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素盞嗚(スサノオ)の日本古代史

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May 19, 2006
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テーマ:日本の歴史(1070)
カテゴリ:神話

ここんところ、

仕事にちょっと変化がでました。

東京の事務所にあんまり行く必要がなくなったんで、

実家のオヤジの書斎を個人事務所として使って、

仕事をしています。

 

オヤジの幼馴染で親友だった方から、

昭和21年の写真が届きました。

終戦後まもなくオヤジと二人で

十和田湖で撮った写真だそうです。

 

オヤジ1

右側がオヤジです。

なんか、感慨深いッス。

 

さて、中断していた神武の発進地。

記紀には神武の東征のことが結構詳しく書かれてますが、

その中に「歌」がたくさん載ってるんです。

・・・・・撃ちてし止まむ

このフレーズは戦時中、米英撃滅の意味で

随分歌われていたそうですが、

このフレーズが出でくる3つの歌に、

みつみつし 久米の子等が・・・・

という歌詞が出てきます。

これは神武に付き従って近畿まで来た、

「久米」という部族です。

神武説話の一連の歌謡の中で、

部族名が出てくるのは、1点の除くと

この久米だけなんです。

その1点とは、

島つ鳥 鵜飼が伴 今助けに来ね。

「久米の子」と「鵜飼が伴」、

この2部族が神武と行動を共にした、

いわゆる「親藩」の部族だったと思うんです。

では久米とはどこか?

「和名抄」という平安時代に編纂された百貨辞典によると、

久米という地名は全国にまたがるようだけど、

神武説話の示す大きな文脈の流れからいうと、

「神武の出発地は九州であった」

この一点は疑いがたいですね。

すると久米の地は3つに絞られます。

1.筑前国 志麻郡 久米郷

2.豊前国 久米駅

3.肥後国 球磨郡 久米郷

さて、いずれの地が適当なのか?

・・・・・・

ズバリ、こりゃー1番の「筑前国志麻郡」です!

思い出してほしい。上記の

島つ鳥 鵜飼が伴 今助けに来ね

「島つ鳥」とは、従来「鵜飼が伴」の枕詞とされ、

意義不詳とされていたんですが、

この「島」は一般名詞の「島(island)」じゃなくて、

「地名」ではないか!こう推測したんです。

「シマ」は「島」ではなくて「志麻」・・・・

しかも筑前国志麻郡にあたる、福岡県糸島半島北部は、

海鵜の大量繁殖地なんです!

久米の子と鵜飼の伴が結びつくんです。

神武の東征に付き従った子飼いの2部族の出身地は

糸島半島の可能性が大きい。

これは神武その人も

ここ周辺を勢力範囲としていた可能性が高いことを示唆してますね。

神武歌謡から推測する限りでは、

神武はやはり筑紫(筑前志麻郡付近)から発進したしたのもと考えられます。

古事記では、日向から筑紫に向かったと書いてある。

この「日向」は「ひなた」と読むんです。

そしてその地は糸島半島の付け根に、

今でも「日向峠」「日向川」という名でその痕跡を残しています。

神武歌謡と照らし合わせると、

矛盾なく、その発進の地が糸島半島付近だったと考えられます。

では前回問題にした、

「日向」から「筑紫」に行った、とはどういう意味なのか?

「日向」も筑紫の一部なのに・・・・

 

これは今風に言うとこうなりますな。

「渋谷」から「東京」に向かった、と。

東京近郊に住んでる人には理解しやすいと思いますが、

これは、「渋谷区」から「東京都」に行った、

ということではなくて、

「渋谷」から「東京駅周辺」に行ったっていうことですね。

どういうことかと言うと、

「筑紫」とは国名(大エリア)だけじゃなくて、

字地名(小エリア)もあった、これです。

現に今でも確認されていますから。

神武軍は筑紫の西部である日向から、

室見川を越えて、まずは筑紫東部の小エリア「筑紫」に行ったんです。

ではその「筑紫」には何の目的でいったのか?

なぜ、いきなり近畿(東)にいかなかったのか?

次回、アッと驚く仮説です。

 

おっといけねぇ、

随分長い昼休みになってしまった。

 

明るいうちは古代史のことを書いて、

暗くなると酒をあおる・・・・

そんな生活してみたい・・・・

誰か素盞嗚君のパトロンになって・・・・

SEE YOU NEXT TIME

 

 

 






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Last updated  May 19, 2006 02:55:56 PM
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