持ち込み禁止というわけじゃないけれど・・・
バーゲンシーズンになって人の出入りが多いせいか、いつもより店先でピーッという音が聞こえることが多くなりました。ピーッというのは、万引き防止用のセンサーの作動音のことです。日本でもこの機械あるんでしょうけど、ピーッと鳴ってるのは私は聞いたことがありませんし、見た憶えもないような。日本は進んでるから、フランスみたいにいかにもって感じのセンサーじゃなく、小型の、外から見えない、しかも誤動作もしない機械なのかもしれませんね。フランスは大抵のお店に目立つ形でセンサーがあります。一番わかりやすいのは、CDやDVD、本、オーディオなどが揃う大型店F○ACかな。あそこは出入口にいくつも門のようなものがいくつもついていて、その間を通らないと店内と外を行き来できません。それがセンサーです。上で日本では誤動作もないのかな・・・と書きましたが、それはこちらでは関係ないのにピーピーとうるさいことがあるからです。私も何度か鳴られました。どうやらCDやら本やら、その店で買ったものじゃなくても、バーコードが付いてるものを持ってると間違ってピーッと鳴ることがあるようです。ですからバーゲンなんかで何軒もはしごしてる人は(つまり他の店で買ったバーコード付き値札がついているものを持っている人)どこかでピーッと引っかかることがあるのです。普通これは店の外に出るときに鳴るもので、店に入るときは鳴らないはずなのですが、私はある店で入るときにすでに鳴られました。鳴られるとすぐにガードマンの人がやってくるわけですが、このときは何が原因なのかよくわからず。結局買い物はせずに出たわけですが、出るときも鳴るだろうな~と思ったらやっぱりピーッ。感じ悪いんですよねぇ、これ。で、後日またその店に行ったときは入るときは鳴らなかったのに、出るときにまた・・・。「もうこんな店、二度と来ない!」と思ったのですが、2回目のときに家に帰ってよくよくカバンの中を見たら、友達に借りてた本が入ってました。おそらくこれが原因でしょう。スーパーのセンサーはレジのところについています。レジを通さずにそのセンサーを通ろうとするとピーッと鳴るのです。先日、私の前にレジにいた若い女の子が支払いをしようとしたところでピーッと鳴りました。やはりすぐにガードマンの人が駆けつけてきて、「かばんの中を見せてください」。・・・運が悪いことに、女の子のカバンの中には新品の日焼け止めが入っていました。それをセンサーに当てるとやはりピーッと鳴ります。女の子曰く、「他の店で買ったばかり」とのこと。ただ当日じゃないようで、レシートも持ってませんでした。うーん、実際のところ、本当に他の店で買ったものなのか、そのスーパーの商品で未払いのものがそのかばんに入っていたのか、そこのところはよくわかりません。ただ、ガードマンの人もこういうことには慣れているので、ピーッと鳴ったときは一応かばんの中をと言って調べますが、そうしながらもそこで犯罪のにおいがあるかどうかは経験上、たぶんわかってると思うんです。ですから、これまで私が引っかかったときも、いつも最初からガードマンの態度は「一応調べさせてくださいね~」という軽い感じでした。ところがこのときはちょっと雰囲気が険悪。女の子はちょっと脇へ呼ばれて調べられてて、私がレジで清算を済ませて店を出るときもまだそれが続いていました。服屋でピーッと鳴って原因がCDだったというなら明白なんですが、同じものが売ってる店で引っかかるというのはちょっとまずいですね・・・。それで私もスーパーのはしごをしなければいけないときは、他の店で買ったものを次の店のレジのところに預ける、または預けるほど大きな荷物じゃないときはレシートはしっかり持つようにしています。あと、飲みかけのコーラを持ちながらスーパーに入店。これもまずいです。別の日に別のスーパーで私の前にいた人が、しかもわざわざレジの人にこれ捨ててくださいと言って、今飲み終えたばかりのコーラの缶を渡そうとしました。そう言わなきゃそのまま見過ごされてたはずなんですが、わざわざコーラの存在を示してしまったためにレジの人に「うちの店で買ったものじゃないですか?」と疑われるはめに。まあコーラを飲みながらスーパーに入るという常識は私にはないのでありえないけれど、前出の女の子の日焼け止め事件のようなのは、それが本当に先日他店で買ったばかりのものとすると、ちょっと他人事じゃないですよね。これは怖い話だなと思いました。 開店休業中。皆さん、いつもクリックいただいてありがとうございます。今日もよろしくお願いします!→