5年生くらいの面積の問題は図形の組み合わせが出てくる。長方形が二つ、三つ組み合わさったのや、正方形の中に4分の1円があって、残りの面積を求めよというような問題だ。
こういう問題を解くことはできたが、理解はしていなかった。変な書き方だけれど、要は何回かやってパターンを覚えることはでき、それなりの正解率なんだけれど本質的な理解に達しない。
例えば正方形の中に4分の1円があって、残りの面積を出す場合、
1. 正方形の面積を出し、
2. 正方形辺と同じ長さを半径として円の面積を出し、
4で割って4分の1円をだす。
3. その後、正方形から4分の1円を引けばいいのだけれど
正方形から円を引くというのが何度言っても分からない。
(正方形の図) - (4分の1円の図) = (残りの形状の図)
というようなのをこちらも一生懸命書いたりしたのだけれど、だめだった。
ある時、折り紙を持ち出して図を書き、切り離して
「取るでしょ、面積が小さくなるよね。だから、引くのよ」と
これが手ごたえがあった。
一度で理解したわけではなかったけれど、これを何回か繰り返して解き方を覚えるのではなくて理解していくことができたのだ。
図ではだめだったんだね。
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