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2006/07/11
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誕生からある時期まで、定型発達の条件を満たしていた子供があるときから、後退してしまう折線現象というものがあるということは以前から知っていたが、この現象は自閉症の中でも特異なパターンであり、かつ原因も不明なものということで、私の頭に自分に係わることとしてひっかかることはほとんどなかった。

先日紹介した本の中で著者はこの現象を調べなおしたところ、専門家が認識している顕著な症例以外にそういう傾向があるというものを含めれば自閉症の約半分にあてはまることに気づき、これについて記述している。

言葉も話し、母親の呼びかけに反応して手を振っていた子供がその後何故自閉症症状を現すのか。

他者との係りを築く能力の弱い子供でも、ある程度の力があれば母親との濃厚な関係の中では関係を築くことができ、その範囲での発達は正常である。それが、母親に密着する時期を過ぎ、他者との関係を構築する時期になったとき(著者はこれを立ち歩きする時期と重ねている)、これに失敗し、母親との関係も壊れてしまい、発達が停滞してしまうのではないかと書いているのだが、、、

ということは、先天的に自閉傾向にある子供はこの時期の危機をうまく乗りきることにより、子供の自閉症症状はかなり軽くなる、あるいは正常範囲と思える範囲に留まれる、そういうこともあるのだろうか。

ゲームやテレビのやりすぎによって発達障害に陥るということが日本小児科学会によって警告されている。ゲームをやりすぎれば問題が起こるのは当然のことで、同じくらいゲームをやって、順調に育っている子供、兄弟を見ている親としてはそれを発達障害と結び付けられるものか、と疑問う。しかし、例えばこういうことはあるだろうか。

アレルギー体質に生まれた子供は他の子供と同じ食べ物を与えるわけにはいかない。先天的に他者とのかかわり能力が弱い子はアレルゲンを取り除くように、一人遊びの時間を避け、ひたすらかまい続けてやって、ようやく他者とのコミュニケーションを学んでいく。普通の子供には適度な息抜きのゲーム時間というものであっても、それ以前のミニカーを使った一人遊びでも、絵本を見る時間であっても自閉傾向の子供にとっては適切ではない、ひたすらひたすら、何かを話しかけ、一緒に遊び、他者との関係を丁寧に育ることが一番の療育、、そういうことがあるのだろうか。

こんな疑いを持たせない、0才の時から顕著な自閉の子もいる、でも、ボーダーの子もまた、いる。

りおは一人遊びが好きだった。一人で絵本を見たり、プラレールを並べたり、その様子はとても楽しそうだったから、その時期に自閉傾向にあることを気が付かなかった自分のうかつさは悔いても、そのこと自体がいけなかったという思いは微塵も持っていなかった。

今更、それに私のような素人がいくら考えても仕方がない。
でも、こうした仮説の積み重ねがいつか有効な療育メソッドを生んでくれることを願う。








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Last updated  2006/07/11 10:38:52 AM
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