もう『信長』は出来ない--------------!!
家を守る事は大事だろう。
でも、別人だと何か悪いのか?
今まで一緒に戦ってきたのは、この『信長』じゃないのか?
恒興の考え方はこの時代の武士の考えなんだろうけど、やっぱサブローが可哀想で、なんでみんな分かってやれないんだとか思ってしまったわ。
サブローの目指す世界を作るには、人の命が簡単に奪われてはダメなのだ。
だが、光秀の下した命で、比叡山で罪のない者の命が多数奪われた。
自ら延暦寺の件の釈明をすると言い出すサブロー。
気が重いながらも、皆の前で自分が間違えていたと、無駄に人殺しなどして天下を取っても嬉しくないから、今後は絶対にしないと宣言。
だが、家臣たちは、これも天下のため致しかたなかったのだと意見を一致させたよう。
それに森の敵でもある延暦寺はいずれ邪魔になったろうからと前向きに捉えたよう。
なんとかその場はそれで治める事が出来たサブロー。
だがその席を立たれた際、光秀が落とした扇を拾った恒興。
だがそれは父・信秀から譲り受けた扇だったのだ!!
不信感を抱いていた恒興は確信を持って光秀に近づく。
「信長さまですね」
「さすがは我が乳兄弟だ。
久しぶだな、恒興」
そこで頭巾を取り、顔をさらす信長。
ではあの『信長』は?
素性もわからない男に仕えていた事を知り嘆く恒興。
自分の不徳だと謝罪を繰り返す光秀。
許せない。
光秀も、あの男にも。
だが、これは他言無用だと告げる光秀。
では帰蝶は知っているのか?
知らないという事実を知り、このままでいいわけがない。
憤る恒興だった。
一方、藤吉郎の事を弟に調べさせる半兵衛。
その頃、サブローは帰蝶に頼まれ、利家とゆきをくっつけようとさせる。
でぇとをしてはどうかと誘わせるのだが・・・。
なんだかんだと言いながら利家もゆきと親交を深めたいようで。
初々しい二人をからかう者たち続出♪
だがその頃、またしても義昭から織田討伐の書状が諸大名宛てにばらまかれたよう。
もうやめろと話をつけに行くと言い出すサブローに、話を最初に通した光秀が行くべきだという事になる。
同行者は弁の立つ秀吉。
サブローは光秀の監視のつもりで恒興を同行させたのだが・・・。
恒興はすっかりサブローに対し不信感を抱いてしまったよう。
だが、家を捨てた光秀に仕える事もできない。
そしてモヤモヤした気持ちの中、義昭との交渉の場で堂々としたやり取りをしてみせる光秀。
だが、光秀は恒興にこれからもサブローを支えてやってほしい。
頼むと頭を下げたのだ。
聡明な君主は健在。
本物の信長の事を知り、ますますサブローから心が離れていく恒興。
そんな光秀を裏で操り、実は自分も織田を討伐したいと言う話を義昭に持ち掛ける秀吉。
すっかりそれを信じた義昭。
交渉成立の知らせを持って帰った織田家は安堵に包まれたのだが・・・
なんと義昭が挙兵したという知らせが入ったのだ!!
ここは迎え撃つしかない。
出陣の準備をすることになるサブロー。
先方は秀吉がと申し出る。
挽回の機会を、と訴える秀吉を了承するサブロー。
だが他国は加勢しないようで・・・。
皮肉な事に延暦寺の一件が諸国に恐怖を与えたようなのだ。
義昭を使い、秀吉はここで織田家を一気に潰すつもりだったのか?
否。
義昭を裏切った秀吉は、足利軍を攻めて行ったのだ!!
足利幕府討伐。
大勝利に沸く織田軍。
だが、義昭を騙してこの勝利を得たという事を知り納得できないサブロー。
それでも家臣たちはこうしなければ織田家は潰れていたと。
そして延暦寺の一件も、全て織田が天下を取るための布石になっている事を受け入れてしまったのだ!!
天下統一には進んでいる。
だが、その手段や思いはサブローの思いと違う方向へ向かいつつあるのだ。
その話を恒興に相談するのだが・・・恒興はそんな事を考えなくてもいいのではと冷たい対応。
すっかりサブローから心が離れてしまったよう。
では、なぜ秀吉は織田を勝たせるような事をしたのか?
「わしは織田に天下を取らせる」
そう言いながら、笑みを浮かべる秀吉。
彼の中では信長同士で合い討ちをさせるってのが復讐の結末なのか。
恒興の冷たい態度。
これでいいのかと迷うサブローに、明日でぇとする事になったと報告するゆき。
貰った着物を着ていくと嬉しそうに言う彼女によかったと思うサブロー。
ゆきはサブローが世の習いに逆らい、許してくれたから今自分はここにいて、幸せを感じられるのだと感謝する。
その言葉に迷っていた心を救われるサブロー。
そして、足利幕府が倒れ、新しい元号を考え、天正と定めたサブロー。
皆はこれで織田の時代が到来したと大喜び。
だが、偽者は偽者。
あそこにいる『信長』は皆を騙しているのだ。
心を痛める恒興に沢彦は辛いでしょうと嘯く。
世は織田家天下のために動く。
ここにきて織田家に味方する者が増えてきたのだ!!
当然気に入らない浅井・朝倉勢。
未だ兄を習いと言い続ける市ですが、既に3人娘を産んでいましたか。
月日たつの早いねえ(^^;)
そして、でぇとをする利家とゆき。
でも話はサブローの事ばかりの利家。
どれだけサブローに心酔しているかわかる態度。
ゆきはそんな利家を微笑ましく見ながら夢を持ったと話す。
普通のおなごになりたいと・・・。
「わしは殿をお支えする日の本一の家臣になる。
そなたは人並みのおなごになる。
約束しよう」
淡い恋。
幸せに包まれたゆき。
だがその時、織田の家に信長の味方をしたいとやってきた小泉を発見してしまったのだ!!
彼が朝倉を見限るなどありえない。
それを知っているゆきはすぐに利家に相談し警戒を強める。
だが・・・利家が警戒していることを知った小泉は、うまく彼を宴の席からおびき出し、笑ってみせたのだ。
そう、彼は別に女の刺客を送っていたのだ!!
宴に乗じて信長の暗殺を実行した女。
脇差を掴み、今にもサブローに突き立てようとしたその時--------。
ゆきが身を挺してサブローを庇ったのだ!!
騒然となる館内。
何故庇ったと叫ぶサブロー。
「信長さまをお守りすることが帰蝶さまをお守りすること。
帰蝶さまの幸せは信長さま」
そして、帰蝶に感謝し息を引き取るゆき。
「俺のせいだ」
自分を責めるサブロー。
利家は怒りのまま小泉を殺す。
恒興は、偽者のために誰かが血を流す事はないと言った沢彦の言葉を思い出す。
その頃、藤吉郎が偽物だと知った半兵衛。
ではあの男は何者なのか?
警戒心を強める半兵衛だったが、その話を秀吉は立ち聞きしてしまうのだった・・・。
ゆきの死に涙を流す帰蝶。
そんな彼女を物陰しか見守るしかできない光秀。
そんな光秀に、勇ましい延暦寺の時のような殿に戻られれば、帰蝶をささえられるのやもと嘯く秀吉。
光秀の中に、帰蝶の心を奪いたいという思いが芽生えた瞬間だろう。
すべては秀吉の思う通り。
ついに恒興は結論を出し、サブローに告げる。
「ずっと私たちをだましておられたのですね?
私は織田を守るためにここに います。
いや。
私だけでなく全ての家臣たちは織田 信長さまをお支えするためここにいるのです。
偽者を守るためではない。
偽者はしょせん偽者!
偽者のために織田の者が死んでいくのはもう耐えられませぬ。
森殿も、おゆきも皆、偽者であるあなたのために死んでいったのです。
そのようなことあってはなりませぬ」
「そうだね。
間違ってるよね」
「織田から出て行け」
反論は許さない。
厳しい言葉でサブローを追い詰める恒興。
居場所を失い、目的を失ったサブローはどうするのか?
家臣たちはそれでも光秀に『織田信長』として仕えて行けるのか?
そんなに『織田信長』って名前が大事?
サブローの人柄に惚れたって奴はいないのか?
このまま理解者がいないまでは寂しいぞ。
帰蝶だけは・・・とかって話になるのかな。
次回最終回。
どんな結末を迎えるのか。
楽しみ。
でもやっぱ結末は映画でって展開になりそうだよね(^^;)
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