鈴木康博/THE SONG I LOVE
1990.5.12(土)渋谷・PARCO劇場1.おやすみマイ・ラブ2.夏の日の午后3.東京っていう街で4.遥かなる願い5.今宵踊ろう6.ロンド7.ギターを爪弾く<僕の贈りもの、さよなら>8.昨日への手紙9.でももう花はいらない10.BOTH SIDES,NOW11.DAYDREAM BELIEVER12.DANNY'S SONNG13.HELLO,MARY LOU14.CANDLES AND WINE15.A SONG FOR YOU16.We My Life,We Your Life17.さよならが始まり18.We My Life,We Your Life<リプライズ>19.アメイジング・グレース20.Good-Bye昭和21.素敵なあなた22.もう一度夢を23.The Song I LoveEC24.Together25.LOVING'S SO HARD26.Nice to be with you就職して首都圏に出てきて何が一番良かったってライブにたくさん行けることでした。徳島にずっといたらyassさんのライブなんか一生観れなかったかも(ちょっとオーバーかな?)。このコンサートは前年1988年から始まったPARCO劇場で5日位連続で公演するシリーズコンサート企画で、このコンサートならではの編成やゲストを迎えたりと趣向をこらした内容を持ったものでした。最初の5曲はバンド編成に工夫をこらしてまして、1曲目はYASSさん一人の弾き語り、2曲目以降ひとつづつ楽器が増えていって5曲目でこの日の出演者が全員そろうというなかなか粋な演出でした。またこの5曲はソロアルバムから1曲づつ選曲されていてしかも僕の好きな曲ばかりなので感激しました。初めての生YASSさん、イメージ通りのあたたかい雰囲気でファンでいて良かったと思いました。つづいてオフコース時代の曲が続きます。初めて生で聴いたYASSさんのオフコースナンバー、本当に良かったです。特に「ロンド」「昨日への手紙」はギターの素晴らしい音色と声、いまでも印象的に覚えています。合間に「さよなら」のワンフレーズなんかをちょっと弾きながら、笑いをとるためでしょう、小田さんのことをちょっと皮肉ったようなトークをまじえながらなごやかに進んでいきました。次は当時の最新アルバム「BETTER THAN NEW」からの曲なんですが、これが3曲を除いて洋楽のカバー集なんです。その3曲も英詩をつけて違和感なく収めてるわけですが、個人的にはYASSさんがやる必要あるのかな?という曲があったりして必ずしも好きなアルバムというわけではないのです。この中ではそういう意味では結局オリジナルの「CANDLES AND WINE」が一番良かったりします。そしてスペシャルゲスト、元トワエモアの白鳥英美子さんの登場です。一緒に歌ったのが未発表のYASSさんの書き下ろし2曲でした。このうち「さよならが始まり」は「We My Life,We Your Life<リプライズ>」を含めてこのステージでのライブ音源がCD化されていますが、「We My Life,We Your Life」自体はいまだに未発表のままです。これいい曲だった記憶があるので是非発表してほしいんですけどね。二人のハーモニーは想像以上に相性ピッタリでグループを組んで活動してもいいと思ったくらいです。終盤はオフコース時代の「素敵なあなた」をまじえつつソロの佳曲が登場し最後は当時未発表の書き下ろし「The Song I Love」で締めました。アンコールにはCMで使われ少しだけ話題になった「Together」の登場です。最後の最後はまたしても未発表の書き下ろし「Nice to be with you」でやさしく余韻を残して終わりました。こういってしまうと身もふたも無いですがYASSさんのコンサート、最初に観たこの日のコンサートが一番良かったかなぁ・・・これ以降観たのが良くないという意味では決してないのですが、一番最初っていうのは出てくる曲でてくる曲すべてが新鮮で感動するわけです。2回目以降はどうしてもこの曲は前に聴いたし、っていうのが出てきますから。もちろん何度聴いてもいい、という曲もあるわけですが。特にこの日はメニュー的にソロあり、オフコースあり、ゲストあり、新曲ありと盛りだくさんだったのでなおさらそう思うのかもしれません。この日のステージ、映像がのこっていたらDVDを出して欲しいなぁ。