アラン・ドロン / ダーバン
日本語が客観的にどのように聞こえるか、そんなことを考えたことはありませんか?私は日本語を理解しない外国人にとって日本語の響きってどんな感じなのか、自分の耳で聞いてみたいなってずっと思ってました。その機会が一度だけ訪れたことがあります。それはタイの空港で乗り換えの待合室にいたときのこと。私はこれからパリへ行くというところで、待合室にはタイ旅行を終えたフランス人団体がたくさんいました。あまりに盛り上がってるその人たちに気を取られていて、近くに日本語を話してる人がいることに全く気づかず、その日本人が話している日本語が日本語とわからないまま自然と耳に入ってきてました。それが日本語だったとわかったのは数分後。その間、流れるように聞こえていたその日本語の響きはわりと心地よかったように思います。先日、「のだめカンタービレ」のヨーロッパ編を見てたときのこと。ドラマ中で日本人達が話すフランス語は全く理解不能でしたが(笑)、唯一フランス人役のウエンツ君のフランス語はイントネーションの雰囲気は出てたなと思いました。ところがうちの彼は、あれが客観的に聞こえるフランス語のイントネーションならちょっとショックだと言うのです。あれじゃあ、フランス語はスノッブだと言われるよな~と。私にはほんと、あれは典型的なフランス語のイントネーションなんですけどね。で、タイトルのアラン・ドロン。おそらく人生で初めて聞いたフランス語は、アラン・ドロン出演のダーバンのCMの中だったと思います。CMの締めで、アラン・ドロンが「ダーバン、なんちゃらなんちゃら」とフランス語で言うのですが、私はいまでもそのフレーズのイントネーションだけが頭の中にこびりついてます。今回、「のだめ」の話で、そのフレーズのイントネーションをまた思い出しまして、早速探してみました。便利な世の中になったもんですねぇ、ほんと。そんな昔懐かしいCMも簡単にもう一度見ることができるんですから。ご覧になりたい方は是非どうぞ↓もう~、たまらなく懐かしいです。http://fr.youtube.com/watch?v=NM4oGDkBBZoで、これまでの長い人生で初めてアラン・ドロンが何を言ってるのかが判明しました。D'URBAN, C'EST L'ELEGANCE DE L'HOMME MODERNE.いつかこんなフレーズが理解できる日が来ようとは、あの時は思いもしなかったな・・・。ちなみに小さいときにずっとわからなかったCMのフレーズにKANEBO, FOR BEAUTIFUL HUMAN LIFEってのもありましたっけ(懐)。 開店休業中。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→