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• ノロウイルス

  今日も彼は１日中布団の中…。夜になって少し回復。３日続いた位で苛々してちゃ続かない…。『気にしないように…』そう思うのに、起き出してきた彼は必ず「寝てばかりでごめん」と言う。責めてないのに…。…謝らなきゃならないような気持ちに私がさせてる？…そんな態度をとってる？では、なじればいい？だって精神的に…病気なんでしょう？なじれる訳ないのに。してあげられる事なんて『寝たいなら寝かせてあげる』事位。謝りたくなる気持ちは解るけど謝られても、実際困るよ。どうしたらいいのか…正解が見付からない。　　　　　＊＊＊＊＊宝物の通う幼稚園でも、ノロウイルスによる胃腸炎でお休みする子が何人かいる模様…。５歳君もそうだったみたい…。でも軽症で良かった。。３歳ちゃんに移ってないといいなぁ。

  2005.01.16

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• 目指すは『しなやか』

  『強くなろう』と思うのはやめにします。心も体もガチガチになってしまうから。『しなやか』なら言葉の響きも柔らかい。きっと、ガチガチにならずに済む。『心も、体も、しなやか』に…。　　　　　＊＊＊＊＊冬の空気の中の方が気分がいい。髪も留めてない。肌だって髪だって寒い方が私には調子がいい。丸まりたがる背中をしゃんとして大きな歩幅。一人で雨の中傘さしてお散歩。ん―…本当は買い物(笑)　　　　　＊＊＊＊＊宝物の呟き。『僕、パパもママもだぁ～い好き』そか。そしてこちらは、彼の呟き。『困ったなぁ…こんなに疲れちゃって…』×２　　　　　＊＊＊＊＊休日だった彼。今日は、先日の比じゃない…本当に１日中布団の中でした。横浜に戻る前からそれ位の事予想してたんですけど…。彼は微塵も思っていなかった様で…。そのショックもあってか本当に酷い様子。職業柄、忙しい時期が少し過ぎ私と宝物が戻ってから一月が過ぎ薬も、頓服薬が切れて一気にストンとおちてる。彼が居るのに構って貰えない不満と彼の様子から来る不安のせいなのか宝物達も心なしかぴりぴり…。おまけに５歳君は今日も吐いている。彼からまた質問。今、幸せか…？と。昨日も聞かれた問いかけ。そんなに直ぐに返事が変わるわけない。「幸せだ」と、嘘をついてあげられない。返事に窮する私に、溜め息をつく彼。叶わない事への落胆。そして。私の事を「俺よりも幸せに貪欲なのかな…？」と言いました。「戻ってきてくれさえすれば、何とかなるから。　何とかするように努力するから。」電話の向こうから聞こえた、必死だった彼の声を思い出した。幸せって何ですか？確かに『家族が揃って眠れる事』は幸せな事かもしれない。でも、彼の問いかけに「幸せだ」とは答えられません。…答えてあげられません。　　　　　＊＊＊＊＊予兆はあった。胃が、何だか硬化していくような感じ。遂に、だ…。深夜２時の胃腸不良。

  2005.01.15

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• やじろべえ

  最近の私は本当にいらついています。宝物に対してヒステリックに大きな声を出してしまったり実は手をあげてしまう事もしばしば…。どれもこれも後で思い返せば「なんであんなに…」と思うような事ばかり…。苛々の理由が自分で良く分からない。彼の事だって自分で決めて戻ってきた訳だし宝物達の反抗期だって、時期が来れば当たり前の事。分かってる筈なのに。このままじゃ、私が宝物達を壊してしまうかもしれない。私自身にキャパがあるように宝物自身にもキャパがある。もっと肩の力を抜いてシンプルに生きたら良いのかもしれない。でも『肩の力を抜く』ってどうやったらいいの？強くなりたいと思うと何故か力んでしまいます。もう、わんわん泣きたい程です。　　　　　＊＊＊＊＊今日結局、５歳君は幼稚園をお休みしました。熱が上がったり下がったりしていて、まだ時々吐気がしている様子。今日１日、だるそうにボーっとしていました。元気すぎるのも困りものだけどやっぱり健康が１番！！　　　　　＊＊＊＊＊「舌の根もかわかぬ内」ですが…。彼はやっぱり、『勝手につぶれていく人』なのかもしれません。仕事から戻ると毎日、愚痴と弱音のオンパレード。今日は会社で100部の資料作成をしていて200回程ホチキス留めをしたらしいのですが…。腕が上がらない…。そのせいで体がだるい…。これじゃあご飯も食べられない…。疲れた…。何もやる気が起きない…。今週は４日しか仕事してないのに…。前の会社を辞めなければ…。まだまだありますが、それらの言葉を吐き出しながら床に突っ伏します。ただ「何とか頑張りたいんだけど…。」等の言葉も合間に聞かれ「本当かよ？！(怒)」と内心思いながら話し相手をしています。まともに聞いていたら彼の感情に巻き込まれて『ゆらゆら』は『ぐらぐら』になり呑まれてしまいそうです。あらがおうとすればまた体ごとこわばります…。　　　　　＊＊＊＊＊苛々の理由はまだまだへなちょこの私自身。彼の事を本当は文句なんて言えない私。もう15日の明け方。４時をまわりました。眠らなくては、身が持ちません。それでも気配の掴めない存在を求めてしまって私の意識は力を込めたまま…手を離そうとは決して、してくれません。

  2005.01.14

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• チェンジ

  すこしずつだけど、変わってきた私の気持ち。もっとずっとしんどいんじゃないかと思ってた嫌いな男との生活。でも、何処に居たってやるべき事は変わらない。家事。育児。働く事。やるべき事が変わらないなら、心持を前向きに…というより明るく持った方が良いのではないかと…。彼への恐怖感が消えたわけでもない。うまくは言えない。けど。彼が落ち着くために抱きしめてあげる事も必要なんじゃないかと…。何だか気の毒な彼。とは言え、嫌いなものは嫌い。物理的に抱き締めるのではなくて彼が少しでも精神的に落ち着けるように手助けする事。それはすなわち自分達が生きやすくする事でもある、と。愚痴ってても、それだけじゃ何も変わらないから。好きじゃないのに、出来るのかな？とも思う。『嫌い』は伝わる、とも思う。それでも、やる。受け取ってある離婚届けは破れないけど。自分のフィールドの状態や状況、それを変えるのは、他の誰でもなく私自身にしか出来ないから。だって。誰がそんな事をやってくれると言うの？そう思う。　　　　　＊＊＊＊＊宝物達が遊びに行きたいと言うので幼稚園の午前保育が終ってから、義父母宅に行って来ました。最近５歳君は反抗期なのか、まともに言う事を聞きません。私、何時でも沸騰中みたいな状態。世の『優しいお母さん』方…尊敬します。今日も酷かった。食べた直後に大暴れ。「私、透明人間か何かですか？」とたずねたい位見事な無視っぷり。で。どうなったかと言うと。義父母宅から自宅まで自転車で10分足らず…その間に自転車の後部に座っていた５歳君、吐きました。自宅に着いて、５歳君を着替えさせたりした後で自転車を水で流しました。寒かったです。その後も吐いたり、下したり。段々と、５歳君の熱が上がってきています。22時現在で38度5分。宝物君にとって３ヶ月半ぶりに再開した幼稚園通い。少し疲れが出てきているようです。　　　　　＊＊＊＊＊彼の状態はここ数日日増しに悪くなってる…。今夜も飲んでしまったから頓服薬は残り１錠。宝物の体調を気にしつつさっき、２時間も話に付き合ってた。彼は現実的には、でうする事も出来ない、過去の決断を悔い続けてる。そして、自分の『落ち着かない気持ち』を責め続けてる。夏の様に、捌け口にされる事はないけれど…。心配の種は尽きない。　　　　　＊＊＊＊＊１つ、やっと１つ動いたから少しは振っ切れたのかな…。先日受けたパートの採用面接の結果、合格と連絡がきました。宝物達が幼稚園に通う事が決まったので当面は午後４時間だけの勤務ですが…。…やっと。今日義父母宅に行った時宝物達を預けて携帯電話の解約等の為に、１人で外出しました。用事を済ませた帰りに、買った赤いコート。派手な赤ではなく、少し深い色みの赤。これを着て会社に行こうと思います。生活のリズムを作るのは大変だろうけど張り切ります。　　　　　＊＊＊＊＊入園金払ってきました。

  2005.01.13

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• 聞こえてくるのは…

  彼の溜息。隣の寝室から。１分に30回…。怖い。彼の隣で寝ている宝物達が、起きないといい…。　　　　　＊＊＊＊＊最近また、眠れない。胃もおかしい。…参ったな。無題 (AM 01:06)３歳ちゃんの入園手続きに行って来ました。この３歳ちゃん、物凄い内弁慶。一応園長先生と面接の様な事をしたのですが普段普通に話せている事も話せず。『あなたはだあれ？』と聞きたくなってしまう程でした。新年少さんなんてこんなものだったかな。明日にでも入園金を振り込んで来ようと思います。　　　　　＊＊＊＊＊面接を受けた会社から電話あり。内容は「今最終選考中なのですが…実際に働くとするといつから勤務可能ですか？」という事でした。義父母に相談しないと答えられないので今日のところは、私だけの予定で答えました。明日、義母に確認して勤務開始を１週間だけでも早められそうならその様に連絡をしなければ…。何だか日記をメモ帳替わりにしている私なのでした…。

  2005.01.12

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• 「幸せ…？」の問い

  今日から宝物の幼稚園通い再開。昨晩からふらつく頭を、どうにか叩き起こし、動く。宝物達が朝食を済ませている間に担任の先生にお便り帳でご挨拶等々…。５歳の宝物が「保育園に行くより、このまま幼稚園に通いたい」と言うので３歳の宝物の、年少クラスへの入園が可能かどうか等、質問のオンパレード。戻る事はないと思っていたので昨年１２月に行われたの入園説明会も、確信犯ですっ飛ばしましたから(苦笑)今週中は午前保育なので、午前11時半頃５歳の宝物を迎えに行き、帰宅して程なく、担任の先生から電話。年少クラスへの入園は出来そう…。ただ、現在の実際の申込み者数からみて、キャパは埋まりつつあるので手続きをするなら急いだ方が良いとの事。全体の流れに遅れをとっているのは確かなので、手続きをすれば入園が可能であるなら、入れるか分からない保育園に賭けるより、余程いい。「明日、５歳君を教室に送り届けた後で、手続きに伺います。」そう言って電話を切りました。さて…。後は彼と、義父母の協力の了解次第。そう思っていたら、タイミング良く義母から電話。状況を説明したら、私が仕事を始めたとしても、何とかなりそうな感じ。これで残るは彼の了解。ま、大丈夫でしょうけど。義母との電話の後で買い物に出かけて戻ったら、先日面接を受けた会社から電話が入ってた。でもバタバタしてしまって、今日の内に折り返し連絡する事が出来なかった…。採用合否は書類で通知って言ってた筈…なんだろう…。　　　　　＊＊＊＊＊彼の帰宅は普段、午後11時過ぎ。宝物達は寝ています。…彼が突然言った。「ママや子供達が戻ってきてくれて、本当に良かったと思うよ。　…ママは今幸せ？」そんな事を急に聞かれても困ります。「幸せじゃない」そんな風に言える程、自分の事を不幸だとは思ってはいないし、仮にそう思っていたとしても、彼にそんな事は言えない…。追い詰めて、結果大変な思いをしなければならないのは宝物と私…。まだまだ警戒しているし、必死だって事も彼には言えない。　　　　　＊＊＊＊＊今朝、親戚が亡くなりました…。子供の頃、母方の祖母宅に行くと、よくキャッチボールをして遊んでくれた『おじちゃん』…。御冥福をお祈りします。

  2005.01.11

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• タイトルが浮かばない…

  午前中を布団の中で過ごした彼。何とか12時半に起き出し宝物と約束の公園に。ローラー滑り台や大好きなアスレチックの様な遊具でハイペースで遊び回りました。３歳ちゃんと遊具で遊んでいる途中、見掛けた男の子…。ローラー滑り台用のボール紙を持ったまま縄梯子の様な遊具の上で今にも泣きそう…。可愛そうになってボール紙を持っていてあげました。この男の子…実は５歳君のクラスメイトでした。（翌日判明）何と無く見覚えがある様な気がして「アレ？」とは思っていたのですが私も彼の名前を忘れてしまっていたし近くにその子のお母さんと思われる人も居なかった。だから、聞いてみたりもしなかったのだけれど。その内５歳くんは、自然公園内の動物園に行きたいと言い出した。入園して直ぐ『吹き矢体験』なるものに遭遇。最初は「吹き矢ってなあに？」と言っていた宝物…順番が近付くにつれて、何をすればいいのか分かったらしく興奮。宝物各々が２回ずつ筒（この筒から矢が飛び出す）を吹きました。でもこれ、動物園で吹き矢体験って意味が分かりません。『大型の動物に注射を射つ時に、こういう方法を使います。』↑これは勝手な想像ですが、何かしら説明があるならまだしも、それらしきものが一切ない…。でも宝物達は楽しかった様だし良しとしよう。　　　　　＊＊＊＊＊彼の様子が気になる。眉間に皺を寄せ、苦しそうに目を閉じている。時々聞こえる深い溜め息…。「大丈夫？」と何度か声をかけて見たもののまともな返事は返って来ない。結局頓服飲んだみたい。その内何とか普通になってくれて宝物達と入浴出来る位には回復、ほっとした。明日から新学期。宝物は４ヶ月ぶりの幼稚園。現在11日の午前２時半をまわりました。平衡感覚がオカシイです…。また貧血かな…。

  2005.01.10

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• 彼

  聞けば、仕事の移動中立ち寄った喫茶店で、１時間眠ってしまったそう…。昨日あんなに『明日は子供達をローラー滑り台のある公園に連れていくんだ』と意気込んでおきながら、今日は、それこそご飯とトイレとお風呂以外ずっと布団の中で過ごしてました。 「今日は体がだるくて…動く気がしない」攻撃的ではないけれど、去年の病み始めた頃の彼とダブって見えます。しらんぷりしながら、実はチェックしている頓服薬も順調に減ってる…。私自身、昨日辺りからまた胃腸がオカシイ。

  2005.01.09

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• 肌

  朝から慌ただしく準備を整え、宝物達は彼の実家でお留守番。今日、仕事がお休みの彼は病院へ。私はパートの面接へ。それぞれの用事が済んだら彼の実家で落ち合う事に。面接場所までは自宅から１時間位。何年ぶりかな…久々にきちんとスーツを着て高めのヒールをはく…。いつものジーンズとは違って、宝物２人を乗せて自転車で行くのは不安だったから実家まではバスで行こうと思っていた。けど、上手くはいきませんね…。厚手のフリースを指差して『これ、実家に持っていっておいて』と当たり前の様に言う彼がそこに居ました…。宝物達をお願いする訳だから、もちろん私は実家に寄ります。でも、病院に行くという事は、彼も駅を使うわけで駅から３分程の場所にある実家位、彼が自分で寄れる筈…。いつもの事ではあるけれど、普通の日ならともかく…何も面接当日の、ピリピリしている今日位は考えて欲しかった…。５日辺りから、午前中に見るバスはかなり混んでいる…。混んだバスに宝物２人連れて乗るののは大変な事。電車もバスもそうだけど、大人でいっぱいの乗り物は宝物達の様なオチビさんには「窒息しないか？！」というほど大変な場所。両手をあけていないと、何かあった時にフォロー出来ない。かさばる荷物なんか増えたら…。(私…神経質過ぎるんでしょうか…？)まだ自転車の方がましか…。その時点で自転車で行く事を決めました。時計をみると家を出ないとまずい時間に。大慌てで自転車をこぐ。出来れば信号で止まるのも嫌。何故なら…宝物を乗せて走るのは慣れたもの…でも今日はいつものジーンズじゃなくて、久々のスカート…。再発進するのもバランスが取りにくい。私は宝物達を義父母にお願いして、すぐ面接に向かう。　　　　　＊＊＊＊＊自分の為に外に出るのは気分がいい。久々に袖を通したスーツも背筋が伸びた気になれて新鮮。約束の時間の１３分前に面接場所に到着。…面接は特に問題なく済みました。ごく普通のやりとり。それから。募集が『ＰＣを使う仕事』と言う事で通された部屋にはＰＣが置いてあったから予想は出来てた。案の定、面接の後にプリントを渡され、同じ文章を１分間で打てるだけタイピング。１分は短い！！緊張してたし、指先はガチガチ…。結果的に打てたのは２行半の文字列でした。面接は緊張したけど楽しかった。(まるで子供の様な感想…)結果は分からないけど始めの一歩だからこれでいいと思える。そうそう。面接官は、先日電話で「物凄く気持ちの良い応対」をしてくれた方でした。(ちなみに…改めて面接をお願いする為にした、５日の電話は　女性スタッフが応対してくれたのですが、とても感じが悪かった。)『人の振りみて我が振り直せ』です。面接が済んでから、気分を切り替えようと向かいの建物でアイスコーヒーを飲みました。緊張でほてった頭に、冷たい飲み物は心地良かった。(実は、時間がないのに面接の前にも…。)　　　　　＊＊＊＊＊『行きはよいよい帰りは怖い…』通りゃんせじゃないけれど帰りの足取りは行きのそれとは違って少し重かった。　　　　　＊＊＊＊＊彼の薬、種類が１つ減りました。宝物を捌け口にしないなら…それなら我慢します…。　　　　　＊＊＊＊＊彼のお目当ては宝物達。分かっていても、どうしても嫌。お願いだからいきなりお風呂の扉、開けないで。私はアナタがキライなのに。アナタはソレを知っているハズ。

  2005.01.07

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• ばたばたばた

  日中。保育園入園の申込みの為の書類が足りない事に気付いた…。私のミス。先日、以前住んでいた場所の役所までわざわざ行って来たのに…。慌てて郵便で取り寄せる手続きを確認。定額小為替なんて、使った事なかったからネットで調べたりして近所の郵便局と自宅とを往復…。間に合うといいんだけど…。何かと物騒だから宝物達も連れていったら宝物、『ポケモンに年賀状をだそう！』というキャンペーンのポストを局内に発見。「出したい！」というので締め切りを確認。…明日？！分かりました…。準備しましょう。５歳君は真似事の様ながら字が書けるので自分でやらせて。３歳ちゃんの分は私が代筆。で、郵便局と自宅との往復追加(笑)　　　　　＊＊＊＊＊夜。パートの面接を明日に控え、今夜は宝物達を早めに休ませよう…。朝からそう思っていました。が。うまくいきませんでした(泣)宝物が寝就いたのは日付を越えてから…。部屋をざっと片付けたり、諸々やって、履歴書を書き始めたのが１時過ぎ。書き損じ、４枚…。自分の持っている資格の正式名称が分からなくてアタフタ…。履歴書書く事自体、６年ぶりの事なので、すっかり頭から自分の事がとんじゃってました。久々にペンを握ったので、何だか腕がおかしい。現在７日の午前３時回りました。

  2005.01.06

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• 予定のないハズの…

  普通の朝。電話がなったのは朝８時過ぎ…。電話のディスプレイを確認すると電話の主は彼の実家。ひと呼吸置いてから出す、よそ行きの声。「今日、川崎大師にお詣りに行こうかと思うんだけど、一緒にどうかと思って。」相変わらず突然な、義父母からの誘い。断る理由が見付からない…。宝物達はまだ寝ていたから、少し長めに準備する時間を貰って「遅くても１０時半には伺う様にします。」そう言葉を結んで電話を切った。　　　　　＊＊＊＊＊太陽は出ている。でも、風の、冷たく、強い１日だった。参道は露店が連なっていて泣いて出掛けるのを嫌がっていた宝物も興奮気味。義父母と出掛ける時、私の両手は繋いでくれる手もなくとても寂しい。５歳の宝物は、溜め息が出てしまう程、露店の一軒一軒に並んだ品物を見て大きな声をあげる。何を見ても興味があるらしく、とても楽しそうに「アレ見てー！！コレ欲しい。」と繰り返す。余りにも欲求にストレートな大きな声なので露店の売り子さんが一々言葉を返してくれる。無邪気…。参った。私は。少し離れて苦笑いしながら歩く。角を曲がると飴屋さん。『たんたたんたんたん』『たんたんたんたん』「たんきりあめ」を切る、包丁とまな板のぶつかる音が調子よく響く。『どうぞ』と差し出された飴は、口の中でまだ温かく、柔らかだった。　　　　　＊＊＊＊＊普通にお詣りをした後、「厄年だから…」と義父母に勧められ、護摩の申し込み。お札を受け取れる迄に３０分ある。混んでいる事もあって、御守りを買ったりする内にあっと言う間に時間になった。（ちなみに。　この間に５歳の宝物はおみくじを引いており、結果、大吉でございました…。）受け取った、厚い木のお札は３本。私(本厄)と彼(後厄)、それから義妹の子供の、…心臓の弁が逆について産まれてきた、今もICUにいる甥っ子の分。私と宝物が私の実家に戻った日に産まれたこの甥っ子はもうすぐ生後４ヶ月を迎える。年末に２度目の手術をしたのだけれど術後のむくみがとれず、いまだに皮膚のみを縫合…皮膚の下で肋骨は開いている様な状態。でも何かしてあげられる訳でもなくただただ気掛かりなだけ。そんな事を考えていたら「たこ焼き食べたぁい！！」と、５歳の宝物の声…(苦笑)『健康』とは幸せな事。大きなタコの入ったたこ焼きを買って貰って、幸せそうに頬張る宝物。境内の露店の１つで宝物達用の御守り(？キーホルダー？)を買う。５歳の宝物は、黄色い甲羅に『福』の文字をしょった亀。３歳の宝物は、梅の花を型取った、ピンク色の鈴。ご利益はあるのかないのか分からない。けど『可愛い』、『コレがいい』と、宝物自身が感じて選んだ物は決して宝物達に悪い事は招かない、と思う。負の感情の中で選んだものは、負の気を纏う。逆もまた真なり。なんとなくそう思い込んでる…勝手な持論。帰りの参道で、義父はお土産に…とくず餅と、宝物の顔よりも大きなおせんべいを買ってくれた。(５歳の宝物はきな粉に黒蜜をかけるあの食べ物が大好きです。)それから、宝物が行きで欲しがったポケモンの形のカステラ。　　　　　＊＊＊＊＊義父母宅について、お茶を飲んでいる内に帰宅の早い彼からメール。結局今夜もそのまま晩ご飯をご馳走になり帰宅。家の冷蔵庫、整理しなくちゃ…。

  2005.01.05

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• 回想～波の緑

  今日は彼の母方の祖母宅に年始のご挨拶へ。昨日の夜、帰宅してから電話があり急に行く事が決まりました。こんな事もあろうかと、お年賀は用意しておいたので問題はない。それにしたって急すぎる…。彼は仕事です。当然一緒には行けません。「両親が祖母に、これまでの事…　彼自身の病気の事や、私が宝物達を連れて出ていってしまった事を　話してしまって、祖母がとても心配している」横浜に戻る前、彼にそう聞かされていました。年賀状に『ご心配おかけしました』と一言書いておいて、本当に良かったと思わずにはいられません。　　　　　＊＊＊＊＊祖母宅に行く時はいつも車です。３列目のシートに義父母を乗せて、彼がドライバーを努めます。でも今日は義父がドライバー。本当は「宝物達を乗せて運転するのは、まだ自信がない」とかで電車で行く予定だったのですが、何故か変更に。でも彼の運転より余程安心でした。彼の運転は昔から乱暴…その上、私と宝物が離れていた３ヶ月は車で出掛ける事も殆んど無かった様で運転技術そのものが衰えてしまいました。運転免停を持たない私ですら気付く程なので、相当…。海岸沿いをルートに選び、左手には当然海が広がっていました。空は綺麗。でも海は荒れていて、波が白く泡立っている。寒いのに、水の中で波待ちしてるサーファーが結構いて驚きました。少し行くと江ノ電が並走。…そういえば昔、大学生の時、実家が鎌倉にある友人と終電が通りすぎた後の江ノ電の線路を上を歩いたなぁとフト思い出した。海のない場所で産まれ育った私は、その時初めて夜の闇の中で、波が緑色に光るのを見ました。（海中のプランクトンが発光しているんだとか…。）この年の夏は水中花火というものも初めて見ました。良く覚えている、盛り沢山の夏。…若かったなぁ(苦笑)義父の運転する車の中で、そんな事を思っていました。行きの所要時間は１時間。お婆ちゃん…90歳を越えているにも関わらず、とてもお元気でした。お正月とお盆の、年に２回位しか会えなくても、やはりひ孫はひ孫…お婆ちゃんは宝物達ととても楽しそうに話していました。私と宝物が、彼から離れていた時間…その事があるから余計だったのでしょうけど…。帰りの車中、疲れたらしく眠ってしまった宝物達につられ私も眠ってしまいました…。帰りは２時間かかって帰宅。長い１日は終りました。仕事から帰った彼が「行ってきてくれてありがとう」と私に声をかけました。それでは終らなかった…。昨日と同じ様に保…… (PM 09:49)それでは終らなかった…。昨日と同じ様に保育園の申込みについて話し出した。………。おかしい…。『いつ誰が申込みをしてくるか』内容が昨日と一緒…。昨日決まらなかった事を詰めているのではなく、明らかに振出し。話の区切れで「昨日話したよね？」聞いてみた。すると…「話してないよ、何言ってるの？(笑)　それ…ほんとに昨日話したの？」本人は大真面目。これじゃあまるで私がオカシイみたい…。怖くなって、私は話すのを止めてしまった…。追及したって、彼の為にはならない。追い詰めるような真似をしてまた、同じ様に同じ事が起きたら…。私の為。宝物の為。『怖い』恐怖を飲み込んだ。

  2005.01.04

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• 明日になったら…

  昨日までで、既に4日連続、彼の実家へ通ってる…。今日も夕飯の誘いがあり、午後彼の実家へ移動。変わらない…これが現状…これが日常…。　　　　　＊＊＊＊＊帰宅後、義母から電話が。明日、彼の祖母(母方)宅に年始の挨拶に出掛ける事になった。予定なんてないし、いずれ顔を会わせなければならないからいいんだけど…明日は彼も仕事で行けないというのに…。これで６日連続で顔を合わせる事が決まりました。近所に住むって…ほんと、良し悪しです…。　　　　　＊＊＊＊＊宝物が寝付いてから、彼が保育園の事について話し出す。今月１２日から始まる、新年度からの保育園入所申し込みについての話。私は１２日の午前中…宝物が幼稚園に行っている間に済ませてくるつもりでいたのだけれど彼が１３日の午前中に自分が行ってくると言う…。結局どちらが行くか、はっきりしなかったのだけど私は自分で行くつもりでいます。

  2005.01.03

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• 濁り水

  宝物達は彼の実家と我が家の往復で、少し疲れてきているらしく午前中は「どこにも出掛けたくない」とごねる。仕方がないので買い物にも出ずゆっくり過ごす…。でも…昨日のお礼の電話もしてない…。思い直して彼の実家へ電話すると、案の定お呼びがかかった。結局、鎌倉の八幡宮にお詣りに行った義妹夫婦・義弟夫婦の帰りを待って夕方から彼の実家へ移動。今日から出勤している彼の帰りを皆で待ち、お夕飯は近くのレストランで食べる事に。宝物達はいとこ(義妹の子供)と仲良く遊んでいた…。食べ終ると挨拶をし、そのまま解散に。義弟夫婦も義妹夫婦も、一旦実家に戻って荷物をまとめ、今夜の内にそれぞれの自宅に向かう様だった。義弟は長野まで、義妹は都内まで…結構時間がかかるんだろうな…。私達はそのレストランから歩いて帰宅。宝物達のペースで10分位、自転車と歩行者専用の川沿いの道を歩く。寒くても宝物は元気。ぴょこぴょこと、全然落ち着いてはくれなくて後ろから通り越す自転車にすら気が付かない。まったく危ないったらない。　　　　　＊＊＊＊＊帰宅して、とても疲れている事に気が付いた。でもこの疲れは私が選んだもの。

  2005.01.02

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• 謹賀新年～厄年の始まり

  明けましておめでとうございます。今年はどんな年にしていこうか…。あまり考えすぎても私に限っては良くないのでマイペースで…それもどうかと思いつつ…やって行こうと思います。今年も宜しくお願いします。　　　　　＊＊＊＊＊お正月。午前10時過ぎ。訪問者を告げるチャイムの音。お雑煮を食べて準備万端待っていたので問題はない。ドアをあけると義父母がいて、宝物と一緒にお正月の挨拶をする。私の家の玄関は北向で、ドアをあけるとすぐ目の前が氏神様を奉ってある神社…という場所。その神社に皆でぞろぞろとお詣りに行きました。長い急な階段をのぼる、その場所はまあるい小石が敷石の宝物達のお気に入りの場所。普段は、神主さんが居る訳でもなくさびれた感じのする神社もお正月は様子が違い、神主さん巫子さんも居れば長い階段の下まで参拝客がぞろぞろ…。そういえば普段も通る度に階段の下の鳥居で手を合わせるお婆ちゃんの姿は目にする。古くから住む地元の人には、大事にされているのかもしれない。階段を降りて、おみくじをひく。彼と宝物２人と私…４人ともぱっとしない。中吉に末吉に小吉…(苦笑)お詣りが済むと宝物達はそのまま義父母と一緒に実家の方へ行きたいという。私は自宅に引き換えして一仕事。「実家は寒いから上着を取りに…」と彼も自宅へ。一緒にバスで実家に向かうものの、宝物達がいないと間が持たなくて居心地が悪かった。そして。今日は彼の実家に、義弟妹夫婦が集まった。とても複雑…というのも１．彼は、弟夫婦が何も知らないと思っている。実際は、義弟は彼の病気の事を、彼の妻は一連の離婚騒動に至るまでを知っている。２．義妹夫婦は全てを知っている。そしてその妹とは、離婚騒動の真っ只中に「協議離婚を受け入れる条件として、持ち出したお金(宝物名義の預金)を　私に返却させ、慰謝料も養育費も払わない」と言う案を彼に提言した人物…。義妹にしてみれば、私に対して内心「どの面下げて…」と思っているかもしれないのだ…。そんな中での内々の宴会…。気乗りなんてする訳がない。早目に彼の実家に移動して、お出迎えの(迎え撃つ?)準備。予定より早目に着いた、義弟のお嫁さん……家の中で唯一の血のつながらない者同士でオードブルを盛り付ける。この人は大丈夫なのだけれど…はぁ…もうこの時点でグッタリ。そうこうしている内に義妹夫婦が登場。案の定、(今思えば)表面的には仲良しだったのに崩れてる…。まともに会話したのなんて、互いの宝物にお年玉をあげた時だけ。私は普段お酒を飲まない。見た目に反して、弱いから。それなのに、今日は八海山と甘口の白ワインをグラスに2杯ずつ飲んだ。赤くなったり眠くなったりはしても、不思議と気持悪くはならない。今頃になってお酒が飲める様になっても困るんだけどまだ飲み足りない感じ。これじゃあ『キッチンスモーカー』&『キッチンドリンカー』へまっしぐらだ…。キッチンに椅子だけは置かない様にしなくちゃ。沢山食べちゃうし、確実にカロリーもオーバー。多分今日飲めたのは、久々に義弟・義妹に会って試されてる様な…品定めされてる様な…そんな感覚で居たからだ。自宅に戻って、彼と宝物が寝静まってから一人、鏡の前でストレッチをする。鈍ってる、その実感が嫌。やっぱり…何度やってみても体が、腕が、自分の思うような線を描いてくれない。無様。今夜は義妹夫婦も義弟夫婦も彼の実家にお泊まり。明日はどんな1日になるのだろう…。

  2005.01.01

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• 御挨拶

  怒涛の1年もようやく終り…皆さんはどんな1年を過ごされたのでしょうか。振り返るのが億劫な位、色々な事がありました。救いはこの場を借りて、私の心の内を吐き出せた事、又、拙い日記を読み、声をかけて下さった方々が居て今、私が此処に在る事です。皆さんに感謝します。新しく始まる1年が皆さんにとって実り多いものになりますよう心からお祈り申し上げます。来年も宜しくお願いします。 ＊＊＊＊＊うっすらと積もった雪が雨に打たれてシャーベットの様になっていました。1年の最後の食事を彼の実家で済ませ冷えた空気の中、人気もまばらなバス停に彼と宝物達と立っている事など予想もしていませんでした。彼と宝物達を先に彼の実家に送り出し、一人大掃除を続けてみましたが結局やり終える事がが出来ず…。一旦は眠りに就いたものの、気になって3時に目が覚めてしまいました。こうやって流れて行くのでしょうか…。

  2004.12.31

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• まるでミックスジュースの様な日記

  大きく息を吸い込んで、この1年の、幸せの記憶をなぞってみる。……幸せの記憶はちゃんと増殖して私の中でいっぱいになる。よし。ちゃんと自分のものの感覚。幸せの記憶はちゃんと取り込んでおこう。コレは生きる糧。お腹も心も八分目が良いのかも。目指す幅、もう少しと欲望を持てる八分目の地点(笑)　　　　　＊＊＊＊＊『この寒いのだけでもどうにかならない？』開け放って、窓と掃除機と格闘していたらそんな言葉が飛んで来ました。手伝う気なんて、更々ないのでしょう。そしてそれを「皆が居たら大掃除もままならないでしょうからうちに来させちゃえば…？」と彼の親がフォローする…いつものパターンです。世の男性は皆そんなものなのでしょうか？そんな事を言ったら、そうではない男性方に怒られそうですが…(苦笑)『期待しなければガッカリする事もない。　そうすれば何かして貰った時にハッピーサプライズになる』と、以前何かで読みました。ごもっとです。でも、それは何だか『ハッピーサプライズ』の方を期待しているようで…どうにも違和感。　　　　　＊＊＊＊＊同じ家の中に居ても、様々な音に遮られ宝物の話し掛ける声すら聞き取れない事がある。それに、手が離せない時、ちゃんと話を聞いてあげられない時に話し掛けられてもまともな返事や動作が返してあげられない。だから私は『始めてしまったら相手をしてあげられないだろう』と予想出来る場合には予め宝物達にそう伝えておく。それから「遠くで叫ばれても聞こえない事もあるから　私が何かご用をしている時は　近くに来て話すか、ご用が済むのを待って話しかけてね。　相手が今何をしているのか、見てから話し掛けてね。」そう普段から言っている。『相手が今どんな状態かを確認してから話し掛ける』誰に対しても習慣にして欲しい事の1つ。宝物は3歳と5歳。それを伝え始めた頃は我慢が出来なくてよく泣いていた。今は幾分ましにはなって、待っていられるようになった。そして、問題の彼の場合。ゴミ用の大きなビニール袋をガザガサさせながらあちらの部屋…こちらの部屋…と移動する私に何か話しかけていたらしい…。全然聞こえなかった…。話し掛ける側はたいして気にならないのかもしれないけど食器洗い中の水音、調理中の換気扇や炒めたりする音、掃除中のビニール袋や掃除機の音…やっている側は何かと手元で音がしていて周りの音が聞き取りにくいもののなんです。急に「何でさっきから無視してるの？」と怒り出した。……いえ、その文句を言う位の距離と声の大きさがあればちゃんと聞こえるんですが…。　　　　　＊＊＊＊＊さて。ココで勇気と言葉をくれた人々、現実の友人達、親、妹…大事な大事な宝物。同じ様に感謝しています。今年も懲りずに付き合ってくれてどうもありがとう。

  2004.12.30

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• 『雪見寝』

  相変わらず、夜うまく眠れなくてこの2日、崩れるように昼寝をしてしまっている。今日は大きな大きなボタン雪が落ちていて『単なる昼寝』が『雪見寝』に。怠惰を素敵に変えてくれてありがとう。気疲れしていたのに、少し元気が出た。　　　　　＊＊＊＊＊何だかここに居るのは息苦しくて仕方がない。振りきりたくて、苦し紛れに宝物と遊びながらランニングマシーンみたいにその場で足踏み。でも5分でダウン…動きを止めたら胃もたれの様な感覚。体力が落ちている事を実感。　　　　　＊＊＊＊＊カーペットの毛玉をとりながら「私の方がおかしくなっちゃいそう…」と声に出したつもりはなかったのにしっかり聞かれていた。「同じ医者に行く…？」絶対に嫌。私は、オカシクナンテ、ナラナイ。『おかしくなっちゃいそう』そんな風に思う私はきっとおかしくなんかならないし、なれない。まるで、アッチとコッチのラインを探っているみたい…。どこまでなら『大丈夫』なんだろう…。

  2004.12.29

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• 柔らかく

  風もなく、快晴。宝物達と私とでお年賀用の菓子折りを買いに近くのデパートへ。買い物も済んで、約束通り宝物達をそのデパートの屋上にあるジャングルジムに連れていく。私は少し離れた所にあるベンチから宝物達の様子を眺める。上の宝物は、そのジャングルジムで知り合った面倒見のよい『せいや君』という小学生と遊んでいて全然戻ってこない。下の宝物は、内弁慶なだけでなく、まだまだ自力で友達になれそうな子を見付ける事は出来なくて少しつまらなそう…。時折こちらに戻ってきては「携帯で写真とってー」などと言う。ヒーローものの好きな5歳の宝物の影響かやたらと勇ましいポーズをとってはカメラに視線を向けてくる…(笑)頼もしい事、この上ない。　　　　　＊＊＊＊＊帰ってきて、疲れてしまった私は昼寝をした。久しぶりだった。夜になって…体が鈍ってるいるのを感じ、どうにも踊りたい欲求にとらわれる。私が踊っていたのなんて中学生の時の部活で新体操をしていた程度。バレエの基本から、ウォーミングアップや柔軟、それにフープやボール、棍棒にリボンのそれぞれの演技…。毎日が充実していて、それは本当に楽しかった。踊りたい…というこの欲求は『今の、こんな風でなかった自分を取り戻したい』そんな思いから来ているのかもしれない。少しだけ、鏡の前で腕を持ち上げ弧を描いてみる…。思うようには動かない、ガチガチの体…。来年はストレッチでもしよう。少しでも…体だけでも取り戻そう…。

  2004.12.28

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• 日常と歪み

  午前中、義母の友人が働いているという保育園を宝物達と見学してきた。やはり…と言ってはまずいのかな、個人的な見解として。今宝物を通わせている幼稚園と、見学させてもらった保育園を比べると『出来れば幼稚園に通わせたい』と言うのが本当…。幼稚園には私の『宝物に身に付けて欲しい事』が当たり前の事としてそこにあり安心。保育園は、その辺りがオプションの様な印象を受けた。宝物自身が『コレをやろう』と意思を持たなければ次のステップに進む事は無いような、そんな印象…。５歳の宝物は、見学に行った保育園でも楽しそうに遊んでいたのだけれど帰宅して聞いてみたら、どうやら幼稚園の方がいいみたい…。宝物の年代の『友達』の定義は分からない。去年の９月、幼稚園を変わったものの、彼の病状が悪化して実際に新しい幼稚園に通う事が出来たのはたったの２週間だけだった。それでも『友達になりかけた友達』のいる５歳の宝物…。宝物達にとってまた園を変わる事がどういう風に影響するんだろう…。家計の為だけではなく、私が働きに出れば、私自身、彼の言動に敏感になりすぎる事もないだろうけど…。単純に私が働きに出るには、時間的に絶対保育園の方がいいのだ。…それが『=宝物の為』とは限らないのだけど。この１年以上の間、全ての皺寄せは宝物のに行ってしまった様に思う。だからこの事に関して言えば宝物の希望は出来るだけ優先させてあげたい。それには彼の両親の協力が必要不可欠…。でも。１番の問題は『彼の収入と、私の限られた時間内でのパートと内職の収入で　生活が成り立つのかどうか』という点…。辞退は出来る。保育園の入園申し込みは宝物２人とも、一応しようと思う。　　　　　＊＊＊＊＊帰宅して。彼が仕事で居ないのをいい事に、何かのキッカケで箍が外れた。部屋を片付けながら、急に涙が溢れはじめた。宝物が目の前に居るにも関わらず、久しぶりに声を上げて泣いてしまった。心配そうに私を見つめる宝物すら「煩わしい」と一瞬思ってしまってそんな狭量な自分が情けなくてまた声を上げて泣く。泣いたってどうにもならないのに。これじゃあ馬鹿だ…。ようやく私の嵐がおさまって、恐る恐る寄って来た宝物。私の感情の嵐はでんぱして宝物の中にも嵐を生む…。当たり前だ…。強くなりたい。肩に力の入った強さじゃなくて。笑う事。穏やかに在る事。到底無理…。私は私だから。それならば少しずつ溜っていく闇はどうしたらいい…？

  2004.12.27

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• 年明け準備

  実家から戻る直前に慌てて注文しておいた宝物達の七五三写真の年賀状40枚が、2日前に届いていたので年賀状を出すべき人のリストをつくった。思い返してみたら、近年裏は写真屋さんに頼み、出来上がってきた物にプリンターで宛名を印刷してそれぞれに2言3言書き沿えて投函するだけだった…。何かとても味気無い気がしてきて急に今年は宛名を手書きにしようと決めた。と言っても普通のボールペンですが。宝物を向側に座らせ、知恵遊びに付き合いながらの宛名書き。思いの外時間がかかってしまい気が付くと夕方だった。リストを作り終えた所で、書くべき年賀状は全部で60枚弱。七五三写真の年賀状が全然足りず、日が落ちて空気が冷え始めてから不足分の年賀状を買いに出掛けました。空気は冷たすぎて、ぼやっとした頭が更に働かなくなる。年賀状を選んでいたら彼から電話。彼の職種、普段の勤務時間はお昼過ぎから夜の10時半位までですが夏休み等の大型連休中は、朝から夕方の時間帯にスライドします。だから今の時期は帰宅が早い。会社関係の人に出す年賀状を彼自身に選んで貰おうとそのまま宝物達と駅前の文房具屋さんで待つ事に。不足分を買い足し、何とか書き終えたのは夜。一応これまでの彼との経緯を知る彼の親戚や私の親妹それから友人には『ご心配おかけしてすみませんでした』と一文を入れました。これが精一杯だった…。結局彼は全てを私に任せ、1枚も書かなかった…親戚を除いて、彼の会社関係と友人合わせてもたった15人なのに。明日1番のポスト収集に間に合うよう、宝物が寝静まってから一人近くの郵便局に投函してきました。キンと冷えた空気で体がこわばっても1人は楽…。それにしても…どうだろう…元旦に届くんだろうか？

  2004.12.25

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• 温度と排水口/サンタ

  『温度と排水口』ぬるくなったお湯につかると予想通り、ちょうど体温と同じくらい。自分と水の境界が分からない…。ゆらゆらさせていたら腕が自分の体に当たって良く分からない感覚にとらわれてしばらくそのままぼうっとしていた。最近、自分の苦悩なのか、人の苦悩なのか分からなくなって息苦しくなる。日々をこなしつつも、空洞が広がって…本当は空洞の方が私の本体なんじゃないかって思わなくもない。それならそれで空洞のままでいてもいいのだけれど。宝物は、ココに私をとどめる役割を持つ。呼び止めて、繋ぎ止めて、一生懸命。彼は死んだ魚のような目をして。何も直視しない、遠い眼。私も、映ってはいないだろう。宝物と手を繋いでいるのに宝物は笑っているのに彼の目は曇っていてその事に宝物が気づいていない事にほっとする。薬だって変わってない。常用。彼の目がどんどん魚のようになって１週間が経つ。やっぱり私のせいなのかな。私が彼を壊してる…？私が宝物を傷つけてる…？私が元凶？なら私は私を壊してく。ねえ、また始まるの…？今はまだ怖くはない。でも怖さを知っているから眠りとは縁遠くなっていく。本当にお湯と同化して排水口からでも流されて外に出たいと思った。いろんな水が混ざって自分の周りのいろんな水の苦悩が聞こえるんだろうか？笑って生きる人笑っているという事は凄い事だと、本当に思う。笑う事は、幸せな事。笑う事は、当たり前じゃない。私は出来なくて空気だったり水だったり逃げ場を探していらいらしてる。壊れてるのは彼じゃなくて私で。もしかしたら、それが本当なのかも。もう、良く、分からないんだ、うん。　　　　　＊＊＊＊＊『サンタ』眠る前に、サンタにかわって一仕事。宝物達へプレゼントのスタンバイ。明日の朝起きて、一体どんな表情を見せてくれるんだろう…。サンタの真似事は出来ても親としてできる事も分からない私です…。

  2004.12.24

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• 一足早いX’masパーティ

  義父母の家で、義父母と一緒に一足早いX’masパーティをした。昼間の内に、自宅で料理の準備をあらかた整えて。笑ってきました。うすっぺらい、無理矢理張り付けた笑い…。　　　　　＊＊＊＊＊彼等の…義父母の本音が見えない。義母はやはり女。私への接し方、覚悟に曇りがない。義父はと言えば、相変わらず私ときちんと目を合わせない。いずれにしても、『私は私』と存在していなくては…。揺らいだら、また混乱する。『自分で決めて此処に在る』『自分で決めて此処に在る』『自分で決めて此処に在る』呪文のように繰り返す。本当は、きっと考えてはいけない。考える時間があったら、やるべき事をこなさないと…。

  2004.12.23

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• 空っぽ

  自分で使う『心配』という言葉が押し付けがましく、おこがましく聞こえるのはどうしてだろう…。　　　　　＊＊＊＊＊採用面接は年明けに持ち越しになりました。その会社の、電話口に出た男性の応対は「こういう応対って気持ちいい」と思わせてくれるものでした。そんな風に思ったのは久々です。『採用する側が強者』そんな印象を受けてばかりの中、自然で、すんなり染み込んでくるような応対は唸ってしまう程印象的でした。(実は編集途中で止めていたので、今はもう28日なのです。 それほど不思議に印象に残っているのです。)とにかく仕事がしたいです。家の事だけしていたら、気が変になってしまいそうです…。

  2004.12.22

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• 役割

  全部許すから私の全部も許して欲しい。でも。それは『許し』でない事は知っている。都合の良い…身勝手な… ＊＊＊＊＊面接がひとつ決まりました。面接なんて久しぶり…。まともに働いていたのは５年も前…。大丈夫なんだろうか、私（苦笑） ＊＊＊＊＊ぼちぼち始めた片付けも、一時停止状態…。せめて、整頓された部屋で新年を迎えたい…。そう思って、プチ引越し状態の段ボールを開けたものの納まるべき場所がない。……(-_-; ＊＊＊＊＊面接…２４日に決まっていたのですが宝物をみていてくれる人がいなくなってしまい都合がつかなくなってしまいました。面接をしてくれる会社に再度電話をしなければ…。なかなか難しいですね。でも、めげるつもりはありません！！！今やるべき事をやります。 ＊＊＊＊＊「失ったら…」あきれて笑ってしまうほどの不安の正体は何なのか…。まだまだだ…こんな私じゃ駄目。

  2004.12.21

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• 睡眠不良

  「会社に行きたくない感じの怠さ…」出勤前の彼の言葉…。 ＊＊＊＊＊荷物とプリント類を受取りに幼稚園に行ってきた。生憎、園長先生は不在だったけど担任の先生に会う事が出来て宝物はとても嬉しかったみたい。 ＊＊＊＊＊今日彼は１０時半過ぎまで起き出す事が出来なかった。多分、昨日の予想は当たってる…。ちょうど１週間経った所で彼の無意識に張ってた緊張が解けてきてる。１人で過ごした３ヶ月間と、宝物が常に話し掛けている様な今…その極端なギャップから来る疲れもあるのだと思う。私自身も、感情のコントロールは苦手だけど、もう失敗は許されない。私が自分をコントロールする事が彼をコントロールする事でもあるように思う。身構えて強張って、私の語気が少しでも荒んだら、また宝物達を悲しませてしまう気がして怖い。やっぱり私が彼を潰してる…？どう在ればいい…？張り切る事が容易でないのはとうに知っているけれどぴりぴりとした緊張感に眠りを阻まれて、もう明け方、４時前…。彼が自分のそれを訴える前に何時だって食欲不振も、睡眠不足も私の方が先だ。 ＊＊＊＊＊保育園に入れる見通しは立たないし、職探しも難航中…。

  2004.12.20

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• 黒子

  実家に戻って程なくして、右手の薬指にそれは現れた。甲側の第１関節より少し下の、小さな黒子。気付いた頃はまだ色が薄かったのに今でははっきりと主張するまでになった。去年の夏、彼が病気になり始めた頃にも左の掌、生命線の真上にうっすらと黒子が現れた。こちらは今でも色が薄いのだけど最初の頃に比べたらやはり濃くなってきている。この数年、何かしらの流れが変わる度に自分自身の目のつく所に黒子が現れる事が多い。不思議な偶然。 ＊＊＊＊＊今日の彼…心なしか症状が出ているような気がしてならなかった。少し神経質になっていて「…何か怒ってない？」と、自分の事を周りがどう思っているのかを凄く気にしてる。…そんな風になる。思い返せば以前もそうだった。これ以上症状が強く出て来なければいい。そう思いながら警戒して身構えてしまう自分がいる。 ＊＊＊＊＊日当たりの悪いベランダで宝物と一緒にチューリップに水やりをした。砂場遊び用のカラフルなじょうろは宝物に良く似合う。「私がやる！」「僕が！」とじょうろを取り合う宝物を見ていてそんな事を思ってた。

  2004.12.19

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• 壊れてしまえない

  近くにある百貨店の屋上に行ってきた。ここには滑り台やジャングルジムが合体？したアスレチックの様な遊具がある。宝物は文字通り「駆けずり回って」遊んでいた。天気は良くて暖かい。仰げば冬独特の空。とても気持ちが良かった。高い屋上から周りを見渡して「とんだら気持ちいいかな」って思った。とんでほどけてきえてしまえたなら。あはは…嘲笑。

  2004.12.17

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• 球根

  昨日、スーパーで、小さな鉢に植えられたチューリップの球根を見掛けました。「…そうだ。もしあの球根ダメになってたら 宝物達、ショックだろうな…。」そして、そのチューリップを２鉢買って帰りました。 ＊＊＊＊＊９月。実は、家を出る数日前、近所にある大型園芸用品店でチューリップの球根を買ったのです。あの辛い中、宝物と少しでも楽しい事を…と買った球根。「１０月になったら植えてあげようね」「お水をあげて、綺麗な花が咲いたら嬉しいね」宝物と笑いながらそう約束したのに守れないまま１２月も半ばになってしまった…。「チューリップ大丈夫かなぁ…」「痛んで、腐っていたりしたらどうしようね…」と話しながらしまってあった袋を宝物と開けて見てみると芽が少しと、根が伸びてきている。「何とかなるかも」と、急いで植木鉢に底石を敷き土を入れ、球根を植えて。土で包んであげるのが遅くなってしまったけど…ちゃんと咲くといいな。私は決まって鉢植えをダメにしてしまうのだけどこのチューリップだけは何としても咲いて欲しい。そんな訳で、今ベランダには、チューリップの鉢が４つ並んでいます。咲きますように…。 ＊＊＊＊＊今日は久々に、宝物達と近所の公園をはしごした。途中にある神社の、まあるい小石は健在で相変わらずざくざくと、よい音を鳴らして歩く宝物達。宝物の立てる小気味よい音が気分を少しだけ軽くしてくれる。宝物と一緒にブランコやシーソーに乗り、風を感じた。…小学生の女の子が２人、必ずついてきて、何故か同じ遊具で遊ぶ…。どうしてだろう…大人になってしまった自分に違和感を感じて、何だか気恥ずかしかった。家に帰ったらちょうど三女ちゃんから電話がかかってきた。三女ちゃんの子供（甥っ子Ｔ）、実は私達が家に帰って来た日から熱が出ていてその後どうなったか気になっていたのだ。聞けばやっと熱が下がってきたものの、ぐずりが酷いので今日は三女ちゃん、仕事を休んだらしい。保育園から帰ってくると、宝物達に纏わり付いていたＴ…恐ろしい程、宝物達の名前を口にしないのだそう。私達の都合で、Ｔにはとても寂しい思いをさせてしまった…。多分熱も風邪だけではなかったのだろうと思う。また遊ぼうね。 ＊＊＊＊＊幼稚園に電話を入れ、園長先生に復園したい旨を伝えました。５歳の宝物は来年、３学期から復園出来る事に。一応、一安心。

  2004.12.16

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• 水

  雨に打たれたら、まず濁る。水溜まりも川も湖も自然に湛えられたそれはみな同じに濁る。そして『時間』が作用しなければ澄む事はない。その経過は辛いものの様に思える。でももしもその打ち付ける雨が望んだものだったら…？澄む事が分かっていて望むなら濁る事を厭いはしないだろう…。私には『濁ってでも打たれたい雨』がある。 ＊＊＊＊＊幼稚園に電話を入れました。でも、園長先生が明日まで出張で不在との事。また明日、電話をかけ直す事になりました。

  2004.12.15

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• とりとめもない日記

  以前の様な、とりとめもない、…感覚的で分かる人には分かるけど…という日記に戻そうかとも思うのですが私自身、まだ気を許せない事もあり、もう暫くは記録的な日記も続けて行こうと思います…。 ＊＊＊＊＊今日宝物と郵便局に出掛けたらまだこちらに戻って来た事を連絡していないにもかかわらず宝物がお世話になっていた（いる？）幼稚園の先生にバッタリ会ってしまった…。先週の土曜日に戻って来た事をざっと説明し、改めて挨拶に伺うつもりでいる事を伝え、別れました。実は宝物を２人とも、保育園に申し込むつもりでいろいろ調べていたのですがやはり現状、空きはなく入園は難しそう…「５歳の宝物は幼稚園に戻さないとならないかな…。」と考えていたのです。明日園に連絡しないと…。休園する時に、あらかた事情は説明しておいたので、来年１月からの復帰は大丈夫だと思うのだけど…。

  2004.12.14

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• ぐるぐる

  戻って３日目ももうすぐ終わりです。今日思った事。（気分屋の戯れ事…かな？）親孝行とは違う感じがするんだけれど、せめてもの、親に対して出来る事って『１度結婚して家を出た者は、戻って迷惑や心配をかけるべきじゃない』という事なのかな…と。あくまで極個人的な意見…というより思いです。私は中途半端だった。親の方が余程、辛かったんじゃないかと思う。もしもこの先、離婚する事になっても私は今回の様な、ある意味間抜けな行動はとらないだろう。実家にも戻らないし、確実に社会復帰もしておく。私にとってはまだ今はお試し期間。 ＊＊＊＊＊３ヶ月間、彼の実家に置きっぱなしになっていた自転車を引き取ってきました。家に上がらずに自転車を引き取って、買い物を帰る約束をしていたのに、宝物は見事にお茶菓子につられ「お邪魔しまーす」と靴を脱ぎ…結局１５時前から１８時まで長居…（苦笑）昨日同様、宝物は義父と義母とを交互に捕まえてはお絵かき、オセロ、将棋と遊びまくってました。 ＊＊＊＊＊宝物と彼の関係回復は、思いの外順調にいっている様子…。出勤の遅い彼と、午前中いっぱい、宝物同士で彼を取り合いながら遊んでいます。許される彼と許せる宝物の関係が羨ましくもある。私がそれぞれ逆の立場だったら…彼の様に許してほしいと、乞わないだろうし自分の親に、私と彼がしたことをされたら許せない。狭量…。まぁ年齢もありますね。今の、世間一般から見れば子供ではない私が感じる事ですから。

  2004.12.13

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• 挨拶

  約束は午後１２時半。彼の実家に行ってきました。３ヶ月も留守にして、あちらも言いたい事が山の様にある筈…。覚悟して。私にだって言いたい事はある。でも、彼の…いえ、戻った以上は私の義理の親。目上の人だし…やはりたてなければならない。それに予想以上に家の中が綺麗だった…。使い終わった食器も、洗濯物も残ってなかった。それは義母が（自分の息子の為とは言え）手をかけてやっていてくれた証拠。 ＊＊＊＊＊結局私は義父母に「長い間留守にしまして…」と言う挨拶をしました。出て行った事は謝れないと思っているし、その言い方がギリギリのものだった。長居をするつもりはなかったけど…私と宝物が家を出た９月１４日に、義妹（彼の妹）が産んだ子供に先天性の病気（心臓の弁が逆になっているとか…）がある事が分かって生後１０日で行われた手術の経過や、１４日に再度手術が行われる事…それから、脳出血で倒れて半身麻痺が残った、私の妹（次女）の旦那さんのその後の経過など…わだかまりはさておき、気にかかっていた事を義母と互いに話している内に「お夕飯どうしましょう…？」という時間になってしまった…。結局お夕飯までご馳走になり、しつこい様だけど「わだかまりはさておき」、出てくる前と変わらない時間が流れ、２０時に彼の実家を後にしました。でもあれはどういう意味だったんだろう…。食事の前に、以前の約束通り、生活費援助のお金を頂きました。…私は頂く気、ありませんでした。頂けるとも思っていませんでしたし。でも何か言うより先に、彼が「ありがとう」と…。受け取るかどうか、一瞬で物凄く迷いました。用意してくれていた義父母と、「ありがとう」と言ってしまった彼…。結局受け取りました…。実際、心情を抜きにすれば、大変有り難いです。家に帰って中身を改めさせて貰ったら、不在だった月の分まで入ってる…合わせて３ヶ月分。そして食事中に義父が「まぁ分相応に…。」と曖昧な一言を…。どういう意味で言ったのでしょう…。義母はやはり女性ですから、うまくやろうという計算の上で、私に対して冷静な対応。でも義父は目を合わせませんでした。男として、「一度家を捨てた女」を許す事が出来ない、という気持ちがあるのでしょうか…。

  2004.12.12

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• 帰宅

  片道３時間半かけて、彼は車で迎えに来た。彼に抱きつく宝物…はしゃぎ過ぎ…。はしゃげる人達はしゃがせておいて、私がまず最初に彼の為にした事はお蕎麦を茹でる事…。こんな大事な（筈の）日に彼は寝坊しました。宝物が「パパに電話する！！」と言い出して電話した時刻が午前１０時半=彼の起床時刻。だからお昼も食べずに、ひたすら運転していたらしい。分かるんですけどね…やっと戻って来てくれるって、ホッとして良く寝ちゃうとか。それにしたって緊張感がないというか、マイペース…。蕎麦を茹でていたら祖母が近くに来て「孫（私）を不幸にしないで、とか一言言っちゃいそう…。顔、出さない方がいい？」…と。…不幸かぁ。人に幸せにして貰おうとは思ってないのにな。誰かの何かに、幸せな気持ちになっていた…って事はあっても『幸せにして貰う』は違う気がするなぁ…（苦笑）そんな事を思いつつ「うーん…あまりきつめな事言っちゃうとうまくいくものも（←いくのか？） いかなくなるかも…（苦笑）」と私。続いての仕事は膨大な量の荷物の車への積み込み。当然私がやりました。彼には任せられないです…中身とかお構い無しに突っ込んじゃいますから。玉子パックの上に、びんビール乗せるのを許可する様なものです。積み荷の手順を説明したところで、ああいうものにもセンスの様なものがありますから（苦笑）スーパーのレジ係の方にも時々いるのですがスキャンが済んだ品物を新しいカゴに移す時、葉物とかパンの上に平気で重い物乗せちゃう様な…まさにあんな感じです。積み終わってみて…ホント、ぎりぎり。その位荷物増えてました。挨拶をして、車に乗り込み発進…１つ目の丁字路でやっと渡された封筒。すぐに確認したけど…予想通り、約定書はおおまかなもの。離婚届けは…一応不備なしだと思う。実家を後にし、帰りも３時間半かかって、横浜の家に着いたのは日も暮れきった、７時半。帰ってからは大忙し。…当然の報い、ですかね。３ヶ月の穴の。（苦笑）まず、押し入れにしまいっぱなしだった私と宝物の布団（２組強）を出して布団乾燥機でダニ退治。１組で１時間かかる…まあセットしてしまえば後は機械におまかせですが。続いて、お風呂掃除。…彼、昔からその類の事は一切しません。その間、彼と宝物は、予め帰宅の道中で購入しておいた夕食を食べ宝物達はその後、久々にご対面した自分達のおもちゃで遊んでいました。ちなみに。彼のうちの親に対する言葉は『長い間お世話になりまして、ありがとうございました』でした。

  2004.12.11

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• 前夜

  戻るつもりなく増やした荷物は、まとめてみるとかなりの量になっていました。特に宝物の衣類…９月、まだまだ暑い時期に家を出て来たので、冬服は殆ど新規購入。私の実家の方は、横浜とは比べ物にならないほど衣料品の値段が安い為、ついつい買い過ぎた…という事もあります。反対に私の服は、主に妹達のお下がり。サイズが殆ど一緒で（私が一番ちび…）助かりました。後は本や玩具。本当に全部、車に乗るのでしょうか？５歳の宝物は家に帰る事を喜びつつも、３ヶ月暮らした私の実家を離れる事を寂しく思ってもいるらしくしくしく泣いてから眠りに就きました。私も明日の今頃、ここに居ない自分がうまく想像出来ません。そして１２日は彼の実家へ出向く事になっています。私はもう、彼等…義父母を頼ろうとは思っていません。出来るだけ世話にならず、関わらずに何とかして自分の生活そのものを変えて行きたいと考えています。それでも…戻るからには不在だった３ヶ月分の謝罪、まだ彼の妻でいる事等…正直な心の内は口にはしませんが、義父母に頭を下げなければなりません。きついのはこれから…彼も私も、それぞれの「失われたもの」を実感していく生活になるでしょう。今夜は「最後の晩餐」。先の事は分かりませんが、３ヶ月もの間、急く事もせず、どんな形であれ、私が自分で結論を出す事を待ってくれた両親に感謝します。

  2004.12.10

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• 馬脚…？／記念写真

  『馬脚…？』今週始め「離婚届けを取りに行くのは金曜日の午前中になる」と彼から連絡がありました。彼の仕事は何とか続いている。職業柄、出勤時間は昼頃。…という事は、もし彼が寝坊したら離婚届けは取りに行けず、そのまま翌土曜日に彼が私と宝物を迎えに来てしまう事になる。もしくはそれを演じる事が可能。そして。もしも、裏切られたとしても。不安を抱えつつも「あと何回寝たら…？」と家に帰る日の事を心待ちに、指折り数える宝物達に「帰宅は延期になった」なんて、私は言えない。言える訳がない。私は彼を信じていない。だから、９月に家を出てくる前に予め貰っておいた離婚届けを、彼に郵送する事にしました。郵便局になかなか足が向かず、やっと今日になって投函。速達で出しました。逃げ道を塞ぐ事に成功したのかしていないのか…すっかり疑心暗鬼になっている私は「長男である彼の子供（宝物）を取り返す為の、一族ぐるみの罠なのでは？！」とすら思えてしまうのです。決めたのは自分とはいえ、相手方の土俵に上がるのはやはり勇気がいる…（苦笑） +++ +++ +++『記念写真』６日に出来上がっていた七五三の写真を、今日受け取りに行ってきました。撮影直後にＴＶモニターで確認した時は些かの不安があったものの、出来上がりは上々で、撮影に立ち会えなかった両親や祖母の反応もとても良かったので一安心。ほっとしました。そして、大慌てで宝物２人の和装写真で年賀状作成を依頼してきました。戻ってから…多分大忙しです…。

  2004.12.09

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• 苦笑…思った通り

  約定書に書いて貰う内容を彼に伝えました。まだ単なるリストの状態ですが、次の通り。 ～‡～‡～・親権及び養育権は私が持つ事・互いに都合が付けば、月に１回程度でも会って子供達と一緒に過ごす事・養育費の一部として、簡易保険（学資保険）の支払いを 彼が継続していく事（宝物２人分で約４万）・別に養育費として、子供がそれぞれ２０歳を迎える月まで、 月々及びボーナス月に一般的な相場にみあった額を貰いうける事・離婚時にある子供名義の預貯金は私が預かる事・離婚時にある彼名義の預貯金、及び私名義の預貯金は１／２ずつに分ける事・離婚するにあたり、互いに慰謝料を請求したり、裁判を起こしたりしない事・離婚する時点や互いの状態によって再検討の余地を残す事 ～‡～‡～以前の日記にも書きましたが、私が今回離婚を断念したのは正直、経済的な理由による所が大きい。だからどうしても内容に偏りがある。それは自分でも分かってはいましたが…案の定彼からクレームがついた。やっぱり…無条件降伏じゃなかったのね…。１１日に離婚届けと約定書を持って、彼が横浜から車で迎えに来る事になってるけど多分もっと一般的な、大まかな物にされちゃってるんだろうな…。そう予想の出来る電話がありましたから。そして電話の最後に彼は「気に入らなければ（私と宝物達が）帰ってから書き直すから」と…。変わってない。なんにも変わってない。思った通り。

  2004.12.08

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• 億劫

  今、約定書の内容を検討中。この約定書は「〇〇したら離婚する」というものではなくてこの先同じ様な事が起こって、離婚する場合はこういう条件で、というもの。「離婚する・しないの判断は、私の感覚的なものでもいいから戻って来て欲しい」「戻るに当たって条件は全て呑むから」というのが、彼の言葉だった。彼なり（←これがくせ者ですが…）に反省して考えたでしょうし生活する上で「これをしたら離婚する…」の様な細かい制約を私の方から彼に対してする気はない。帰る事を決めてから、内容について考えていたけれどどうにもうまくまとまらない。一般的な協議離婚の取り決めでは足りないと思っている。明日には彼に案を出さなくちゃ…。

  2004.12.07

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• 「溺れる者は藁をも掴む」

  群馬県にある華蔵寺公園遊園地に遊びに行ってきた。遊園地と呼べる施設の規模は小さい。けれど宝物達と隅々を歩いてもきつくないし、遊ぶにはちょうど良い大きさだった。上下運動をしながらに回転する乗り物が、何故かとても気持ちいい。宙に浮いている足をわざとぶらぶらさせるとなんにも考えずにいられた子供の頃が懐かしく思えた。ある程度の年齢になって、何のビジョンや希望を持たなかった訳じゃない。でも、今こうしている自分は想像すらしていなかった自分で、そんな事を思う自分が滑稽。滑稽な自分がまた滑稽で、私の中にネガティブな感情の輪が出来上がる。いつもこんな感じ（苦笑）こんな感じなりに何とか生きてきた。帰ると決めた事で、私のネガティブの濃度は増してる。実際戻ったなら、どうなる事か…外面のポジティブと内面のネガティブ、…その温度差、収集つくんだろうか。いちょうの木の下で休んでいたら、突然風がザッと吹いて黄色い扇とその実を落としていった。足元に居た猫は木に駆け登り、そこが指定席なのか、爪研ぎを始めた。…記憶がシーン毎に残ってる。今日の事が遥か昔の事で、まるで、自分がお婆さんにでもなってしまっている様な奇妙な感覚。持ち歩いている小さなノートには、今日の扇が３枚と『こどもの国』から持ち帰った紅い、小さな手袋みたいな楓が４枚…。どうしてだろう…どんぐりも、銀杏も楓もそう。いろんなものに少しずつ依存して棄てられないものが増えていく…。

  2004.12.05

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• カタマリ

  低く垂れ込めた雲の下で、宝物と公園で遊んだ。くすんだ空気、その色と言い、私の気持ちそのものみたいだった。長く大きなすべり台で遊ぶには、何段もの階段を上らなければならない。滑りたければ、滑りたい数だけ、階段も上らなくてはならない。宝物は無邪気で、何回でも上る。滑りたいから、上る。ただそれだけ。簡潔。羨ましかった。 +++ +++ +++朝、父が部屋に来て宝物達に昨晩怒りすぎた事を謝った。宝物もまた、父に謝った。

  2004.12.04

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• 居場所

  空は澄んでいるけど、青も、陽の光も何だか霞んでる。私が私である事にも、寿命の様なものがあるのかもしれない…。再生を望み、臨む。 +++ +++ +++父と宝物と荒川の河川敷に車で犬の散歩に出掛けた。途中で鯛焼きを買って、河川敷で宝物達と頬張った。夜になってからの事…。戻る事を決めてから、宝物達は不安定になっている。決めたのに浮かない顔をしている私のせいかもしれない。もともと泣き虫の宝物達、今夜も些細な事をきっかけに泣き出して泣き止まなかった。そして父親がキレた。いろいろ言われたけれど、最後に「お前達なんか早く出て行け！」…そう捨て台詞をはいて出掛けてしまい、結局３時間以上も戻っては来なかった。子供の気持ちも父の気持ちも分かる。だから父に対して、その理不尽な怒り方を責める事も出来なかったし宝物を抱きしめて、泣きたいだけ泣かせてあげる事も出来なかった。…ここは自分の家ではないから。父が出掛けた後で、母が「（父が）怒ったついでに変な事言っちゃってごめんね」と言った。そう言われて涙がとまらなくなってしまった…。父は昔から、こういう時には母に八つ当たりをする…。余談だけど、昔は気に入らない事があると物が飛んでくる事がよくあった。コーラの入ったコップや灰皿なんて言うのは序の口でポットや、ラーメンが入ったままの丼が宙を舞った事もある。私が子供をなだめきれなかった事で、父も母も嫌な気持ちになってる…。ただでさえ、今年に入ってから妹達の事で大変な時期が続いてる…。私が自分の家の問題を自力で解決するなり、耐える事が出来ていれば…ここに逃げてこなければ、少なくともみんなそんな気持ちにならずに済んだのに。明日は私も宝物も、瞼が腫れぼったい筈。「おかえり」の言葉に何の反応も示さない父の背中に「嫌な気分にさせてごめんね…。」そう言うのが精一杯だった…。

  2004.12.03

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• 一時的なもの。感情の嵐。

  生きるのは辛い。自分で決めた事なのに、私は既に苦しくてもがいてる。「その選択で幸せか？」と、今日友人に問われた。「幸せじゃない。」そう答えて、私は意識下で自分の首を絞めてる。不幸だなんて絶対に思いたくない。でも、自分が気持ち良く生きる為には抱えるものが増え過ぎてる…。決めたのは自分。それなのに「あきらむ」が出来ない私は詰めが甘くて中途半端。このままの私じゃ、守りたいものも守れずに潰れちゃうかもしれない。宝物や彼の為にしてあげようと思う事が、自分にはしてあげられない。どうしてこんなに苦しいの…。昨日「せいせいした」と思ったのは、選択しなければならない状態から開放されたから…？私は弱い。情けないし悔しいけど…弱い。でも、それでも、努力はしていこうと思ってる。自分を認めてあげられる様に…自分を好きになれる様に…。

  2004.12.02

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• １１日に家に戻ります…

  「…家に帰るよ」…そう告げたら５歳の宝物は「本当？！ママ、ありがとう！」と目を輝かせてた。彼との電話中…彼に伝えるのと同じタイミングで私は自宅に戻るという事を宝物にも伝えました。宝物は…嬉しかったんだろうな…。彼も同じ様に、ホッとしたんだろうな…。私はこの、家を出てからの２ヶ月半を無駄な時間だったとは思ってない。あの時点で家を出る判断をした事は、間違いではなかったと思ってる。失ったものもあったけど、得るものも確かにあった。今ある彼の症状の回復傾向も、私達が家を出なかったらこうはなっていなかったと思う。全ては繋がってる…そう信じたい。決めてしまった事で、少しだけせいせいした。でも。家を出た時の覚悟は忘れないしこの決断は、まだ途中経過に過ぎない。

  2004.12.01

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• 決断

  私が戻れば、側面的にでも宝物は安心する…。実家の家族も彼の両親もとりあえずは安心するだろう…。今は信用出来ないし、彼を好きじゃない…。彼は本当に離婚届けを私に預けて生活していけるほどの、精神的な強さを持つ為の努力をしていける…？戻るなら、私も戻ると決めた覚悟の上で生活する訳だから、その離婚届けを盾にする様に、彼に接するつもりなんてない…。けど、彼の性格からすると正直辛いと思う。本当にやっていける…？私は人の基本的な性格なんて２ヶ月半位では変わらないと思ってる。彼が自身の事をいくら「変わりました」と言った所で彼がが変わったかどうかと言うのは、回りの人…この場合で言えば、宝物達や私が、生活していく中で時間をかけて判断する事…。宝物達を悲しませる様な事は、もうたくさん…。私の「離婚したい」気持ちを押し通せば宝物達には新しい悲しみが生まれてしまう…。 +++ +++ +++迷って、迷って、深夜、私は戻る事に決めました。子供達の為に。署名押印済みの離婚届けと約定書はきちんと用意して貰います。なければ戻らない。戻る事を決めた最大の理由は子供を片親にしない為。それから…経済力。「頑張ってやるよ」と突っ張って言った所で、私一人の稼ぎなんてたかがしれてる…。結局子供の為…。この先何があっても、今の選択を子供のせいにする気はない。そんなのは当たり前。でもこうやって書き記しておく。その、当たり前の事を忘れないように。結局、自分で呼び込んだモノは、自分で落着させるしかない。「次はない」…明日彼に伝えるつもりです。

  2004.11.30

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• 青

  父と妹（三女ちゃん）と甥っ子Ｔ、それから私と宝物の６人でまた群馬県にある『こどもの国』という公園へ行ってきました。でも、私の頭の中は昨日の事と自分の決断についてで頭が一杯…気付けば一人になりたがっている気持ちを何とか追いやって宝物達と体を動かしてきました。『宝物と一緒に公園で遊ぶのはとても楽しい』それは本当。なのに何だか楽しい思い出を無理矢理作ろうとしているみたいな違和感…。５歳の宝物とロープを張り巡らせた遊具に上って空を仰いだら広がっていたのは綺麗な青。帰宅後、程なく３歳の宝物は昼寝…。抱きしめながら、５歳の宝物と話をしました。宝物達が「昨日はとても楽しかった」と感じていて「横浜のお家に帰りたい」と思った事…みんな分かっているけど私自身はやっぱり帰りたくないと思っている事…。そして。３歳の宝物は小さすぎて無理かもしれないけど 私が戻らなくても彼と暮らしたい気持ちがあるならそういう選択も可能だという事…彼の希望で、離婚になるなら、彼か私のどちらか…一緒に暮らさない方の親には会えなくなる可能性があるという事…。普通なら５歳の子供に話す事ではないのかもしれない…。でも、宝物の気持ちを聞かないまま、私の気持ちを告げないまま、私が全てを決めてしまう気にはなれなかった。それは言い訳で、単に弱いのかな…。宝物は「仕方がないよ…。パパもママも好きだけど どっちかとしか居られないなら僕はママと居る」…滲んだ宝物は涙目だった。午後３時から来始めた、彼からのメールは９件…。きちんとした返事をする自信がなくて、私は全てのメールを無視し続けた。先延ばしにしたらどんどん返事がしにくくなるのは分かっているのにな…。彼を憎んでしまえたらどんなに楽だろう。大っ嫌いになれたらどんなにいいだろう。中途半端で優柔不断な私は、彼を見限って先に進む勇気さえ持たない。…こんな事じゃ、この先私に宝物は守り切れない。２人の宝物を彼に…とも考えてはみた。普通に働く事の出来る今の彼なら私１人で２人の宝物を養うより物質的には不自由な思いはさせないだろうから。昨日会った時、彼は２人の宝物におもちゃを買ってプレゼントした。久々に会った宝物に彼が出来る事…気持ちは分かる…でも。クリスマスでも誕生日でもないのに、５歳児３歳児に合わせて２万円…。それは今の私にはしてやれない事。でも人間的に信用出来ない彼に宝物を預けられる？彼に育てていけると思う？それはやっぱり『否』信頼してお願い出来る人だとは思えない。更に、会わせても貰えないだろう…。だからやっぱりやるしかないの。彼に貰ったプレゼントを抱いて宝物は寝息を立てています…。※いつも以上に「でも」と「だから」の応酬の日記になってしまいました。 読みにくくてごめんなさい。

  2004.11.28

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• 裏表

  今日の宝物の笑顔が頭から離れない。ポップコーンを頬張りながら「パパも食べようよ」と笑う５歳君…終始「パパ抱っこ」を奪い合う２人の宝物…嬉しくて、はしゃいで、駅のホームである事も忘れて、彼を押し倒して笑う２人の宝物…あんなに嫌がっていたのに帰りの電車で「パパの家に帰りたい」と言い始めた３歳ちゃん…それほど今日の彼は穏やかで宝物の中の恐怖心をあらかた拭い去ってしまった。戻った方がいいのかな…。子供から父親を取り上げる理由が、私の感情以外、今は見つからない。「自分（５歳君）を殺して…」とまで言った彼を、５歳君は許して受け入れようとしている…？私だけが…彼の弱さを受け入れられずにいる…？私は既に彼を信用していない。人格は簡単に変わらないとも思っているし、先日の主治医の意見も「彼の」治療目的の言葉だという事も分かってる。それでも迷う。あんな光景を見ていたら、迷うというより悲しくなる…。戻って、もしも同じような事が起きても、もう実家には戻れないだろう。でも戻らなかったら、今日の彼を見て安心している子供達はどう思うんだろう…。私が決めちゃっていいの？…子供達に決められる訳はないんだけど。私は子供達から父親を奪ってしまうかもしれない。もしかしたら私が宝物を失うのかもしれない。「パパのお家に帰りたい」と言って眠った宝物に私がしてやれる事って何なんだろう…。彼と関わる事…私にとって自分自身の存在を否定し続ける事…そんな選択をしたら、彼を許せない私は、ずっと苦しむだろう…。そんな我慢、多分私には無理。

  2004.11.27

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• 予測不能

  午前中、約束の時間にかかってきた彼からの電話…。会うか、それとも会わないかとさんざん考えて、私は彼と会う事に決めました。宝物達も連れて行くつもりですが、３歳の宝物は直前まで分からない。幸い母の仕事が休みなので、もし出がけに嫌がるようならお留守番にするつもり。そう、彼にも伝えました。私自身、まだ恐怖感や不安があるので、自宅で会う事は断りました。宝物の提案した「デパートの屋上」です。どうなるか…宝物も私も、反応の予想つきません。 +++ +++ +++これまで「言いくるめてでも宝物達を連れて来て欲しい」と言っていた彼ですが不安なのか、夜になってこんなメールのやり取りがありました。彼『５歳君は行きたいと言っているのですか？』私『以前から伝えている様に５歳君には「会いたい」けれど「怖い」「不安」な気持ちがあるので 「行きたい」という言い方はしません。「私と３歳ちゃんと一緒なら会う」という言い方です。』彼『２人（宝物）とは会わない方がいいかもしれないと思っているので。』私『私だけの方が良いという事ですか？』彼『会いたくない人をどうやって連れて来るの？５歳君が俺に会いたくないなら連れて来る必要はないと思う。』私『さっきも伝えた様に、５歳君には会いたい気持ちもあって 私や３歳ちゃんと一緒なら会うと言っています。』彼『このまま離婚した場合、会ってしまうと、俺が普通の人だとわかって２人が後から苦しむ。 元に戻るなら会っておいた方がいい。』私『あなたは弱すぎると思う。５歳君の方が余程現実的です。 離婚するにしても「パパは自分のパパだ」という事を良く分かっています。 あなたが「結論を出す前にまず会ってから」という事だったから 私は２人に話をしてきたのではなかったのですか？』彼『５歳君は離婚の事を知っているの？』私『「離婚」の言葉の意味ではなく「一緒に暮らせないかも」という気持ちは以前から漠然と持っています。 「会ってみよう」と話をする過程で「怖いから帰りたくない」と５歳君に言われた時 「それじゃあずっと一緒には暮らせないよ？」と話した事もありますし。』彼『明日、俺はどういう立場だと５歳君に思われているの？もうずっと会え無くなる人？ ２人にどんな説明をしてあるのか知らないと、ちぐはぐな会合になってしまう。』私『説明も何も言われた通りにしただけです。 「離婚するなら一生子供に会わない」という言葉を 伝えてでも会うように説得してくれと言われた時、それをそのまま伝えましたが それが５歳君の中でどんな位置付けになっているのかは分かりません。』彼『明日は何で会いに行くと伝えてあるの？３歳ちゃんが来なければママだけが来るの？』私『「あなたに会いに行く」と。断言できないけど３歳ちゃんが行かなくても５歳君は行くと思う。』彼『良く分かった。』 +++ +++ +++３時を回りました。全然眠くありません…。夜があけたら、彼に会ってきます…。

  2004.11.26

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• 宝物

  土日のいずれかに彼に会うかもしれない、宝物の今の気持ちです。３歳「電話もやだ。家でなくても会うのは怖いからいやだ。」（←既に半ベソ）私「ママと５歳くんがパパに会ってくるって言っても嫌なの？」３歳「やだ。」私「３歳ちゃん…ここ（私の実家）楽しい？」３歳「うん、楽しい」私「じゃあお家は？」３歳「やだ…帰りたくない」そして５歳くん…５歳「本当は会いたいんだけど、怖いから会いたくない。 あの家で会うのは昼間でもやだし、泊まりは絶対やだ。 でも〇〇（デパート）の屋上で会って、家（実家）に戻ってくるなら会ってもいい」５歳くんには少し酷な質問もしてみました…。私「もしも離婚が決まって、ママと一緒にいるなら 今までの様にはおもちゃ買ったり出来なくなるよ？」５歳「…我慢する。ＤＳ（任〇堂）買えなくってもいい。僕はママといる。 …でも、２度と（パパに）会えなくなるのはやだ。だって『パパ』だから…。」そりゃそうだ…。彼の「離婚したら子供達には一生会わない」の言葉…私も宝物も一番気になっている点…。土日にどんな形で会うか、金曜日の午前中までに結論をだして返事をしなければなりません…。

  2004.11.24

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• 何をしていても…

  妹（三女ちゃん）と甥っ子Ｔと一緒に、宝物達と荒川の土手際にある公園へ。暑い位…太陽が眩しい…祝日の公園はお父さん、お母さんと一緒の子供達が沢山いた。１年後…２年後…上手く浮かばないこの先のビジョン…私はどうしていたい？…笑っていたい。

  2004.11.23

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• 電話の印象

  昨日彼からの電話に出た宝物達…。そして今日は彼からこんなメールが。「パパと会う件ですが、電話で話してみて 〇〇（５歳くん）はある程度の理解を得られそうですが 〇〇（３歳ちゃん）は全く駄目という印象を受けました。 ママに努力してもらうしかありません。宜しくお願いします。」「昨日話をしてみましたが、子供たちに変化はありませんか？」「明日も電話をしていいですか。３人がいる雰囲気を音で感じると心が明るくなるので。」「１人暮らしの辛さ。 ２か月を超える家族との別居はダメージが大きく、せめて声だけでも聞きたくなる。 １人でいることはとてもつらく苦しい。 その限界は確実に近付いている。」反論の言葉は沢山あった。全て、「今更…」と思う。それでも突き放す事がなかなか出来ない…。

  2004.11.22

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