テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:ミラノ
近所の通りに、メルカート(青空市)が立っていたので、行ってみる事にしました。思えば、この通りには、毎年この時期の日曜日に、1日だけメルカートが立つんですね。
このメルカートは、小さいし、大して興味深い物も無いので、 どういう趣旨で、やっているのか、ちょっと疑問。 メルカートの片側を見て、折り返して、反対側を見ながら、帰ろうと思った所で、救急隊員の格好をした女性に呼び止められました。女性は、息子に向かって「ぬいぐるみを病院に連れて行ってあげて。」と言います。 夫は、「じゃあ、試しに。」と言って、息子を女性に預けました。私は、物を大切にしましょうとかいう様なキャンペーンでもやっているのかと思ったのですが、そうではありませんでした。 子供達はぬいぐるみの親となって、ぬいぐるみを病院(机が幾つか置いてあって、お医者様に扮した救急隊員の人が座っている。)に連れて行きます。ぬいぐるみは、子供達が小児科で受ける診察と同じ診察をして貰うのです。こうして、子供達に、小児科は、怖くないという事をわからせるというのが目的なのだそう。 さて、息子はというと、ぬいぐるみには、全く興味を示さず、病院の手前にある、お絵かきスペースに座りこんでしまいました。 大好きなペンを見つけてしまったので、 ぬいぐるみの入り込む余地はありません。 何回も「ぬいぐるみ。」と言われても、 我関せずの息子。 すっかり自分の世界に入ってしまった息子に、 おねえさんも、困ってしまった様子。 この催し物は、3歳以上が対象だという事なので、仕方がありませんね。息子は、お土産にぬいぐるみを1つ貰いました。 貰ったぬいぐるみ。 息子は、係りのおねえさんに向かっても、「はまなか攻撃」を仕掛け、ペンを突きつけて「は!」と言うので、おねえさんは、訳が分からず、ビックリでした。夫が説明すると、ますます呆れていましたが・・・。私は、可笑しくって、大笑いでしたけど。 寄付を少しして、貰ったパンフレットを読んでみると、何と、ミラノの救急隊員というのは、ボランティアなのだそう。びっくりして、夫に「知ってた?」と聞くと、「知ってたよ。」と言われて、またビックリ。てっきり公務員さんなのだとばかり思っていました。 ボランティアの人達だけで、ミラノ市全体をカバーしているなんて、すごい事だと思いませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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