カテゴリ:想い出
妻からニュースを聞いてびっくりしました。母が住んでいたのはそのすぐ近くでしたので、慌てて母に電話してみたところ、通過したあたりには知人はいないとのこと。母が住んでいたといっても、60年近い昔のことなのですけれど。 母方の祖母は、私が中学生くらいまでは佐呂間に住んでいました。佐呂間といっても、もっと海側の「床丹」というところです。昔は線路があり、小さな有人の駅もありました。とっくに線路は無いようですが、駅は今でも残っているはず・・・と信じたいな。もう、20年は行っていないなぁ。 駅前の祖母の家には水道が無く、くみ上げた水を大きな瓶に入れて使っていました。ですから、水は貴重で、無駄に使うと叱られたものでした。その小さな小さな家は、残念ながらもうありません。でも、どんな臭いのした家だったからは、今でも覚えています。(まぁ、お線香の臭いと、着物の臭い。) 近くに親戚が住んでいて、蜂を捕まえて蜜をくれた一つ違いのお兄さんは、今は動物愛護の活動をしています。優しいお兄さんで、私や弟の結婚式にもわざわざ来てくれました。嬉しかったな。 同じく近くに住んでいたおばさんは、私が行くと、いやというほどのホタテを食べさせてくれました。食べる先で剥いてくれるので、わんこそばのような感覚かな。ここで食べたホタテの味は忘れられません。こりこりしていて、そして甘いんです。そのおばさんは、佐呂間の病院で亡くなりました。今だったら捕まってしまうお花が庭先にあって、とっても綺麗だったのを覚えています。(自生だったのですが、今はすっかり刈られてしまったはずです。) お父さんを亡くした娘さん、嫁さん、見ているのが辛かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月10日 23時26分31秒
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