希美の告白。
新たなN作戦----------!!
10年前の事件まで数か月。
ついに事件のきっかけとなる野口夫婦の闇の部分が明かされました。
そして西崎と奈央子の出会い。
あの大きなマンションは、さながらラプンツェルが囚われている塔。
文学者らしい表現をする西崎。
そして、希美と成瀬の再会と、新しい始まり---------。
胃がんで余命1年。
だからこそ、最後に高野の真実を話したいと言い出す希美。
どの嘘を本当にするつもりか・・・。
あの日、野口を困らせようと思って、将棋の手を考える時間を作った希美。
安藤を勝たせたら?
負けるかもしれないと告げたその時。
安藤がもう到着してしまったと電話が入り、ラウンジで待ってもらおうと部屋を先に出た野口。
その後、リビングから物音が聞こえ・・・降りて行った希美は、そこで燭台を持った西崎を見てしまったのだ!!
彼の前に倒れた野口の姿が。
だから西崎の犯行を実際に見たわけではない。
だが、高野は火を怖がる西崎に燭台が持てるのかと疑問を投げかける。
すると希美は静かにただ見たことを告げただけだと答える。
「わかりません」
再会し、食事の後、安藤にプロポーズされた希美。
だが・・・今は誰とも結婚など考えられないと断りの返事をする希美。
それでも安藤は10年前から用意していた指輪を渡し、そのうち結婚したくなるかもしれないじゃないかと笑うのだ。
だが・・・希美に3年後、5年後はないのだ。
曖昧な顔をする希美は、押し付けられた指輪を見て胸を痛ませるのだった・・・。
高野に頼れる人はいないかと聞かれた時、母にも病気の事も話していないと告げる希美。
「誰かがそばにおったら、
もっと生きたいっていう欲が出るかもしれんでしょ?
一人の方が気が楽なんです」
本当は誰も巻き込みたくない。
最後まで嘘を真実にしたまま希美は去ろうとしているのか・・・。
2004年。
ラウンジに安藤と希美を連れ出す野口。
そして奈央子が流産したという話を聞かせてくれたのだ!!
それから精神的に病んでいるという事で、外側に鍵をかけたというのだ。
その話を信じる希美。
だが・・・安藤は知っている。
あの社内に広まったメールがあるから。
本当は不倫しているのではないのか。
監禁はそのせいだと・・・。
その話を偶然立ち聞きしてしまった西口。
今は外側から鍵をかけられているという奈央子の話を聞いてしまい、希美に奈央子の事を教えて欲しいと頼む西崎。
奈央子と呼んだ事で、彼女の相手が西崎だと悟った希美。
だが不倫は希美には一番理解したくないもの。
西崎の気持ちがわからない。
野口に暴力を振るわれている事を話し、助けたいと言い出す西崎。
だが、希美に言わせれば、西崎と関わったから暴力を振るわれ、監禁されたのではないかという話。
それにもしかしたら流産したのも西崎の子供ではないかと疑ってしまったのだ。
「夫婦のことは外から見たって分かんない。
幸せそうに見えても冷えきってたり、その逆で、暴力ふるわれてるけど離れたくないとかあるかも…」
そんな面倒にかかわりたくないと突っぱねる希美。
それに何か奈央子が怖いから嫌いだと・・・。
その頃、野口の目を盗み、ようやく西崎に話をしたいとメールを送った奈央子。
・・・ここはスリリングでしたね(^^;)
だがそれがバレてしまい、またも部屋の扉を閉められてしまう奈央子。
酷くなる暴力に絶望を味わわされてしまう。
西崎はメールを受け取り、思わず遠くにそびえたつマンションを見上げるのだった・・・。
その頃、丁度島の同級生が結婚することになり、島へ戻る事になった希美。
また、ようやく就職も建設会社に内定をもらいほっと一安心。
フェリーの中で数年ぶりの再会した希美と成瀬。
だが、一緒に島へ戻った偶然を、高野はまた勘違いしたよう。
二次会で大騒ぎする皆の中。
久しぶりに会話が弾む二人。
今、レストランで順調に仕事を続けているという話を聞き安心する希美。
彼から名刺をもらい、そこが奈央子の大好きなレストランだと知る。
どうやらそこで野口からプロポーズされた思い出の場所なのだそう。
そして、話したりない二人は、島にいたころよく待ち合わせして、一緒に勉強や将来を語り合ったあの庵へ行く事に。
変わらない景色。
変わらない思い出を語り懐かしむ。
希美に胸を張りたい。
その一心で料理人になろうと、今の店に入ったという成瀬。
あの火事の日、希美が言ってくれた言葉に救われたと告白する成瀬。
・・・一体何を言ったんだろ?
これは最後まで伏せられるのかな。
奨学金を譲ってもらった形になったのに、中退してしまったことを謝罪する成瀬に、あんな父親でも大学へ行く資金は出してくれたから気にしないでと笑う希美。
あの時「よかったね」の意味で押したシャーペン。
成瀬はずっと「バカヤロウ」だと思っていたと告白し、大笑いする二人。
弾む話。
「成瀬くん変わってないね。
成瀬くんのままやね。
よかった」
だが、この再会が、二人をまた新たな事件の共犯者への道を開いてしまったのだ-------。
一方、既に希美ですら奈央子に会う事が許されなくなっていた。
野口の許可がいるという事で、コンシェルジュに追い返されてしまう。
落ち込んで帰ってきた希美を食事に誘う西崎。
なんと西崎が奈央子のために小説を書いたという。
それが一次予選を通過したというのだ。
西崎の母親は火事で亡くなったそう。
火を見て、そこに戻る事は出来なかった。
でも、助けようと思えば助けられた。
だから今度は必ず助けたいのだと決意を告げる西崎。
酔った希美をおんぶして帰る西崎。
「西崎さんは悪くないよ。
西崎さんのせいじゃないよ」
そう言ってくれた希美の言葉に心が軽くなる西崎。
そして・・・成瀬が希美の家を訪ねてきたのだ。
なんだか不思議な感じ。
久しぶりの再会を果たしたけれど、時間など関係なく、島で一緒だった雰囲気を取り戻せる事に安心する希美。
そこへやってきた西崎。
彼は文学家らしく話を持ち掛け、好きな女が助けを求めていた場合、成瀬ならどうするかと問う。
当然助けに行くと言う成瀬。
それに同意した西崎は、奈央子を助けに行くと宣言。
そこで、奈央子が大好きなレストランで働く成瀬に、この作戦に協力してほしいと願い出たのだ。
「奈央子救出作戦。
『N作戦II』としよう」
そして現在。
旅行へ行こうという事になり、島へ戻る高野夫婦。
そこで墓参りをしている成瀬と偶然遭遇してしまう。
その頃希美は・・・野ばら荘、西崎の居る部屋を訪ねるのだった・・・。
あの事件の日。
ナイフを野口に持たせたのは事件の隠ぺい?
つじつま合わせのため?
さぁ。
あの事件でなぜ奈央子は死んだのか?
西崎を庇ったとか?
そして外側から安藤が鍵をかけた理由は?
何故嘘の証言をしたのか。
後少しピースが足りない。
いよいよ奈央子救出作戦が本格化する次回。
野口の暴力もどんどんエスカレートしていくようだし・・・。
いや、本当希美が言ってたけど、暴力を愛情と思う夫婦もいるんだよね。
自分より夫の方が苦しんでると思いこんでいたり・・・。
奈央子は私も可哀想とかより、ちょっと怖い。
杉下希美…榮倉奈々
成瀬慎司…窪田正孝
安藤望…賀来賢人
西崎真人…小出恵介
高野夏恵…原日出子
宮下由妃…柴本幸
成瀬周平…モロ師岡
成瀬瑞穂…美保純
杉下洋介…葉山奨之
杉下晋…光石研
杉下早苗…山本未來
野口貴弘…徳井義実
野口奈央子…小西真奈美
高野茂…三浦友和
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