発達障害関係の本の中で複数の先生が社会で働くためには小学校4年生レベルの学力が欲しい、述べられておられる。では小学校4年レベルの学力とはどういうことか、改めて課題表を見て考えた。
単位関係は日常生活にとても重要だ。面積はとばしても、長さ、重さ、時間の単位は頻繁に使う。数としては億、兆は漠然と大きな数という理解位でもなんとかなりそうだけれど、万は日常の金額として存在するので、分かっておいて欲しい。少数も1.5リットルとか3.5kmとかいう表示は身近なものだ。
そして、一番、重要なのはこういう個々の課題をできるだけ日常生活に係わってくる文章で応用できるということだ。学校で繰り返し出てくる型にはまった文章題ではなく、これができれば4年生かな、と思う文章題を作ってみた。文章題は国語力の課題でもあるし。
基礎編と発展編に分けてみたけれど、大きなポイントは発展編は式を2つ(1つで書くこともできるが)必要なことで、こうなって、ああなるという2段階の思考が働かないといけないところだ。4年生ならできて当然なのだけれど、こうして文章題を比べてみるとぐんと難しくなっているな、と思う。
りおは基本編はできたが、発展編になるととたんにつまづく。こうなって、ああなるが文章的にもおさえるのがむずかしく、多分頭の中で筋道を立てるのも弱いのだろう。
この文章題を増やしていって、週末毎位にやらせたいけど、なかなか時間がとれないんだなぁ。
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