきりした気分。
後はなんで殺人事件が起こる事になったかって話だよね。
それと真犯人。
誰を庇っているのか。
真実は。
でもこの判明していく事実が少しずつ点と線で繋がる面白さがあると思う、このドラマ。
イライラさせられることもないし、安藤や西崎の過去も少しずつわかる事で今と繋がるものがあるし。
次回は沖縄話がメインか。
成瀬が何に巻き込まれていくのかもまた気になる所だわ。
杉下希美…榮倉奈々
成瀬慎司…窪田正孝
安藤望…賀来賢人
西崎真人…小出恵介
高野夏恵…原日出子
宮下由妃…柴本幸
成瀬周平…モロ師岡
成瀬瑞穂…美保純
杉下洋介…葉山奨之
杉下晋…光石研
杉下早苗…山本未來
野口貴弘…徳井義実
野口奈央子…小西真奈美
高野茂…三浦友和
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