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カテゴリ:療育、できないことを少しずつできるように
この種の発達障害を抱えた子に多いらしいのだが、りおも文章題が苦手だ。
今、特訓の最中です。 何か参考にならないか調べてみると、計算より文章題が苦手というのは健常児でもよくあることらしくて色々見つかる。健常児の苦手さ加減と息子の苦手と問題が同じところにあるかどうかの判断は難しいところなのだけれど、とりあえず試している。方法としては大きく分けると2つあるようだ。 一つはイメージできるようにするというもの。 文章題の意図するところを図に描かせたりして概念形成を促す。生活体験と結び付けたりの指導がよいとある。概念形成というのが苦手なのね。うちの子は。 もう一つは問題のパターンを覚えてしまえ、というもの。 文章題のパターンとその解答方法を覚えてしまえばかなり解けるという。 こちらは算数の論理的思考の訓練的側面を考えれば裏技っぽい。実際こちらを勧める人は算数が苦手な人が多いようで、私は算数が苦手でしたという社会科の先生が文章題のパターンを公開しているサイトなんていうのも見つけた。 パターンを覚えてしまえというのにはもう一つ印象的な記憶がある。 上の娘がこちらは国語の読解が苦手だったのだけれど、中2の時の担任の先生と面談したときのことだ。 「読解力を上げるにはやはり、読書量が足りないのでしょうか」 と私が言うと、数学担当のその先生は 「国語の先生はそうおっしゃるんですけれど、私は問題集を多くやった方が分かるようになると思うんですよね。私も国語が苦手だったので、そうやって克服しました。」 とおっしゃったのだ。 そうか、問題集でコツをつかむのかぁ りおが3,4年生の頃から文章題でつまずいているのは分かっていて、その頃随分丁寧に説明したのだけれどきちんと理解させることはできなかった。今回見つけた資料の中で説明はかえって子供を混乱させる。とにかく、解法どおりになぞらせなさい、というものもあった。その繰り返しの中で理解するのだと。確かにりおの様子を見ているとそういうところもある。説明すれば分かるというのはもともと算数が得意な子でないと無理なのかな、とその頃ぼんやり思っていたものだ。 ただ、やはりそれは裏技じゃないかな。 りおのような発達障害の子供にはいいのかもしれないが、健常児が義務教育の過程で必要になるというのはおかしい気がするぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/08/02 01:22:17 AM
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