荒北という男--------。
突っ張って、八つ当たりして、昔の自分にそっくり。
そんな待宮を嫌いじゃないという荒北。
動揺する待宮。
野球が大好きだった荒北。
ピッチャーとして成績を上げ、将来を期待された注目の選手だったよう。
だが・・・頑張り過ぎた結果、肘を壊してしまったのだ。
怪我を克服しようと必死にリハビリと投げ込みをしたけれど・・・戻らない球威。
「お前は終わってんだ」
そんな風にいびられ、そのまま野球をやめてしまったよう。
二度と野球はやらない。
そう決意して、野球部のない箱根学園を選んだ荒北。
荒んでいた時期、出会ったのが福富と、自転車だった。
最初はバカにしていた自転車。
だから自転車とバイクで勝負を仕掛けた。
だが・・・結果は惨敗。
何故自転車に負けたのか?
納得できない荒北。
だから自転車に乗ってみた。
だが、ふらついて前に進まないのだ。
福富はそんな荒北に、下を向いていては自転車は進まないと指摘。
「前を見ろ。
遠くを。
すべてを忘れろ、過去もしがらみも。
前だけを見ろ」
そういわれ視線をあげた荒北。
そして文句を言いながらもリーゼントしていたのだ前髪を切ったのだ。
本当は分かっていた。
けど色んな理由が荒北には必要だったのだ。
そして荒北は自転車と出会う。
福富に挑戦状をたたきつけ、教えろと迫った荒北。
「てっぺんはどこだ」
それは夏のインターハイ。
先輩たちはまだ初心者だし、お前が出るなど無理な話だと笑った。
そう、現実はひっくり返らない。
荒北もずっとそう思っていた。
だが、目の前で見てしまった。
その現実がひっくり返る瞬間を!!
何故だか分からない。
でも、一度知ってしまった高揚感を止める事は出来なかった。
暴言を吐き、文句を言いながらも、福富から与えられた課題を黙々とこなす荒北。
ローラーでの自転車練習などはぶっ倒れるまでやったようで・・・。
そんな荒北を東堂は部を乱していると批判。
気に入らないのは、カチューシャをなんだそれ呼ばわりされた事!(わはは)
新開は筋力、持久力がある事を見て取る。
何か部活をやっていたのだろうが、過去は語りたがらない荒北の姿に、何か挫折を味わった事を悟った二人。
そして新開は荒北に接触。
やめろとかそういう話しかと絡む荒北に、ひとつだけ聞かせて欲しいという新開。
「なぜ、自転車に乗る?」
「証明してぇからだ。
俺がここにいるって事を。
俺は俺で俺だからだ!!」
どこまでやれるのか?
それを知りたいのだ。
嫌われ者でいい。
そう思ってきた。
だが、話を聞いて、新開は何故福富が荒北を引き入れたのか察したよう。
変わり者が好きなのだ寿一は。
「意思が強くなければ自転車は強くならない」
そう福富が言っていたという新開。
荒北は雄叫びをあげながらもローラーを回し続けたのだった・・・。
そして、ついに外を走らせてもらえる日が来たのだ!!
だが、なんとそれはレース本番!!
なんという無茶。
ルールなんて知らないと訴える荒北に、聞きたいことがあれば上がって来いと告げる福富。
レース初参加の荒北は一番後ろからのスタート。
だが、ひっくり返してやると意気込みペダルを回す。
心臓が破れる!!
そんなのはもうどうでもいい。
一気に加速し、あの鉄仮面に追いついてやると意気込み、本当に追いついたのだ!!
で、聞きたいことは何だと問われ、真っ白になる荒北。
そしてそのままぶっ倒れてしまったのだ!!
洗い息を吐きながら、通り過ぎていく自転車の音を聞いていた荒北。
それは相当な数だった。
これだけ抜いてきた事をようやく実感した荒北。
何かを掴んだ。
もう一歩階段を上がった。
次のレースは化けるかもしれないと期待を寄せる福富と新開。
勝者になる。
そう決意した荒北。
その意思を受け取った福富。
だが、福富は次のレースで2位を狙うと言ったのだ!!
1位は俺がと言う先輩は完全に福富たちを下に見ていた。
何故何も言い返さないのか。
2位なんて生ぬるい事を言っていていいのか。
だが、福富が2位と言ったのは、荒北の勝つという強い意志を見たからだったのだ。
でもそれには福富のアシストがなければできないと言う。
勝ちたい。
そのモチベーションをレースまで落とすなと忠告する福富。
福富から借りた彼の自転車。
勝利を得たければ走れ。
そして何があっても自分についてこいと言って、ずっと前を引っ張ってくれた福富。
ラストスパート。
見えた先頭の選手を抜いたその時。
福富が背中を押してラストスプリントを後押ししてくれたのだ!!
そして----------初勝利を手にした荒北。
悔しいけれど、このレースはすべて福富のアシストのおかげ。
だから親しみと感謝を込めて荒北はその時から「福ちゃん」と呼ぶようになったよう。
あぁ。
この優勝の両手上げ。
なんかすっごく感動したわ。
こみ上げたなぁ。
また福富がそっと背中に手を当てて労ってやってくれてるのが嬉しい。
勝ちたい。
面白い。
あいついに勝ちたい。
そんな純粋な思いで走らなければならない領域なのだ。
待宮たちも必死に走った。
やっとここまで6人で来たのだ。
だが・・・荒北はレースが終わったら一緒に飲もうと言った。
おごってやるからと・・・。
そう言ってあっという間に加速して行った。
旗は・・・既に2つ以上引き離されていた。
追いつけと加速しようとしたのを止める待宮。
自分たちは負けたのだ。
悔しいけれど、それが思いの差か・・・。
一瞬見とれてしまった荒北の走り。
その時、既に勝敗は決していたのかもしれない。
涙を流す待宮は敗北を悟る。
呉の選手もまた皆涙を流すのだった・・・。
現実。
思いの差。
荒北の覚悟。
求め続けた答えはまだまだ前にある。
だから走るのだ。
福富たちと。
今回は完全荒北主人公でしたなぁ。
かっこよかった~♪
で、Cパートは「みや~~~!!」のレパートリー放出!!
わはは!!
笑った~♪
提供クレジットでは、汗が血になってるよ、荒北ぁぁ!!
ホラーになってるし(><)
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