花の命はけっこう長い

　水と油・・・相性のことじゃありません。両方大事ですね、お肌には。乾燥肌、脂性肌、これは両方とも水分と油分のバランスが悪いために起こること。脂性肌だと、乳液やクリームを使わない！という方もいますが、これはNG。どんなに化粧水を使っても、バリアをしないとどんどん水分が蒸発していってしまいます。

　乾燥肌も同じこと。クリームでべたべたにするだけじゃダメ。ローションパックなどをして適度に水分を補ったあとにきっちりバリア。これ、大事です。

　両方大事だと思ったのは・・・入院中のこと。約２週間入院しましたが、この間のスキンケアは皆無に近かった(￣m￣；)。おなかが張るなあ、と張り止めの薬でも出してもらおうか、と軽い気持ちで病院に行き、そのまま入院となってしまったため、着の身着のまま。夫に「私の基礎化粧品持ってきて」と行ってもわかるはずもなく、また、トイレと食事以外は絶対安静、の状態だったので、売店に買い物に行くこともできない。とりあえず、家から化粧ポーチだけは持ってきてもらったのです。普段、ローズウォーターをスプレーボトルに入れて持ち歩いているので、それだけは使おうかと思って。

　でもねえ、１日中エアコンの効いた病室にいて（しかも、空気がめっちゃ乾燥してる！！！）、ローズウォーターひとつじゃ、とてもとてもスキンケアは無理でした。もう、顔中ぼろぼろ。特に下あごの部分、唇の下あたりなんかは、看護師さんに「どうしたの？かぶれちゃった？」と言われるくらいひどい状態・・・。

　これじゃあ、家に帰れない・・・外歩けない、と思って、退院の数日前は、ティッシュを使ってローションパックしてました。多少はましになりましたが、それでもひどかった。

　それが、帰宅して普段のお手入れをしたら・・・あら、翌日には元通り。あんなぼろぼろだったお肌が、嘘のようにキレイになりました♪よかった・・・

　普段のスキンケアは、対してお金かかってないんですよ。最近はあまり手作りせずにドラッグストアなんかで買ってしまうことも多いですが、昔のようにブランドものの高価な化粧品なんかには手を出さないし、ローションや乳液を丁寧につけるとか、たまにローションパックをするとか、使い方に気を使っているだけで。

　だから、使い方一つなんだなあと思って。自分の肌にあった「水と油」を与えてあげれば、すぐにお肌は元気になる。

　ローションパック、これは脂性肌、乾燥肌ともに使えると思います。ただ、やり過ぎは禁物のようですが。それから乳液などをつけるときも、手のひらで丁寧にあたためて、丁寧に塗る。そして、ハンドプッシュ。これ、大事。お肌にしみこめ、しみこめ～と案じながらゆったりとした気持ちで塗って下さい。きっとお肌は答えてくれます。

　若さだけでは保てなくなってきますよね、だんだん。そこは丁寧なスキンケアで補っていきましょう。自分の肌にあった水と油のバランス。何をどう使うか。高価なものは必要ありません。


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