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カテゴリ:株の話
アセット・マネジャーズ(以下AM)の決算が先日でましたね。
今日は休みだったので、じーっくり見てましたが、 私的には、 「あらら・・・。」 って感じでちょっとガッカリです。 もう少し良い数字かなと思ったんですけどね・・・。 確かに利益は大幅な増収増益で、素晴らしい決算だと思います。 でも、問題は利益という分子と投下資本という分母の「率」の数字です。 決算説明資料から、 □分母 短期借入金 :16,610 1年以内借入れ予定の長期借入金 :3,424 新株予約券付社債 :5,010 長期借入金 :9,164 ノンリコースローン :2,100 少数株主持分 :3,658 資本合計 :40,672 ------------------------------- 計:80,638 □分子 営業利益 :9,261 税金(42%で計算) :-3,889 -------------------------------- 計:5,372 5,372÷80,638=6.66% (ちなみに同じ計算式を前期に当てはめると、2,476÷26,459=9.35%) 2003年から毎年少しずつ下落して、 今回は遂に8%を切ってしまいました。 (あくまでも"目安"であるという事は理解しています) まぁ、AMの場合は投下資本が毎期3倍ぐらい増えていますからね。 BSが毎年これだけ大きくなれば、事業利回りの数値がだんだんと小さくなるのは当然です。 ある程度はしょうがないです。 で、普通の企業の場合は、その事業利回りが下がってきた分を調達コストを下げる事で対応、 例えば、借金を増やして全体の調達コストを下げるという資本政策を考えるかと思います。 (パシフィックマネジメントみたいに) でも、AMのようなビジネスモデル (投資対象が比較的不安定でexitまでの期間が長期に渡る)の企業は、 期限性のある借金を活用して資本コストを下げるというのは厳しいのではないかと思います。 自己資本比率50%以上という"制限プレイ"も、 それ以上借金するとデフォルトリスクが高まるだろうということを考えれば これはこれで賢明な資本政策だと思います。 先に大きな資金調達があって、そのだいぶ後に利益が生まれるというビジネスサイクルなので どうしても1年間のBS、PLから計算した数値ではこんな率になってしまうのでしょうけど、 なんか実態を把握しづらいな・・・。 今回は特にMSCBの連発で資本コストが高くなっているのだから、 相応の事業利回りを達成している事を決算でちゃんと証明して欲しかった、 というのが本音なのですが、短期でそこまで求めるのは欲張りなのでしょうかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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