なぜに起業?
どんどん宿題をしてしまいましょう。えー、なぜ起業するのか、なぜ起業しようと思ったのか?ちょっと長くなりますが、前にまとめた文章があるので使わせていただきます。今の職場に就職したのはほんとに偶然でした。できれば母校で教師になりたかったので、その旨を高校の恩師に依頼していましたが、その他の就職活動はなんら行っておらず、1月末になっても卒業後どこへいくのかまったくわからず宙ぶらりんの状態でした。そんな折、友人がアルバイト先で紹介された就職先を「給料が安いから」という理由でいやがり、私に廻してくれました。とりあえず、ということで2月1日面接にいったら即日採用、まだ卒業もしていないのに翌日から総務、経理部門で働くことになったのです。そんなこんなでふり返ればすでに20年以上の間ここでお世話になっております。まったく私は幸運な人間ですね。しかし、もともと教師になりたかったので(今思うとならなくてよかったですが)あくまでもとりあえずの就職先として考えており、その後も時折、私学の採用試験を受けたりしていましたが、仕事に慣れてくるに従ってそんな情熱も薄くなり、簿記の資格をとったりしている間に経理がおもしろくなってきました。経理は好きになってきましたが、職場自体についてはやはり最初になんの思い入れもなく入ったためか、常に「ここは違う」という思いが離れることはありませんでした。そこで周期的にいろいろな学校に通ったり、資格をとったりといろいろと可能性を探りながら日々過ごしていました。そんな状態でなぜ今まで在籍してきたのかといえば、もちろん経済的な不安もありましたが、それより、辞めてから何をすればいいのか、自分はなにが好きなのか、基本的な問題に答えが出なかったからだと思います。では、今ごろなぜ辞めて起業する気になっているのでしょうか?実は、一昨年、知らず知らずに溜めてしまったストレスのためか円形脱毛症になってしまったのです。それはなんとか1年程で治りましたが、もういいかげんになにか行動を起こせというサインなのかもしれないと感じました。同時期にあの「金持ち父さん、貧乏父さん」を読み、強い衝撃を受けたことも「このままではいやだ、なんとかしなければ」と言う気持ちに拍車をかけることとなったのかもしれません。さらに両親が現在の私の年齢で亡くなっており、自分の人生の残り時間を考えるようになったことも大きいと思います。今日はこのへんでいいかな。