カテゴリ:想い出
蒸気機関車の事を書いていたら、いろんな事を思いだしたので少し書いておきます。 私が住んでいたのは札幌と小樽を結ぶ函館本線の近くでした。学校も線路と隣接していたので、当時、木造校舎の窓からは、煙をもくもくとはきながら、大きな音を立てて通り過ぎる蒸気機関車を見ることができました。 重い貨車を牽引するときには、一台の蒸気機関車ではなく、二台、三台とつらなって引っ張ります。二重連とか、三重連とかいうのですが、これはすさまじく迫力があります。三重連の、しかもD51あるいはC62だったりすると、先生が何を話していようが完全に無視です。通り過ぎるまで、目は窓の外に釘付けです。 D51と言えば、煙突の部分が蒸気溜などと一緒になった「なめくじ型」というのがあって、これが一番好きでした。これは台数も少なく、滅多にみることができませんでした。プラモデルで作るといえば、決まってこれでした。 そういえば、こんなこともありました。 線路際で勢いよく走るSLを見ていたとき、石炭を入れるために窯が一瞬だけ開き、真っ黒な機関室の中に真っ赤に燃えさかる炎を一瞬見たことがあります。子供の頃の自分にとっては、これは奇跡に近いことで、流れ星をまとめて見たような、あるいは大きな日食を見たような、そんな興奮を覚えたことを今でもリアルな画像と一緒に思い出すことができます。 たぶん、小学、1年くらいのことだったと思います。 懐かしい思い出です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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