建設業の許可で専門学校卒は
建設業許可の申請のため都庁に行きました。建設業の許可の要件の1つに、技術者の要件があります。1)許可を受けようとする業種について10年以上実務経験がある。2)施工管理技士や建築士などの国家資格を持っている。3)建築学部の大学等を卒業後3年又は5年以上の実務経験がある。この3つのどれかに該当する人が1人以上常勤している必要があります。今回のお客さんは、親子で仕事をしており、お父様が1)、息子さんが3)に該当するので2業種申請する予定で都庁に行きました。が、3)の学校とは、高校、大学、高専など学校教育法第1条に定められた学校の事を指し、専門学校は該当しないのだそうです。ところが息子さんは高校は普通科を卒業し、建築の専門学校を卒業されているので、技術者の要件を備えるためには1)実務経験10年以上か2)国家資格を取得する必要があるのです。私もお客さんも専門学校でも大丈夫なのかと思っていたのでかなりショックをうけてしまいました。お客さんに説明して、今回は1業種のみ申請することにしました。