ヨナへの試練------------!!
「お前は何が出来る?」
ギガン船長に問われ、答えられなかったヨナ。
すると彼女はヨナに命がけの仕事を与えると言ったのだ。
今のヨナはただのお荷物。
自分たちと一緒に戦いたければ、それなりの覚悟を見せろと言うのだ。
千樹草を取って来いと言うのがギガン船長の出した試験。
それは傷を早く治すという万能薬。
ただしその薬草が生えているのは、断崖絶壁だという。
そこを誰の手も借りずに一人で取って来いというのが、ヨナに与えられた使命。
当然無茶だと誰もが止めるが、ヨナの決意は固い。
「これは私の仕事だから」
そしてジェハに案内されたそこは・・・。
まさに断崖絶壁。
足元はたった数センチしかないような道と言えないような幅しかない崖。
そこを伝って、奥にある洞窟の中に生えている千樹草を取って来いというのだ。
これは身体が小さい自分にしかできない仕事だと言い聞かせ、足を進めるヨナ。
だが、突風にあおられ、崖にしがみつくのが精一杯。
少しでもバランスを崩せば海へまっさかさま。
足が動かない。
死にたくない。
帰りたい。
怖くて思わず涙が出てしまうヨナ。
そんなヨナを見て、彼女は本当に緋龍王の生まれ変わりなのか、疑念を持つジェハ。
確かにヨナに額に触れられた時、四龍の血が彼女を主だと認めた。
これまではどんな威張った王が来るのかと思っていた。
だが、やってきたのはか弱い少女だった。
こんな事、辞めたらいい。
戻れと心の中で強く念じながらヨナを宥めるジェハ。
それでもヨナは戻らないとボロボロ涙を流して、震えながらも一歩一歩前に進んだのだ。
何故そんな事が出来るのか?
信じられないジェハ。
でも、この仕事をこなさなければギガン船長だけでなく、皆にも合わせる顔がない。
それに・・・もし今、仲間が傷ついて倒れており、この千樹草がその傷を癒せる道具だというのなら、私はどんな場所でも取りに行くと言ったのだ!!
「誰かを失うのが怖いかい?」
思わずそう問うてしまうジェハ。
そう。
ヨナにとってそれが一番怖い事。
もう誰かを失って泣く人を見たくないのだ!!
ジェハはそれでもつかず離れずヨナについて行こうとしてくれた。
手伝いはしないという彼に、傍にいて声を聴いてるだけで安心すると微笑みを浮かべるヨナ。
でも・・・それはジェハも同じ。
ヨナの姿を、声をもっと聞いていたいと思うのは何故なのか?
これも四龍の血のせい?
「何て厄介なんだ」
苦笑してしまうジェハ。
だが・・・それもここまで。
この先は狭い通路になるため、ジェハでは進めないのだ。
ここから先はヨナが一人で行く場所。
「ずっと強くなりたかった。
始めは自分を守るため。
次は私のためにすべてを捨ててきたハクを守るため。
そして私を生かしてくれた仲間たちに報いるため」
足よ、動け!!
何度もそう言い聞かせ、一歩ずつ手探りで前に進むヨナ。
そうすれば少しでも自分が欲しかった強さを手にすることが出来るかもしれないと思ったから。
そして・・・無事たどり着いた洞窟内。
そこで千樹草を手にすることが出来たのだ!!
自分にも手にできた。
強さを。
だが・・・帰ろうとしたその時。
大しけになってきた海が、大きく波打ち、ヨナをあっという間に浚ってしまったのだ!!
目の前でヨナを波にさらわれてしまった事を悔やむジェハ。
だが・・・。
ヨナはなんとか崖から垂れていた樹の根に捕まり無事だったのだ。
ここでジェハの手を借りたらギガン船長との約束は果たせない。
ジェハの手を拒むヨナだったけど・・・。
再び襲ってきた波を見て、ジェハも黙ってはいられなかった。
結局ヨナを救ってしまうジェハ。
だが、既に千樹草は手に入れた後。
ヨナが一人でそれを取ってきたのは事実。
だからこれは船長にいわなくていいと言うジェハ。
今までこんなに自分をハラハラさせた女の子はいなかった。
凄い子だ。
そう認めざるを得ないジェハ。
ヨナはそれでもけろりとありがとうと笑顔を見せるのだった。
一方・・・イライラしながらヨナの帰りを待つしかできないハクたち。
だが、大しけと聞いて黙っていられなくなり、すぐに助けに行くというキジャ。
でもギガン船長はそれを許さない。
これはヨナに与えられた試験だから。
今すぐにでも助けに行きたい。
その衝動を強い理性で抑えるハク。
だがその時---------。
ヨナとジェハが戻ってきたのだ!!
無茶ばっかしてと泣きながら駆け寄るユン。
無事千樹草を渡し、任務完了・・・のはずだったが、ヨナはやはりジェハに助けられたことを黙ってはいられなかったよう。
そして今度は一人でもう一度取ってくると言ったのだ!!
その心意気に爆笑したギガン船長は、逆に波にさらわれた女の子を放っておくなど、そんな男はこっちがブッ飛ばしてやると言ったのだ!!
ヨナの根性と、強い目を気に入ったギガン船長。
こんな奴は窮地に陥っても仲間を裏切る事は絶対にしないと分かっているようで。
「船に乗りな」
無事試験は合格。
大歓迎を受けるヨナ。
大きくほっとした表情を見せ、髪をかき上げながらため息をついたハク。
ヨナが絡むとそんな表情をするんだねとからかうジェハ。
よほど大切な子なんだねと言うジェハに、お前も10歳位老け込んだ顔になってると返すハク。
負けてない(わはは)
ヨナは大切な人。
でも恋人ではない。
幼馴染みで・・・大切な預かりもの。
近くにいそうで、でも距離がある。
「それって君が彼女を本気で欲しいって思ってないからな」
なんでそんな事を言うのか?
「彼女に興味持ったから」
ってハクをからかう事を楽しんでるジェハ。
知るかそんな事。
彼女はイル陛下からの預かりもの。
棘が刺さり、傷だらけになったヨナの手。
特効薬としてハチミツを手にたらすハク。
どうやらそれでトゲが自然に抜けるんだとか。
「私、少しは強くなれた?
少しはハクに近づけたかな?」
そうヨナに問われ、蘇るジェハの言葉。
多分そうなんだろうと認めるハク。
はちみつ垂れてる。
それを告げたヨナ。
すると、なんとハクはヨナの手から垂れたハチミツを舐めだしたのだ!!
わぁぁぁぁぁハクぅぅぅぅぅ!!
それはヤバイってぇぇぇぇぇ(><)
腕を舐めるしぐさ、ハクの眼!!
もうヤバイ色気だったってば~~~~(≧▽≦)
大喜びのシーンだったよ♪
思わずもういいと逃げ出すヨナ。
彼女は預かりもの。
今更欲など出すな。
そう言い聞かせるハクだった・・・。
いいねぇ、悩め悩め、ハク~~~♪
ギガン船長もヨナと同じで、もう仲間を失いたくないと思っていた。
そして、クムジとの戦いが終わったら海賊を解散し、皆を丘で暮らさせてやりたいと思っているよう。
でも一人だけ・・・。
ジェハは難しいだろうと思っていた。
「お前が連れてってくれるかい?」
ヨナもそうしたいのはやまやまだけど、それはジェハは望んでいない。
一人で何とかするさと笑うジェハ。
ヨナと二人で・・・というのならいいけどとからかわれてしまう。
だがその時。
遠くを見つめていたシンアが告げる。
「船が港に集まってきてる」
7隻。
武器を持った人が乗っているというシンア。
動き出したクムジ。
ついに戦いが始まる。
奴が一番とする取引が始まるというのだ。
それは----------人身売買。
その言葉に驚愕するヨナだった・・・。
ヨナにとって大きな大きな転機となった回。
今まではただ緋龍王の生まれ変わりというだけで四龍がついてきてくれた。
でも、緑龍は違う。
彼は運命に抗おうとしている人。
だからこそその意思を曲げるだけの説得力と、ヨナに仕えようと思うだけの理由が必要なのだ。
ヨナが強くならなければならない。
その一歩を進んだ今回。
本当に大切な回だったかと。
そして更に大きな戦いが待ってる次回。
いよいよクムジも登場し、ギガン船長たちと一緒に戦いになるわけで。
この後のヨナの成長も本当楽しみ♪
次回からはまた激動になりそうだ~(≧▽≦)
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