巣立ち--------!!
スタッフが何を描きたかったのか。
イクスとユンの絆のお話。
本当であればヨナたちがメインで描かれなければならないのに、イクスの位置づけを本当に重要にして、神官という立場を蔑ろにせず大切に描いてくれた。
二人の出会いと、思い。
そして旅立ち。
純ちゃんと金丸さんの熱演。
涙でした。
「お二人にお願いがあるんです。
ユンくんを旅に連れて行って欲しい--------」
イクスの願い。
新しい服をユンに作ってもらうヨナ。
動きやすく軽いそれに大満足なよう。
ユンってばめちゃめちゃ器用。
更にざんばらの髪を揃えて欲しいと斧を取り出すヨナに呆れたユンは、その髪も面倒くさいと言いながら綺麗に揃えてくれたのだ。
何でも出来るユン。
それはひとえに生活能力のないイクスがいるから。
医術も、料理も完璧。
「欠点と言えば、美少年すぎる事だな」
って聞いてませんからっ!!(わはは)
でも、世の中そんなに甘くない。
全部有料だと言い出すユン。
で、ヨナが思いついたのはムンドクの顔。
彼につけておいてと言うと、あのムンドクに!?と驚くユン。
ムンドクは最強の武将だと言う認識を持っているようで・・・。
なんでも知っているユン。
彼は天才。
本は一度読めば暗記できるそう。
だが、世界には自分の知らない本があるのだ。
それが悔しそうなユン。
ボロボロになったイクスがくれた本を大切に何度も読み返しているよう。
彼にとってイクスの面倒を見るのは、日常であり、胡散臭いと言いつつ楽しそうな事なのだ。
だからヨナは思う。
イクスは頼りなくて泣き虫で頭に花が生えてる人。
父に似ている。
だからこそ、家族を旅に連れてはいけない。
イクスのお願いは聞けないのだ。
やはりユン自身が行くと言わない限りダメなのだ。
だがこの二人の話を偶然聞いてしまったユン。
凶悪顔のユンは、
すぐにイクスを壁ドン足ドンして今の話は何かと問い詰めたのだ!!
わはは!!
激しい~♪
「ユンくん。
君はここを出て姫さまたちの手助けをしてあげて。
君はこんなところに居ていい子じゃない。
世界を見ておいで」
そう告げるイクス。
冗談じゃないと突っぱねるユンに、君がいなくても平気だしと言うユン。
またそのぽやっとした顔にイラっとさせられるわ(><)
思わずイクスからもらった本を焼いてしまおうと思うユン。
でもやっぱりできない。
その時ハクが川で捕った魚を焼かせてほしいと薪をするユンに近づいてきたのだ。
ハクはもうそんな元気になったのか。
不死身。
死ねないというハク。
何故そんな命をかけたりするのか?
だがハクに言わせれば、大切なものを守るために命と天秤にかけたりするのか?って話。
7年前。
緋の部族の地、東火村。
貧しく、作物も実らない痩せた土地に住んでいたユンは、明日をも生きるための食べ物に困っていた。
次に来た奴を襲い奪う。
そう決めたユンの前に現れたのは、こちらも倒れそうな男・イクス。
彼もまたここへ来るまでに奪われ続け、最早何も手元に残ってはいない状態だったよう。
金の粒を持ってると噂になっていた男。
出せと桑を持って迫るユン。
だがその手はぶるぶる震えていた。
そんな子供がそんな事をしている。
何かあげたいけれど、さっき最後の金の粒を上げてしまったと涙を流すイクス。
今度何か持ってくると言うイクスに毒気を抜かれるユン。
見るからに頼りないし、フラフラしてるし、危なっかしい。
それでも---------生きている。
温かい。
誰かがそばにいてくれるという事に縋ったユンは、今日は泊まって行けと家を提供したのだ。
夜中。
こっそり自分が殴って出来たイクスの傷の手当をするユン。
それに気づいたイクス。
翌日。
寒さと飢えに苦しむユンに芋を持ってきてくれたイクス。
だがその足に靴がなくなっていたのだ。
どうやらそれと交換してきたよう。
だが季節は冬になろうかという時季。
何故俺なんかにそんな事をするのか。
何か裏があるのではないかと考えてしまうユン。
するとイクスは、薬を塗ってくれたお礼だというのだ。
変な奴と言いながらイクスの話を楽しそうに聞くユン。
彼はイクスの話に胸を躍らせ、こんな所を早く抜け出し、都に出て本をたくさん読んだりしたいと目を輝かせる。
そんなユンのために、また話を聞かせてあげると約束するイクス。
神官として色んな所を旅するイクスは神の声を聞き、人々が健やかに過ごせる手伝いをするのだというのだ。
では余計に靴は必要なはず。
すると草鞋を編むと言い出すイクス。
そこで編み方を教えてもらったユン。
手先が器用な彼は、あっという間に上手に草鞋を作り上げてしまったのだ!!
一つ覚えた。
それをイクスにプレゼントするユン。
もっともっといろんな話をしたかった。
楽しかった。
今度会ったらここにいて。
そう言おうか迷うユン。
ずっと一人だったのに・・・イクスに会ってから寂しくて仕方ない思いにかられるユン。
草鞋と食料を交換するすべを学んだユンは、それでなんとか飢えをしのぐことが出来るようになったのだが・・・心にできた隙間は埋められそうにない。
そんな時、ようやくイクスが再び訪ねてきてくれたのだ!!
大喜びのユン。
だがその姿はボロボロ。
よくコケるイクスだけど、それだけではないよう。
どうやら金の粒を持つ神官の噂が広まり、今はもう持っていないのに、他にも全てを奪われてしまったようなのだ。
自分がいては人に良くないものを呼び寄せてしまう。
そう感じたイクスは遠くへ行くと言い、最後にユンの顔を見るために立ち寄ってくれたようなのだ。
「さようなら」
そういわれたユンは、思わずイクスの着物の袖を掴んでしまう。
「行く。
俺も行く」
都に行けなくてもいい。
本がなくてもいい。
「あんたに薬塗ってやれるの、俺位でしょ!!」
そう言って泣きながらイクスに抱き付いたユン。
危なっかしくて面倒くさい。
よく何もない所でこけて傷ばかり作ってくるダメな神官。
それでも今までの人生、イクスと共に生きてきたのだ。
簡単に旅立ちを決意出来るはずがない。
そこへイクスが草鞋を作ったからと持ってきてくれたのだ。
相変わらずへたくそなその草鞋。
でも、イクスの方もボロボロ。
そんなイクスのために新しい草履を作るユン。
それを穿いたイクスは嬉しそうに履き心地を試すのだが・・・また躓いてこけそうになってしまう。
だがその一歩を踏みとどまったのだ!!
倒れなかったイクス。
「僕なら大丈夫だよ」
その言葉に笑顔を見せるユン。
ヨナには世間知らずだと言った。
けど、自分だって知識だけで現実は何も分かっていないのだ。
「それってかっこ悪い」
その言葉でユンの決意を察したイクス。
だがユンの中でイクスの言葉は絶対なのだ。
だからイクスが命じれば行くのだ。
それが天命って奴でしょとおどけるユン。
「言葉には力があって、時にそれがコトダマになるのだ」
でも、今はきかない。
「寂しくて、寂しくて・・・」
大泣きするイクスに面倒くさと言いながらその頭を撫でるユンだった。
泣けた~(><)
そんな二人を見ていたヨナとハク。
彼女もまた心を決める。
ユンを連れていく。
大丈夫か?
それはこっちの台詞。
ユンはちゃんとヨナを隠すための準備や薬などを持って旅支度したよう。
「行ってらっしゃい」
イクスに見送られて旅立つ3人。
歩き出したユンは、淋しさにちょっぴり涙を流しつつ、新しい道を歩き出すのだった----------。
四龍より先に旅の同行者がひとり増えました。
いやぁ、イイハナシだったなぁ。
これをしっかり描いてくれることで、ユンの立場も決意もすごく伝わりやすいし、旅立ちの意味も重みをますだろう。
ユンもイクスも可愛いなぁ♪
本当切ないけどあったかい二人の話にほっこりさせてもらいました。
さぁ、次回はついに一人目の龍が住む里へ!!
一体誰なのか、どんな出会いが待っているか。
楽しみだ~♪
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